排ガスに“フタ”公園 阪神高速の上 公害封じ込め
大阪・此花 一部開園
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/ef/4b4b3003a303b0d163c5562fa44d4d63.jpg)
開園した西蓮寺川公園=大阪市此花区
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/7a/2d480c0fab9679435718d42865c57cb7.jpg)
大阪市此花区の正蓮寺川公園の一部1・4ヘクタールの開園記念式典が2日行われ、日本共産党の瀬戸一正市議があいさつ、辰巳孝太郎参院議員が参加しました。
正蓮寺川公園は2013年にトンネル構造で開通した阪神高速道路・淀川左岸線1期の上にできる延長2・3キロメートル、広さ約19ヘクタール(西区の靭公園に匹敵)の公園です。今回開所したのは千鳥橋上流の230メートル区間1・4ヘクタールです。
排ガスまき散らしの「掘割構造」で高速道路計画が発表されたのは32年前の1985年。86年に「掘割構造」のまま都市計画決定されました。
日本共産党は住民と一緒に「正蓮寺川区民の会」を結成。公害持ち込み反対の署名を1万5千人分集め、89年に大阪市議会で「全面フタかけ決議」を実現しました。91年には瀬戸市議が当選。議会活動と結んで国交省や環境庁(当時)へたびたび働きかけました。2002年に「全面フタかけ」=「トンネル構造への都市計画変更」を実現しました。
さらに、09年から11年には高速道路の換気所にNO2を除去する脱硝装置の設置を求める8600人分の署名を集めました。此花区選出府・市議会議員連名の要望書も提出し、関西で初めて阪神高速に取り付けさせました。
オープンした正蓮寺川公園では暖かい日差しのもと連日、子ども連れのお母さんたちや公園を走り回る子どもたち、散策する夫婦の姿が見られます。入り口には大きな芝生広場があり、歩行者と自転車専用の道路沿いには「桜並木」、南側には「ケヤキ並木」もあります。公園の建設は、福島区の大開までがあと2年、西側の森巣橋までがさらに3年、そのあと順次、島屋大橋まで工事が進むことになっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/ef/eba505d21504e7ceb6e0fb02ccb2eb66.jpg)
Googleマップより、正蓮寺川公園の航空写真
共産党と住民の長年の運動結実
瀬戸一正市議の話
公園のオープンを目にして、いろんなことを思い出します。1990年に角橋徹也さんとともに「正蓮寺川花と緑と水の公園」の提言を発表したこと、91年に市議に当選し全面ブタかけを求めて4年間で17回質疑し他会派議員から「フタかけ議員」と呼ばれたこと、2010年に脱硝装置設置を求めて東京の山下よしき参院議員事務所で宮本たけし衆院議員とともに国交省交渉をしたことなどです。
都市計画を変更して高速道路の上にこんなに大きな公園ができたのは全国で初めてです。開所式で「日本一の公害対策です」とあいさつさせていただきました。
まだ「コンクリート壁の撤去」や「せせらぎの実現」という大きな課題が残っています。自動車公害を封じ込めた公園です。韓国の清渓川公園のような公園、此花区民と大阪市民のための豊かな緑と憩いの場にして、21世紀にふさわしい大阪の街づくりに貢献したいと思っています。
「しんぶん赤旗」日刊紙 2017年4月14日付掲載
高速道路の上にフタをして、公害防止なんて奇想天外な発想ですね。
それもタダ、フタをするだけでなく、脱硝装置の設置もするなんて…
大阪・此花 一部開園
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開園した西蓮寺川公園=大阪市此花区
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大阪市此花区の正蓮寺川公園の一部1・4ヘクタールの開園記念式典が2日行われ、日本共産党の瀬戸一正市議があいさつ、辰巳孝太郎参院議員が参加しました。
正蓮寺川公園は2013年にトンネル構造で開通した阪神高速道路・淀川左岸線1期の上にできる延長2・3キロメートル、広さ約19ヘクタール(西区の靭公園に匹敵)の公園です。今回開所したのは千鳥橋上流の230メートル区間1・4ヘクタールです。
排ガスまき散らしの「掘割構造」で高速道路計画が発表されたのは32年前の1985年。86年に「掘割構造」のまま都市計画決定されました。
日本共産党は住民と一緒に「正蓮寺川区民の会」を結成。公害持ち込み反対の署名を1万5千人分集め、89年に大阪市議会で「全面フタかけ決議」を実現しました。91年には瀬戸市議が当選。議会活動と結んで国交省や環境庁(当時)へたびたび働きかけました。2002年に「全面フタかけ」=「トンネル構造への都市計画変更」を実現しました。
さらに、09年から11年には高速道路の換気所にNO2を除去する脱硝装置の設置を求める8600人分の署名を集めました。此花区選出府・市議会議員連名の要望書も提出し、関西で初めて阪神高速に取り付けさせました。
オープンした正蓮寺川公園では暖かい日差しのもと連日、子ども連れのお母さんたちや公園を走り回る子どもたち、散策する夫婦の姿が見られます。入り口には大きな芝生広場があり、歩行者と自転車専用の道路沿いには「桜並木」、南側には「ケヤキ並木」もあります。公園の建設は、福島区の大開までがあと2年、西側の森巣橋までがさらに3年、そのあと順次、島屋大橋まで工事が進むことになっています。
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Googleマップより、正蓮寺川公園の航空写真
共産党と住民の長年の運動結実
瀬戸一正市議の話
公園のオープンを目にして、いろんなことを思い出します。1990年に角橋徹也さんとともに「正蓮寺川花と緑と水の公園」の提言を発表したこと、91年に市議に当選し全面ブタかけを求めて4年間で17回質疑し他会派議員から「フタかけ議員」と呼ばれたこと、2010年に脱硝装置設置を求めて東京の山下よしき参院議員事務所で宮本たけし衆院議員とともに国交省交渉をしたことなどです。
都市計画を変更して高速道路の上にこんなに大きな公園ができたのは全国で初めてです。開所式で「日本一の公害対策です」とあいさつさせていただきました。
まだ「コンクリート壁の撤去」や「せせらぎの実現」という大きな課題が残っています。自動車公害を封じ込めた公園です。韓国の清渓川公園のような公園、此花区民と大阪市民のための豊かな緑と憩いの場にして、21世紀にふさわしい大阪の街づくりに貢献したいと思っています。
「しんぶん赤旗」日刊紙 2017年4月14日付掲載
高速道路の上にフタをして、公害防止なんて奇想天外な発想ですね。
それもタダ、フタをするだけでなく、脱硝装置の設置もするなんて…