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同い年のスーパースター(リリアン・チュラム)

2007-03-15 20:50:28 | ワールドサッカー
三十路も半ばまで来た私にとって、心の支えとなっていたのが同い年の選手の活躍です。昨年のドイツW杯で、同い年の選手の最後の活躍を見ることができました。今回話題にするのは、kobbyと同い年の中で世界最高のプレーヤーのフランス代表、リリアン・チュラム選手です。

チュラムは、当時上り調子のチームだったイタリアのパルマで頭角を表しました。パルマはチュラムとイタリア代表のカンナバーロのコンビで、当時セリエA最強の守備陣を築いていました。当時のプレーを見た印象は、高さもあってドリブルでは決して抜かれない選手でした。

ただ、地元開催の1998年W杯では、ブランとドゥサイイーの不動のCBコンビがいたため、チュラムのポジションは右SBでした。もともとがCBだけに、あまり派手にオーバーラップを見せるタイプではなかったですが、たった1試合だけ攻撃で目立った試合がありました。それは準決勝のクロアチア戦でした。

チュラムの攻撃参加は、クロアチアの選手は誰もマークしていませんでした。その隙を突いて、120試合を超える代表歴の中で唯一の1試合2ゴールを決めました。フランスはこのチュラムの活躍で決勝に進出し、見事優勝を果たしました。これだけでもワールドクラスと言える活躍です。

しかし、チュラムは2002年、2006年とさらに2度のW杯に出場しています。2002年はジダンが負傷した影響もあって、1次リーグで敗退しましたが、2006年はベテランの多かったフランス代表の中で、本来のCBで出たチュラムは堅守で存在感を放っていました。準々決勝で優勝候補筆頭の評価を受けていたブラジルを完封し、準決勝でも奔放な攻撃サッカーのポルトガルを破って、2度目の決勝戦の舞台に立ちました。

決勝戦でも、イタリア相手にセットプレーの1失点です。たまたまPK戦で敗れてしまいましたが、フランスの堅守の中心がチュラムだったことは揺らぎません。決勝戦の試合後、即代表引退を表明したので、フランス代表ではもう見られませんが、チュラムはまだ現役です。

昨年のクラブW杯でバルセロナの一員として来日したときは、出場機会はありませんでした。ただ、何らかの機会にもう一度チュラムのプレーは見てみたいです。今年6月に半年契約が切れるネネの後釜だったら最高ですが。
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