きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

兵庫県の広報 「県民だより」4月号 「地域医療の充実」を言うなら、県立塚口病院の統廃合はやめるべき

2009-04-09 21:31:37 | 医療・福祉・介護問題について
兵庫県の広報 「県民だより」4月号が入っていた・・・


7月からは「新行革プラン」が本格実施されて、福祉や教育の削減がよりすすむのに・・・
掲載されている中身はいいことずくめ・・・
これって、ちょっとおかしいね・・・。


その中でも、「地域医療体制の充実」という項目を発見。
>医師不足の現状は依然として深刻で、地域の医療体制の確保が差し迫った課題であるため、専門医養成の後期研修を修了した医師等を県職員として採用し、地域の核病院へ派遣するなど、医師の量的確保対策に取り組みます。
>また、今年11月、県立加古川医療センターが診療を開始します。東播地域の三次救急医療の拠点として、機能充実に努めるとともに、同センターを核とする健康の拠点づくりを検討します。
 と書いてありました。


医師不足は偏在しているのでなく、その現状を認めていることは前進だと思います。
しかし、あいかわらず、「拠点」という言葉が好きのようです。

といっても、そこに住んでいる住民にとっては、「拠点」に統合されては困ります。
県立塚口病院と県立尼崎病院の統廃合も同様の問題。おたがい、地域医療・専門医療を担っているのですから、統合っておかしいね。


関連ページ→【共産党県会議員団の本会議質問】

知って得する ハローワーク④ 仕事の内容をよく確かめる

2009-04-05 14:19:14 | 知って得する シリーズ
仕事の内容をよく確かめる
 前回、ハローワークの求人には直接応募するのではなく、ハローワークで紹介を受けるようお勧めしました。今回は、職業紹介の利用の仕方について書きます。
 ハローワークの求人票には、求人情報誌などより、労働条件や仕事の内容が詳しく書いてあります。それでも、わかりにくいところはあるものです。これから自分が就く仕事ですから、内容を十分確認しておく必要があります。
 仕事の内容欄では、細かく書いてあるようでも、それだけですべてわかるとは限りません。使う機械や乗る車、パソコン技能はどのレベルかなど、疑問は職員にきちんと伝えましょう。
 給仕の仕事をみつけた。経験があるからと行ってみたら、2階まで頻繁に物を運ぶ店で体力が続かない―。こんなことにならないように、ハローワークの職員から会社に確認してもらうことをお勧めします。
 労働条件についても同様です。
 賃金が月18万~35万円といった求人をよく目にします。そこで自分はいくらもらえるかが闇題になりますが、自分自身で予測するのは危険です。
賃金決定で重視する要素は、年齢や家族構成による生計費であったり、その職種の経験年数であったり、その会社での経験のみでいくら経験があっても1年生という考え方であったり、会社によってまちまちです。不安があれば、自分の年齢、職歴、家族構成などからいくらぐらいになるかを、ハローワーク職員に確認してもらうことが大切です。ただし、「会ってから決める」という会社もかなりあります。
 ハローワークの紹介のメリットは、ほかにもあります。経験や性格などのアピールポイントは、なかなか自分から会社には言いづらいものです。面接の前段で会社に印象付けるため、ハローワーク職員からアピールしてもらうことも、頼んでみてください。
面接の予約も
 相談が終わると、面接の予約を取るために、窓口で職員が会社に電話をかけますが、会社の担当者が不在の場合もよくあります。そんなとき職員は、「あらためて来ていただけますか、それともご自身で連絡されますか」と問いかけます。
 これまで述べたようにハローワークで紹介を受け、事前連絡の間に入ってもらうことにはさまざまな利点がありますので、できる限り再度足を運んで、職員にアポイントを取ってもらうようにするのが良いと思います。
 前回も少し触れましたが、履歴書などの応募書類は、選考にあたってたいへん重要な意味を持ちます。
 履歴書は役所の届け出のように、必要なことが書いてあればいいというものではなく、字のていねいさや志望の熱意など、いってみれば手紙のような性格を持ちます。自信がないと思ったら、遠慮なく職員に相談してみてください。
 次回は、厳しい雇用情勢のなかでハローワークが実施している緊急対策などについてお知らせします。
雇用問題研究者 谷川清



【しんぶん赤旗日曜版 2009年4月5日付より転載】

4月から 暮らしがこう変わる 国民の声と運動の成果も・・・

2009-04-03 23:25:53 | 政治・社会問題について
4月から、暮らし こう変わる・・・

国民の声と運動の成果で改善される制度もあります。
 年金から強制的に保険料が天引きされていた後期高齢者医療などで、口座振替を選べるようになります。
 しかし高齢者への差別医療や保険料負担の重圧は変わらず、受診抑制や保険料滞納を招いています。制度そのものの廃止を求める声が広がっています。
国民健康保険の保険料を払えず保険証を取り上げられていた世帯について、中学生以下の子どもには短期保険証(有効期間6ヶ月)を発行するよう法改正されました。
 日本共産党は、子どもに限らず、生存権を侵す保険証の取り上げそのものをやめるよう強く求めてきました。その結果、政府は、医療機関の窓口で医療費を払えない人には短期保険証を発行するよう市町村に求める方針を決めました。
 高齢者・障害者介護の現場の厳しい労働条件、深刻な人手不足への批判を受け、不十分ながら、それぞれ報酬がアップします。ただ、報酬が上がることで、利用料も同時に値上げされます。根本的な制度の矛盾です。
 介護保険料は、市町村によって値上げされるところと値下げされるところがあります。値下げは、政府が介護サービスの利用を抑制したために保険料の積立基金がたまってしまい、それを取り崩すことによるものです。
 非正規労働者が雇用保険を受給できるように、雇用保険も改善されました。いっそうの改善が必要です。


【変わる暮らしの制度】

・年金からの保険料天引き➝口座振替を選べる
・保険料の均等割が8.5割軽減だった世帯(妻の年金収入が135万円以下で夫の年金収入が168万円以下)のうち
夫の年金収入が80万円~168万円の世帯
➝7割軽減に【負担増】(約200万人)
夫の年金が80万円以下の世帯
➝9割軽減に【負担減】(約270万人)

・年金からの保険料天引き➝口座振替を申し出て市町村が認めれば口座振替を選べる
・中学生以下の子どもからの保険証取り上げはやめる(6ヶ月有効の短期保険証を発行)

・介護保険料改定
・40歳~64歳の人の介護保険料の上限
 (年間)9万円➝10万円
・介護報酬3%アップ利用者負担も3%増加

・要介護認定に新方式

・雇用保険料率(労使折半)引き下げ
  1.2%➝0.8%(09年度のみ)
・雇用保険の受給資格を緩和
 (保険加入期間を1年から6ヶ月に短縮)
加入対象拡大(雇用見込み期間が6ヶ月以上なら加入対象に)=ともに3月31日から。

・国民年金保険料値上げ
  月額250円アップで1万4660円に
・ねんきん定期便の送付開始

・母子加算の完全廃止

・障害福祉サービスの報酬を5.1%アップ

・教員免許更新制(有効期間10年)始まる



【しんぶん赤旗日刊紙 2009年4月1日号より転載】

「年金定期便」が始まります。記録に誤りがないか確認できます。

2009-04-02 21:37:08 | 予算・税金・消費税・社会保障など
社会保険庁は今月から、年金加入者への「ねんきん定期便」の送付を開始されます。
どんなものなのか、内容と見方をまとめました。(坂井希)

【今月から全加入者に】

●目的は?
2007年12月~08年10月に全受給者・加入者に発送された「ねんきん特別便」は、誰のものか分からない年金記録の持ち主を探すためのものでした。
今度の「ねんきん定期便」は、年金加入歴や将来受け取れる年金見込み額などを加入者に知らせ、年金記録の確認を促すことを目的にしています。
対象は国民年金、厚生年金の被保険者。今後、毎年一回、誕生月に届きます。
現時点で保険料が未納でも、年金制度に加入しており現住所が正しければ届きます。翌月まで待っても届かない場合は「ねんきん定期便専用ダイヤル」(0570-058-555)に問い合わせましょう。
●何が分かるの?
A4判の水色の封筒に、①これまでの年金加入期間(月数)②将来の年金見込み額(年額)③これまでの保険料納付額(累計額)-を記した用紙が入っています。
実際の年金受給額は、何歳までどこで働き、どういう年金制度に加入するかによって変わります。五十歳以上の人には、「いまの年金」制度に六十五歳まで加入する」と仮定した、将来の年金見込み額が通知されます。
五十歳未満の人で、「このまま定年まで勤めた場合」などを知りたい場合は、同封の「計算例」を参考に自分で試算する必要があります。
今回は、このほかに「これまでの年金加入履歴」「厚生年金保険の標準報酬月額と保険料納付額の月別状況」「これまでの国民年金保険料の月別納付状況」も同封されます。二年目以降は原則、直近一年分のみの簡略なものとなります。
本当は納めたのに未納扱いとなっている期間がないか、標準報酬月額が改ざんされていないかなどを、領収書や過去の給与明細、給与振り込みの預金通帳などと照らし合わせてチェックしましょう。
●誤りを見つけたら?
記録の誤りや漏れを見つけた場合は、同封の「年金加入記録回答票」に、必要事項を記入して返送します。過去の給与明細などが手元になくても、調べてもらいましょう。
すでに「ねんきん特別便」などで訂正を申し出ている場合は、改めて回答する必要はありません。
特別便に未回答の人や年金受給直前の五十八歳の人は、回答票が水色になっています(通常は白)。誤りや漏れがなくても必ず回答する必要があります。
●誤りを見逃す人も出るのでは?
特別便では、分かりにくさに批判が集まりました。
定期便は、記録漏れの可能性の高い人には、水色ではなくオレンジ色の封筒で届きます。
また、漏れたと思われる記録の加入年月日と脱退年月日を記した通知文が同封されており、それをヒントに記憶を呼び起こせるようにします。専用ダイヤルに問い合わせれば、勤務先名や所在地の市町村名も教えてもらえます。
●受給者には届かないの?
すでに年金を受け取っている受給者には、基本的に定期便は届きません。ただ、特別便に入っていなかった標準報酬月額に関する記録は、今年中に別途届きます。



前回の、「特別便」では、年金加入期間は確認できましたが、標準報酬月額は確認できませんでした。今回は、標準報酬月額も確認できるので、「あの会社に勤めていた時はもっと給料がよかったはず」と疑問に感じた時は、会社がまともに保険料を払っていたかを確認できます。
といっても、昔の給与明細や銀行の通帳は捨ててしまっている場合もあります。今からでも、取っておくようにしましょう。
今回は、もれの疑いのある人にはオレンジ色で届くそうです。これも改善された点です。
2年目からは、その1年間の記録しか届かなくなるので、今回の分を『永久保存』しておく必要があるようです。


【しんぶん赤旗日刊紙 2009年4月1日付】