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ホームは慎重に(3/10なでしこ対メキシコ)

2007-03-10 18:08:15 | レディース
今日は、天気も良く暖かな陽気だったので、急遽女子代表のメキシコ戦を見に行ってきました。14時キックオフは春先の今は暖かくていいです。この試合はホームアンドアウェー方式の第1戦で、メキシコのホームの第2戦は10万人のサポーターが入るらしいという話ですから、なでしこジャパンにとってはただ勝つだけでなく、できれば2点差以上つけておきたい試合です。

日本は澤が負傷明けでコンディションに不安があるという報道がありました。澤の起用法に注目が集まりましたが、思い切ってスタメンで使ってきました。ただ、日本の布陣を見ると、澤の運動量がいつもほどは期待できないことは理解しているようでした。澤を一人2トップの後ろにトップ下として置き、その後ろを3ボランチにして澤の守備を免除したからです。

また、ボランチの真ん中はママさん選手の宮本でした。宮本は日本の中では最も長身で、自分のエリアに入ってきた相手を確実に封じる、守備的なボランチです。守備的なボランチといえば酒井の定位置というイメージがありますが、宮本は酒井より守備的なボランチで、セットプレー以外ではあまり前に行きません。宮本を使ってきたことは慎重策ということになります。

それはホームアンドアウェー方式の、「アウェーゴール2倍ルール」が理由です。一見、アウェーで点を取ることがより困難だから評価するというシステムに見えますが、これはアウェーでは積極的に戦い、ホームでは慎重に戦うことを奨励する制度です。アウェーで0-0の引き分けだと、ホームで点の入った引き分けなら敗退してしまいますが、ホームで0-0の引き分けなら、アウェーで点の入った引き分けなら勝つことができます。

そのため、とにかくメキシコを0点に抑えることを優先したため、前半は0-0でいいというゲームプランだったと思います。結果的には澤の技術で点を取ることができて2-0というまあ合格点の結果を残すことができましたが、大橋監督の慎重なゲームプランがはまった結果だったと思います。

メキシコは一人一人の身体能力なら日本を上回っていました。単純に縦に蹴って走られると日本のDFが裏を取られる場面もありました。しかし、4バックの左サイドが後ろにスペースを作ってしまう弱点があり、そこを狙うと比較的簡単にチャンスを作れました。これなら逆転はないだろうというのが、私の印象です。
コメント
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