性別なくても大丈夫♪③ パートナーはゲイ 新井祥
現在のパートナーはゲイのBL漫画家、うさきこう。彼は長年住み込みアシスタントとして活躍してくれて、数年前に晴れて漫画家デビューした。その後は「漫画家と助手」ではなく「W漫画家」として、家の作業場を半分に分けて、それぞれ執筆活動を続けている。
恋人を作らないのかとか、実はそれぞれいい人がいるんじゃないかと詮索されることも煩わしく、「パートナー宣言しよう」と決めたのは3~4年前のこと。お互いに一緒にいると居心地が良く「このまま人生を共にしてもいいかな」と思うようになったので、パートナーとして生きていこうと誓った。
彼は、女性にはまるで興味がなく、恋愛対象は男性のみ。女性になりたい願望もなく、テレビで見かける女性の言葉をしゃべるタレントとも違う、いわゆる「男言葉のゲイ」。
だから最初のうちは僕が「中性」であることを知り悩んだ時期はあったらしいが、「見た目や感覚が男ならそれでOK」ということで腹を決めたようである。
同居生活に慣れると、2人の間のギャップは戸籍なんかではなく、年齢のギャップや育ってきた環境の違いの方がはるかに大きいことに気付かされた。
小さい頃に見たお笑い番組がドリフなのかナインティナインなのか、風邪を引いた時に親につけさせられたのが昭和のガーゼマスクなのか不織布の立体マスクだったか、歌姫といえば聖子ちゃんだったか浜崎あゆみだったかなどの、ちょっとした世代ギャップ。
そういったズレをお互いの中に見つけるたびに、それはそれで新鮮で楽しく、性別の違いなんて二の次に感じてしまうのである。
(エッセー漫画家)
「しんぶん赤旗」日刊紙 2020年5月15日付掲載
マツオ・デラックスさんの様に、本当は男性なのだけど女装している人とも違う「男言葉のゲイ」。
でも、表向きの「性」の差は問題なかったと。
性の多様性。そういうパートナーも抱擁できる社会であって欲しいですね。
現在のパートナーはゲイのBL漫画家、うさきこう。彼は長年住み込みアシスタントとして活躍してくれて、数年前に晴れて漫画家デビューした。その後は「漫画家と助手」ではなく「W漫画家」として、家の作業場を半分に分けて、それぞれ執筆活動を続けている。
恋人を作らないのかとか、実はそれぞれいい人がいるんじゃないかと詮索されることも煩わしく、「パートナー宣言しよう」と決めたのは3~4年前のこと。お互いに一緒にいると居心地が良く「このまま人生を共にしてもいいかな」と思うようになったので、パートナーとして生きていこうと誓った。
彼は、女性にはまるで興味がなく、恋愛対象は男性のみ。女性になりたい願望もなく、テレビで見かける女性の言葉をしゃべるタレントとも違う、いわゆる「男言葉のゲイ」。
だから最初のうちは僕が「中性」であることを知り悩んだ時期はあったらしいが、「見た目や感覚が男ならそれでOK」ということで腹を決めたようである。
同居生活に慣れると、2人の間のギャップは戸籍なんかではなく、年齢のギャップや育ってきた環境の違いの方がはるかに大きいことに気付かされた。
小さい頃に見たお笑い番組がドリフなのかナインティナインなのか、風邪を引いた時に親につけさせられたのが昭和のガーゼマスクなのか不織布の立体マスクだったか、歌姫といえば聖子ちゃんだったか浜崎あゆみだったかなどの、ちょっとした世代ギャップ。
そういったズレをお互いの中に見つけるたびに、それはそれで新鮮で楽しく、性別の違いなんて二の次に感じてしまうのである。
(エッセー漫画家)
「しんぶん赤旗」日刊紙 2020年5月15日付掲載
マツオ・デラックスさんの様に、本当は男性なのだけど女装している人とも違う「男言葉のゲイ」。
でも、表向きの「性」の差は問題なかったと。
性の多様性。そういうパートナーも抱擁できる社会であって欲しいですね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます