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不可解な選手交代(3/6鹿島対浦和)

2010-03-06 22:43:21 | 浦和レッズ
今日のJリーグ開幕戦、浦和は0-2で鹿島に敗れました。去年と同じスコアですが、カウンター対策という敗因がはっきりしていた去年とは違って、今年の敗戦はチーム全体のバランスの悪さを感じる、深刻な敗戦だと思います。まず、徳島戦でPKを献上した場面とほぼ同じミスを犯した1点目はいけません。

マークについていた平川があまりにも簡単に小笠原にクロスを上げられたことも良くないですし、中央が坪井一枚になっていてマークもずれていて、あれでは興梠の実力をもってすれば決められるでしょう。その後もマルキーニョスに何度も決定機を与え、攻めをフィニッシュで終わらせきれない、浦和の攻撃のまずさがカウンターとなって相手のチャンスになる悪循環です。

こういうときは、「走り屋」を入れてチームを活性化したいなとは思っていましたが、田中達也を入れた交代は結果的に逆効果になりました。一番の誤算は柏木のボランチで、広島時代にやったことがあるそうですが、今日のプレーを見る限りボランチには向いていないように思えます。

柏木は走れる選手なので、どうしても前がかりになってしまい、阿部勇樹と同時に上がるというボランチとしてはやってはいけないミスをしています。やはり田中達也を入れるなら、エスクデロやポンテを下げる、オーソドックスな交代が正しかったのではと思います。しかも、フィンケ監督の采配ミスは、坪井を下げて原口を入れた交代です。

結果的に田中達也も原口も、自分が生きる形でボールをもらっていません。ただでさえ、今季の浦和はCBが弱点ですから、それを更に弱くしてしまう交代には、どうしても納得がいきません。この状況から1週間で立て直すのは厳しいかもしれませんが、サヌあたりが攻撃的MFに入ってボールを積極的に引き出して、去年の山田直輝の役割をやってくれれば、多少は期待もできると思います。

また、宇賀神の突破力は鹿島相手にも通用していました。いい点も確実にあるのですから、何とか弱点のCBにめどを立てて、早くJ1相手に勝ち点を取れる体制を作って欲しいと思います。スピラノビッチがベンチにも入らなかった理由は故障らしいですが、やはり彼が戦力にならないと今季の浦和は苦しいと思います。
コメント (2)
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