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総合力で上回る(9/26全北現代対浦和)

2007-09-27 20:46:20 | 浦和レッズ
全北現代のスタメンを見ると、FWのゼ・カルロがいませんでした。ステボの1トップに、3ボランチで中盤を厚くする戦略で、これは私の予想通り1-0だけを狙うものだろうと思いました。全北現代がその手なら、浦和は0-0を狙ってもいいだろうと思っていましたが、なんと前半4分で田中達也のゴールが決まるという、浦和にとっては願ってもない展開になりました。

アウェーゴールで追い付いた以上、相手は攻めざるを得なくなりました。その結果、前半20分にもいかないうちに、ゼ・カルロを入れて第1戦と同じ布陣にしてきました。こういう展開なら、気をつけるポイントは第1戦と同じ、サイドハーフの16番と10番のところになります。

そんな浦和にとっては、16番の退場はさらに追い風になりました。判定自体は微妙で、シミュレーションの2枚目の警告は厳しすぎると思いましたが、全北現代にとっては、リードを許したことが問題なので、浦和の幸運だけではないです。

ただ、10番をトップ下に置く4-3-2の布陣にした全北現代は、こうなったらアーリークロスしかないと割り切って、突破をあきらめてどんどん蹴ってきました。こういう展開は、高さで劣る浦和のDFラインにとっては厳しいです。第1戦ではほぼ完封されたゼ・カルロは、闘莉王を避けて坪井か阿部勇樹を狙うことで、何度かチャンスを迎えました。

そのため、浦和は慎重策を取りました。両アウトサイドの山田や平川が、時と場合によっては相手FWに付くという、堅実な戦いで相手を0点に抑えることを選択しました。数的優位のはずなのに、相手ボールの時間が比較的長かったのは、そういう理由です。

後半、相手が攻撃的な選手を入れてきたため、浦和はボールをキープできるようになり、怖いのは相手のラフプレーによる怪我だけという状況に持ち込みました。あのオウンゴールはおまけですが、これで全北現代は4点が必要になったので、浦和にとってはだいぶ楽になりました。

全北現代も、ビルドアップはしっかりできるし、チームの売り物もはっきりしている、決して弱くないチームでしたが、この2戦を見る限り、浦和の方が力が上だったように感じます。次の城南一和は、Kリーグで首位のチームで、もっと強いですが、また、アジアの強豪を埼スタで見られる幸せを感じます。
コメント (2)
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