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堅守速攻(9/7日本対オーストリア)

2007-09-08 16:17:15 | ワールドサッカー
映像で見たオーストリアの印象は、あまり攻撃に人数を掛けてくるチームではなく、サイドを固めて日本の個人技を封じにきているという印象でした。ただ、その守備力は高く、田中達也あたりだと、トラップした最初のボールが奪われてしまうほどでした。矢野も、オーストリア相手に高さで勝つ場面はそれほどありませんでした。

オーストリアの攻撃は、速いドリブルで縦に仕掛けてくる場面がほとんどです。アジアカップの相手と比べると、その上がってくる人数が多いところが違います。ただ、カウンター主体の攻撃という意味では、昨年埼スタで見た、スコットランド代表のような、中堅国と同レベルと感じました。

それでも、日本は何度か決定機を作っています。遠藤のFKから田中達也がGKの弾いた球を合わせた場面などは、確実に決めておきたい場面でした。俊輔も2度決定機がありましたし、結局PK負けだったものの、試合の内容としては日本の方が上という印象を受けました。ベストメンバーを揃え、真剣に戦うオーストリアと、この戦いができれば悪くないようにも思えます。

しかし、オシムジャパンは、世界のベスト16以上が目標のはずです。それならば、W杯本大会ではオーストリアレベルの相手からは、確実に勝ち点3を取らないと1次リーグは突破できない計算になります。そのため、試合の中身がスコアレスドローに終わったことは、選手も満足していないでしょうし、満足して欲しくないです。

世界を目指すためには、いろいろな戦略が考えられると思います。ドイツW杯では、ポルトガル代表のように、FWに頼らず、MFの5人で全部組み立てからシュートまでやってしまうチームもありました。フランスも、1トップのアンリは、かなり守備に帰っていて、4-6-0とも取れる布陣でした。

日本が何をやってくるか、今のところわからないですが、まだまだオシム監督は最適解を探している最中だと思います。高原と中村俊輔は、どうやら軸になりそうですが、他のポジションは全員にチャンスがあると思います。レッズサポとしては、田中達也に頑張って欲しいですが、彼がポジションを取るとすれば、瞬間の切れに磨きをかけてDF一人が相手なら勝負できる信頼感を得ることです。ポジショニングのセンスを見る限り、頭の良い選手でしょうから、それはわかっていると思うので、Jリーグでのレベルアップを目指して欲しいものです。
コメント
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