きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

女性の年金低すぎる④ 食費にも足りない

2023-07-14 07:11:39 | 予算・税金・消費税・社会保障など
女性の年金低すぎる④ 食費にも足りない
全日本年金者組合京都府本部は、「女性の暮らし実態アンケート」を独自に実施し、女性の年金生活者の実態に迫りました。全日本年金者組合の大会でも注目を集めました。アンケートは22年9~11月にかけて行い、1550人から回答を得ました。「食費の他に各種保険料や税金が負担になっている」「服も化粧品も本も買わずに暮らしている」などの実態が見えてきました。

10万円以下増加
アンケートによれば、月10万円以下で暮らす人は全体の46%に上りました。2018年の調査では36%で、5年間で10ポイントの増加です。
暮らしの実感を聞くと、「大変苦しい」8%、「苦しい」21%、「何とか普通」69%ですが、「何とか普通」と答えた人でも「外食も旅行も映画鑑賞もできない暮らしが普通の暮らしなのか」といった声が多数寄せられました。
自由記述欄にも602件の回答が集まりました。「月5万で食費だけでも足りない。本当に苦しい」「国民年金のみで家賃も負担している場合、どうやりくりしても到底やっていけない」「25年間厚生年金を払ってきたのに生活できない」「貯金の残高とにらめっこ。社会保障の後退と各保険料の値上げで、詐欺にあっている気分」「高齢者はいらないと言われているようでつらい」など、痛切な声があふれています。






かつてない不安
粟倉恵子女性部長は今回のアンケートを通じて、多くの人がかつてない閉塞(へいそく)感や締め付けられるような不安を感じていることが見えてきたと強調。「世代間や正規と非正規の区別などさまざまな形で分断が持ち込まれ、給料や年金が低いことも自己責任だと思わされがちだが、まともな暮らしを保障することは本来政治の責任。他団体とも協力し、まっとうな政治の実現に引き続き頑張りたい」と語りました。
アンケート結果は、年金者組合京都府本部のホームページからダウンロードできます。
(つづく)

「しんぶん赤旗」日刊紙 2023年7月13日付掲載


アンケートによれば、月10万円以下で暮らす人は全体の46%に上りました。2018年の調査では36%で、5年間で10ポイントの増加。
「月5万で食費だけでも足りない。本当に苦しい」「貯金の残高とにらめっこ。社会保障の後退と各保険料の値上げで、詐欺にあっている気分」
粟倉恵子女性部長は「まともな暮らしを保障することは本来政治の責任。他団体とも協力し、まっとうな政治の実現に引き続き頑張りたい」と。

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