政治を動かす 近畿の共産党国会議員① 苦難あるところ 被災住宅再建 市民と共に
「市民と野党・議員が力をあわせれば、国民に背を向けている政府でも動かせる。そのことを証明したのが、阪神・淡路大震災(1995年1月17日)の被災者の住宅再建に対する公的支援を求める運動です」
こう語るのは、市民・議員による被災者住宅再建立法運動で先進・機関車的役割を果たした、阪神・淡路大震災復興・救援兵庫県民会議の畦布和隆代表委員。作家の小田実さんら市民運動とともに世論と運動を広げ、「資本主義の国だから個人補償はしない」と拒否する政府・与党を動かし、生活・住宅支援制度を実現しました。
記者会見で「被災者の願いにこたえる公的支援の法制度が必要」と訴える(左から)藤木洋子、平賀高成の両衆院議員(いずれも当時)、山下芳生参院議員=1998年5月14日、国会内
個人補償を迫る
日本共産党は救援活動に全力をあげ、この運動と強く連帯し、直後に被災地に入った穀田恵二衆院議員が大震災9日後の26日、衆院予算委員会で「自力で生活を再建する基礎が失われている」と述べ、住宅再建に対する個人補償を迫りました。
大阪選挙区で当選した山下芳生参院議員は小田さんらとも連帯して運動や論戦を展開。翌96年総選挙の小選挙区京都3区で寺前巌さんが勝利、近畿比例で兵庫出身の藤木洋子さんら6人が当選。その力で「生活再建支援法案大綱」を提案して共同を広げ、参院で97年に超党派で住宅再建支援法案を提出しました。
これに押されて98年に生活再建支援法が成立(生活支援に最高100万円)。同大震災被災者は別の給付となりましたが、市民と議員の共同で政治を動かす画期的成果でした。
「共産党議員団は市民運動とも国会のなかでも共同を広げて頑張った。市民と野党の共闘の先駆けです。共産党が総選挙で躍進したことが大きな力になった」と畦布さん。その後も運動と結んで支援金は最高300万円まで拡充されています。
“国民の苦難あるところ共産党あり”の立党の精神を発揮した活動では、最近でもコロナ禍の2021年、維新政治が招いた大阪の医療崩壊に対する緊急支援を政府に迫り動かしてきました。全国で一律10万円の給付金をはじめ医療・検査体制拡充、事業者へ持続化給付金や家賃支援金、雇用調整助成金の引き上げなどの実現も近畿での運動も政治を動かす力となりました。
「住専への血税投入やめ、被災者への個人補償、公営住宅を」と署名を呼びかける被災者ら=1996年2月7日、神戸市
生活相談8千件
たつみコータロー衆院近畿比例候補は、大阪此花区の生活と健康を守る会での活動とあわせた生活相談は約8000件。「生活が苦しいのはあなたのせいじゃない」と伝え、「自己責任を押し付ける政治を変えて格差と貧困をなくし、安心して暮らせる社会をつくろう」と呼びかけています。
畦布さんは語ります。
「自然災害が相次ぐなか住宅再建支援の拡充など国民の願いは切実です。市民と野党が力をあわせて政治を前に動かすとともに、大本から変えていくことがいっそう求められます。共産党が総選挙で躍進して大きな役割を果たしてほしい」
(つづく)
日本共産党の近畿選出議員・候補者は悪政とたたかい、平和と暮らし、人権を守る役割を発揮してきました。総選挙に向けてその値打ちを見てみます。(深山直人)
「しんぶん赤旗」日刊紙 2023年8月26日付掲載
「市民と野党・議員が力をあわせれば、国民に背を向けている政府でも動かせる。そのことを証明したのが、阪神・淡路大震災(1995年1月17日)の被災者の住宅再建に対する公的支援を求める運動」
大阪選挙区で当選した山下芳生参院議員は小田さんらとも連帯して運動や論戦を展開。翌96年総選挙の小選挙区京都3区で寺前巌さんが勝利、近畿比例で兵庫出身の藤木洋子さんら6人が当選。その力で「生活再建支援法案大綱」を提案して共同を広げ、参院で97年に超党派で住宅再建支援法案を提出。
これに押されて98年に生活再建支援法が成立(生活支援に最高100万円)。同大震災被災者は別の給付となりましたが、市民と議員の共同で政治を動かす画期的成果。
共産党議員団は市民運動とも国会のなかでも共同を広げて頑張った。市民と野党の共闘の先駆け。
「市民と野党・議員が力をあわせれば、国民に背を向けている政府でも動かせる。そのことを証明したのが、阪神・淡路大震災(1995年1月17日)の被災者の住宅再建に対する公的支援を求める運動です」
こう語るのは、市民・議員による被災者住宅再建立法運動で先進・機関車的役割を果たした、阪神・淡路大震災復興・救援兵庫県民会議の畦布和隆代表委員。作家の小田実さんら市民運動とともに世論と運動を広げ、「資本主義の国だから個人補償はしない」と拒否する政府・与党を動かし、生活・住宅支援制度を実現しました。
記者会見で「被災者の願いにこたえる公的支援の法制度が必要」と訴える(左から)藤木洋子、平賀高成の両衆院議員(いずれも当時)、山下芳生参院議員=1998年5月14日、国会内
個人補償を迫る
日本共産党は救援活動に全力をあげ、この運動と強く連帯し、直後に被災地に入った穀田恵二衆院議員が大震災9日後の26日、衆院予算委員会で「自力で生活を再建する基礎が失われている」と述べ、住宅再建に対する個人補償を迫りました。
大阪選挙区で当選した山下芳生参院議員は小田さんらとも連帯して運動や論戦を展開。翌96年総選挙の小選挙区京都3区で寺前巌さんが勝利、近畿比例で兵庫出身の藤木洋子さんら6人が当選。その力で「生活再建支援法案大綱」を提案して共同を広げ、参院で97年に超党派で住宅再建支援法案を提出しました。
これに押されて98年に生活再建支援法が成立(生活支援に最高100万円)。同大震災被災者は別の給付となりましたが、市民と議員の共同で政治を動かす画期的成果でした。
「共産党議員団は市民運動とも国会のなかでも共同を広げて頑張った。市民と野党の共闘の先駆けです。共産党が総選挙で躍進したことが大きな力になった」と畦布さん。その後も運動と結んで支援金は最高300万円まで拡充されています。
“国民の苦難あるところ共産党あり”の立党の精神を発揮した活動では、最近でもコロナ禍の2021年、維新政治が招いた大阪の医療崩壊に対する緊急支援を政府に迫り動かしてきました。全国で一律10万円の給付金をはじめ医療・検査体制拡充、事業者へ持続化給付金や家賃支援金、雇用調整助成金の引き上げなどの実現も近畿での運動も政治を動かす力となりました。
「住専への血税投入やめ、被災者への個人補償、公営住宅を」と署名を呼びかける被災者ら=1996年2月7日、神戸市
生活相談8千件
たつみコータロー衆院近畿比例候補は、大阪此花区の生活と健康を守る会での活動とあわせた生活相談は約8000件。「生活が苦しいのはあなたのせいじゃない」と伝え、「自己責任を押し付ける政治を変えて格差と貧困をなくし、安心して暮らせる社会をつくろう」と呼びかけています。
畦布さんは語ります。
「自然災害が相次ぐなか住宅再建支援の拡充など国民の願いは切実です。市民と野党が力をあわせて政治を前に動かすとともに、大本から変えていくことがいっそう求められます。共産党が総選挙で躍進して大きな役割を果たしてほしい」
(つづく)
日本共産党の近畿選出議員・候補者は悪政とたたかい、平和と暮らし、人権を守る役割を発揮してきました。総選挙に向けてその値打ちを見てみます。(深山直人)
「しんぶん赤旗」日刊紙 2023年8月26日付掲載
「市民と野党・議員が力をあわせれば、国民に背を向けている政府でも動かせる。そのことを証明したのが、阪神・淡路大震災(1995年1月17日)の被災者の住宅再建に対する公的支援を求める運動」
大阪選挙区で当選した山下芳生参院議員は小田さんらとも連帯して運動や論戦を展開。翌96年総選挙の小選挙区京都3区で寺前巌さんが勝利、近畿比例で兵庫出身の藤木洋子さんら6人が当選。その力で「生活再建支援法案大綱」を提案して共同を広げ、参院で97年に超党派で住宅再建支援法案を提出。
これに押されて98年に生活再建支援法が成立(生活支援に最高100万円)。同大震災被災者は別の給付となりましたが、市民と議員の共同で政治を動かす画期的成果。
共産党議員団は市民運動とも国会のなかでも共同を広げて頑張った。市民と野党の共闘の先駆け。
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