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アウェー男に名乗り?(永井雄一郎)

2007-09-26 21:21:48 | 浦和レッズ
すいませんが、平日夜の試合の即日更新は勘弁していただき、今日は横浜戦決勝ゴールの永井雄一郎の話をします。永井は、福田から背番号9を受け継いだ選手ですが、J1リーグ戦の最多得点は2003年の8ゴールと、決して得点を量産はしていません。ただ、浦和が強くなった過程と、永井の進歩の過程が見事に一致している、幸運な選手です。

永井と言えば、井原、小村という当時の日本代表をごぼう抜きしたデビュー戦の印象が今でも強いですが、当時はまだまだ体力が不足していました。相手にコースを消され、横や後ろへドリブルをするような場面は何度もありました。また、FWにしてはシュートがうまくなく、新人時代は当たり損ねのシュートも何度もありました。

そんな永井にとって、最初の転機はドイツのカールスルーエへのレンタル移籍でした。残念ながらトップチームでの出場はなりませんでしたが、容易には負けないフィジカルと、標準レベルのヘディングを身につけて帰ってきました。ただ、浦和のFWはエメルソン、トゥット、田中達也らが次々加入した激戦区です。永井は、プロ11年目の今年に至るまで、完全なレギュラーとして1シーズンを通したことはありません。

しかし、それでも永井の価値は、浦和というチームの中で、輝いています。それは、アウェーの大事な試合で貴重なゴールを決めてくれることがあるからです。今年はその貴重なゴールは、G大阪戦、横浜戦と、既に2試合を数えます。また、今年の天皇杯の決勝や、かつては2002年にアウェーで磐田を倒したゴールも印象的です。

ただ、永井はポストプレーヤーではなく、ドリブルも出ないときは全然出ません。波がある選手なのです。そのため、悪いときだけを覚えているサポからはあまり良く言われない、ちょっとかわいそうな選手です。

ただ、2003年にカシマスタジアムで見せたシュートスピードや、2005年にマリッチのゴールをアシストした正確なクロスや、今年のG大阪戦でのシュートのコントロールなど、永井が毎年、成長を続ける姿は私の印象に残っています。まだまだ成長して欲しい選手です。
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