Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

脇役もできるブラジル人(ラファエル)

2010-03-07 17:15:07 | 他チーム
昨日のエジミウソンの出来の悪さを目にしていると、今日の大宮FWラファエルの動きはすばらしく見えました。ブラジル人にしては珍しい、自己犠牲ができる選手で、ファーサイドで待っていてヘッドで折り返すプレーなどができるのは、組織サッカーのJリーグに向いているFWだと思います。

もちろん、昨年の浦和はエジミウソンに救ってもらった勝利も数々あるので、「エジミウソンではなくラファエルが欲しい」というつもりはありません。自分で点を取りに行く、エジミウソンの強引さも時には必要なこともあります。ただ、外国ではラファエルのようにチームプレーに徹してあまり点が取れないタイプは評価されず、豪州代表のケーヒルのように下手でもいいから点を取るタイプが評価される傾向があると聞いたことがあります。

ラファエルの前所属チームのトンベンセは、ブラジルでは全国選手権2部にも入っていない無名チームです。そんなところによくスカウトを派遣していたなと感心するほどで、懐の深いキープ力、打点の高いヘディング、周りを良く見たプレーなど、自分が点を取る以外の要素はかなり兼ね備えた選手です。

今日の大宮対C大阪戦、本来は偵察予定だったのですが、雨と寒さのため断念しテレビ観戦にしました。今年はずいぶん観戦予定をキャンセルしているなと、自分の健康面の不安が表に出てしまっていますが、今日のラファエルはキレキレでした。時に、そのアシスト能力の高さを評価されて左MFで先発する試合もあるほどで、あれほど視野の広いFWはあまりいないと思います。

逆にC大阪は、売り物である香川と乾の2シャドーにあまりボールが入りませんでした。3-6-1システムを引くC大阪は、1トップが補強ポイントと見て、アドリアーノ、播戸と補強していますが、二人ともポストプレーヤーではなく、なかなか2シャドーの上がりをサポートできていませんでした。

ということは、ありえない仮定ですが、ここにラファエルがいれば強力なチームを作れるなと意味のないことを考えてしまいます。C大阪とは、浦和は4節という早い段階で対戦しますが、この相手からはアウェイでも勝ち点3が欲しいと考えます。
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スカパー斜め見

2010-03-07 11:33:24 | 他チーム
昨日は浦和戦が始まる前の3時間、湘南対山形(前半)、FC東京対横浜FM(前半)、広島対清水(後半)の3試合を斜め見していました。開幕したばかりの今の時期は、雑誌などで頭には入っていても、実際に試合に出ているところを見ないと、誰がどこにいるか、チーム内でどんな役割をしているかは実感できないものです。

浦和が3節に当たる山形の動向は特に気にしていましたが、どうも長谷川と田代の長身2トップが合っていないように、前半を見る限りでは思えました。山形のサッカーはリトリートしてサイドハーフまで含めた8人で引くサッカーですから、中盤と前線の間が空いてしまいました。結果は幸運なオウンゴールで追いつきはしましたが、この相手には浦和はやりたいサッカーをできないと苦しいだろうと思います。

次節で当たるFC東京もどうかと思っていましたが、梶山と石川がベンチに座っていて、時間限定で投入するようです。これは流れを変えられる可能性はあり、リードを奪っておかないと苦しいかもしれません。ただ、この試合は両チームともシュート数の少なかった今ひとつの試合で、FC東京の長所や短所がはっきりとわかる試合ではなかったように思えます。

FC東京は松下(前新潟)、森重(前大分)を補強していますが、彼らは両方スタメンで、特に森重はフィードの正確さで活躍していました。オフにCBを4人も放出しているFC東京ですから、森重が戦力にならないと厳しいと思っていましたが、それは問題ないようです。ただ、米本が負傷で離脱しているので、急造ボランチの徳永がどこまで持つかは未知数ですが。

清水に関しては、どうしても小野伸二の動向に目が向きます。4-3-3の中盤の左に入った小野伸二は、もともとそんなに動く選手ではなかったので、動きの量が少ないのはいつものことですが、キックの精度は相変わらず高く、ヨンセンの頭にピンポイントで狙うようなクロスも上げていました。右足で狙える左CKはキッカーで、チーム内の信頼は勝ち得たように思えます。
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