朝から冷たい雨。
今日は1日降ったり止んだりが続くらしい。
気温は11月並みということで、それほど寒くはないようだが、体感はそれよりも低い。
結構降っていたので長い傘を持って出てきた。
最近、急速な勢いでバカになっている。
原因のひとつに本を読んでいないからというのがある。
とにかく本を読んでいる時間がない。
時間は作るものとはわかっているが、朝起きて、慌ただしく電車に乗り、それからの大半はブログか仕事の整理。
職場ではもちろん仕事だけだし、昼休みにはネットニュースを見ながら弁当を食べたり、ブロ友さんのところへ行ったりで、あっという間に終わる。
仕事帰りは、へとへとでぐったりしているので、仕事関連の論文を斜め読みしたりうとうとしながら帰る。
8時過ぎに帰ったらあとは風呂と食事。
ちょっとテレビを見たらあっという間に11時で、もう寝支度だ。
そんなわけで、本を読んでいない。
閑職にあって今ほど忙しくはなかったのは確かだが、それにしてもだ。
この間の村上春樹の新刊がボトルネックになっているということもある。
あの本を読了しないと次に進めないような気がしているのだが、なんとも読めない、昨夜も冒頭の4ページあたりまで読んだところで寝落ちしてしまった。
また、最初から読み直さなければならない。
村上春樹、いつもなら買って一週間もしないうちに読み切ってしまうのだが、今回はダメで、まだ、冒頭の1、2ページで止まっているのはつまらないからか、私の感性が鈍ってしまったのか。
それはさておき、これまでにも書いてきたことだが、ブログを書くにしても知性を蓄えておかなくてはならない。
人間一人の経験など高が知れているから、他人の経験を追体験するのが本読みだが、それができていない。
あとは、小説の類いが急激につまらなくなってしまったのは現代社会の激変のせいがあるのかもしれない。
古典を読んでも、そこにある”普遍的”な善悪が現代では崩壊しているということ、また、近現代の作品を読むと技術的な進歩が作品中の事物を陳腐化されているということがある。
短小軽薄なハウツー本とかエッセイ集が本屋の店先に平積みされているが、多くはお金と生き方について、あとはブログのような文章をまとめただけで、立ち読みをしてもわざわざ買う気にはならないし、そんなのよりもよほど気の利いた文章を書いているブロ友さんはいくらでもいる。
困ったものだと思いつつ、毎日が流れていく。
ブログに書きたいことはいまのところ出てくるものの発想の偏りが怖い。
知性の劣化を食い止めるには、時間との折り合いをつける必要もありそうだ。
いっそのこと本だけ持って無人島に1ヶ月ぐらい行ったらいいかもしれない。
村上春樹と歎異抄
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2023/12/12 76.2Kg