きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

電球をLEDに転換 電力不足の解消めざす アフリカ南部・ザンビア

2017-04-07 12:33:04 | 環境問題・気候変動・地球温暖化について
電球をLEDに転換 電力不足の解消めざす アフリカ南部・ザンビア
不足分30%埋め合わせに

【ルサカ=ロイター】アフリカ南部ザンビアは全土で、消費電力の少ない発光ダイオード(LED)電球への転換を図り、大幅に不足する電力を補おうとしています。同国の電力不足は鉱工業や農業に打撃を与え、割り当て送電を余儀なくされている地域もあります。



ザンビアの国営電力会社によると、すべての家庭と事業所がLED電球に転換すれば、全国で年間最大20万キロワット、電力の不足分の約30%を埋め合わせることができます。

「無償」で交換
電力会社は6月までに、500万個のLED電球を現在使われている電球と無償で交換する計画です。総事業費は2000万ドル(約22億4000万円)。国内のすべての白熱電球を取り換えることをめざします。
「この事業で多くのエネルギーを節約することになる。普通の電球で40ワットの消費電力が、」EDならたった5ワットだ」―電力会社のトーマス・シンカンバLED普及責任者は言います。これまでに300万個のLED電球を500万ドルで購入しています。
ザンビア政府は1月、白熱電球のほか、エネルギー効率の悪い電化製品の製造と販売、輸入を禁止しました。さらにLED電球や太陽光パネルなどの輸入税を撤廃し、エネルギー効率の悪い製品には課税しています。
首都ルサカで食肉業を営むロザイア・マピカさん(53)は12月、6個のLED電球を無料で受け取りました。「わが家の電気代は月300ザンビア・クワチャ(ZMW、約2240円)かかっていた。今では月240ZMWを超えることはない」。住まいでは調理と暖房、照明に電気を使っています。



ザンビア、ジンバウエ国境を流れるザンベジ川にあるカリバ・ダム(ロイター)。写真撮影当時の2002年2月には豊富な貯水量がありました。

安全の問題は
一方、LED電球が安全に廃棄されるのか、健康上の影響はないのかとの懸念もあります。ザンビア気候変動ネットワークのロバート・チマンボ執行委員は「(LED電球には)少量でも極めて有毒な水銀が含まれている」と指摘します。
LED電球は従来の電球よりもかなり高価。1個それぞれ5ドルと1ドル50セントです。それでも寿命は6倍長いといいます。
LED電球を無償で提供するというのが、転換を促すかぎです。ザンビアの人口の65%が1日1ドル90セント以下で生活しています。
ザンビアの電力需要は過去5年間で160万キロワットから180万キロワットに拡大しています。配電地域が広がったためで、国の配電事業はますます切迫していると電力会社は言います。
需要の高まりに加え、2年の干ばつで水力発電ダムの水位が低下したため、電力不足が起きています。その緩和のため、電力供給が最大で1日6時間に制限されている地域もあります。
電力需要はますます増えそうです。政府はより多くの国民に電力供給を拡大しようとしています。人口の3分の2を超える1550万人にエネルギー供給がありません。
政府の地方電化局のジャスティン・ムコサ局長は「太陽光小型発電や風力など、別のエネルギー源の活用を強める必要がある」と述べています。

「しんぶん赤旗」日刊紙 2017年4月7日付掲載


発展途上国では、涙ぐましい努力で電力不足と闘っているですね。
人口の3分の2の人々にエネルギー供給がないっていうんですから、まだまだこれからです。


『キャスターという仕事』 国谷裕子著 23年の歩みから報道のあり方を問う

2017-04-05 12:55:57 | 政治・社会問題について
『キャスターという仕事』 国谷裕子著
23年の歩みから報道のあり方を問う


くにや・ひろこ 1993年~2016年 NHK「クローズアップ現代」キャスター

キャスターという仕事1
キャスターという仕事1 posted by (C)きんちゃん

キャスターという仕事2
キャスターという仕事2 posted by (C)きんちゃん

キャスターという仕事3
キャスターという仕事3 posted by (C)きんちゃん

「しんぶん赤旗」の書評を読んで買った。

テレビ番組には春と秋に番組改編がある。出演者を変えることが最も手っ取り早い番組の衣替えであり、多くの場合女性出演者がその対象となる。報道番組といえども例外ではない。そうしたテレビ業界の中で23年にわたり、フリーランスの女性キャスターである著者が一人で番組を担当し続けた。本書はその歩みを振り返り、報道のあり方を問う内容となっている。
著者が携わった「クローズアップ現代」が長年視聴者に支持されたのは、“真正面から社会の関心事に取り組み、掘り下げる”という番組の姿勢がぶれなかったことであろう。志の高いスタッフに恵まれ、帰国子女で日本語に不安すら感じていたという著者が、毎日行われるスタッフとの議論やゲストとの真剣勝負を通して、自身の役割を模索し成長していく過程を描く。
一方、英語圏で育ち、NHK職員ではない著者には、「個」としての強い自覚がある。組織内の縦割りや綱引きが時に番組内容に影響することもある。組織人としてではなく個のキャスターとして発言した著者の存在は報道組織にとっても貴重である。平易な言葉でキャスターの役割、テレビ報道の課題を考え続ける著者の真摯な姿勢は、現役のキャスターも一読に値する。
それだけ真正面からキャスターの仕事に心血を注いできた著者でありながら、女性の労働や貧困問題に対して長い間目が向かなかったのは、圧倒的男性社会の中で、自らもその価値観と長時間労働に順応してきたからだと省み、組織外の人々とつながることの重要性に触れる。画一的価値観に陥る可能性がある組織報道に重要な示唆であろう。

評者 谷岡理香 東海大学教授・元テレビ高知アナウンサー

岩波新書・840円

「しんぶん赤旗」日刊紙 2017年4月2日付掲載


目次を紹介…

キャスターという仕事 目次1
キャスターという仕事 目次1 posted by (C)きんちゃん

キャスターという仕事 目次2
キャスターという仕事 目次2 posted by (C)きんちゃん

キャスターという仕事 目次3
キャスターという仕事 目次3 posted by (C)きんちゃん

国谷さんがキャスターになるまでの経歴。キャスターになってからも順風満帆ではなかったこと。番組を製作する人々の熱い思いに突き動かされながら、様々な問いを出し続けたこと。
言葉の力を信じて、キャスターと言う仕事とは何かを模索してきた旅の記録…。

読み応えがあります。

籠池風 かごめかごめ♪ 

2017-04-04 22:33:04 | 政治・社会問題について
籠池風 かごめかごめ♪ 



今どき小学生
くるみちゃん的生活


か~ごめ、かごめ
籠の中のとりは~
いついつ出やる~
夜明けの晩に~
鶴と亀が出会った
うしろの正面
だ~れ?
A夫人?


白目の子どもたちに囲まれて、A夫人は金縛りに…

「しんぶん赤旗」日刊紙 2017年4月2日付から