スイス戦プレビュー

今夜未明、日本代表はスイスと対戦します。場所はオーストリアなので、完全なアウェー戦ではないですが、気候への慣れ具合を考えると、スイスのホームみたいなものです。個人的には、この試合は楽しみにしています。理由は、スイスがW杯でベスト16に入っていて、日本代表がベスト16に入るためにはこのレベルの相手を越えなければいけないという指標になるからです。

残念ながら、私はドイツW杯でのスイス代表は見ていませんが、スイスには有名な選手が何人かいます。まず、ポンテが浦和に移籍した後釜として、ドイツのレバークーゼンでトップ下に座っているバルネッタがいます。スイスのトップ下は、長年ハカン・ヤキンでしたが、すっかりポジションを奪いました。

また、ザルツブルグで宮本や三都主のチームメイトで、2004年の欧州選手権で史上最年少ゴールを決めた(当時17歳)、FWのフォンランテンもいます。ただ、有名な選手は攻撃の選手ですが、スイスの売り物は守備です。ドイツW杯では、4試合全て無失点の堅守を見せています。ドイツで対戦した韓国代表も、完封負けを喫しています。

高原を負傷で欠く日本は、なかなかスイスのDFに競り勝つのは難しいかもしれません。日本としては、なかなかスコアが動かなくても、焦らずにボールをキープしたいです。なかなかスイス相手に、ボール支配率で上回るのは難しいかもしれませんが、日本の得意なポゼッションサッカーがスイス相手に通用すれば、日本にとっては大きな自信になると思います。この試合に関しては、結果より内容で評価したいと思います。