Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

サヌ退団

2010-12-07 15:39:01 | 浦和レッズ
昨日、浦和のMFウィルフリード・サヌ選手が契約満了で退団すると発表になりました。もともと、サヌの契約は前所属チームの1FCケルンからの一年のレンタル契約で、しかもフライブルク時代にフィンケ監督の指導を受けた「愛弟子」ということから、フィンケ監督の去る浦和には残らないだろうと予想はしていました。

サヌを見たのはわずか一年なので、本当に彼の特徴を十分把握したとは言えないと思いますが、見た範囲で印象を話します。浦和レッズマガジンに書いてあった話では、サヌはスピード型ですが特に50mが速いらしく、確かに大宮戦で見せた自陣からの独走ドリブルなど長い距離で見せてくれました。

浦和では左SBに入ることが多かったですが、サヌは元FWながらフライブルク時代にフィンケ監督に右SBにコンバートされています。そのため、右SBはあり得ると思っていましたが、左SBは埼玉新聞によれば「人生で初めて」だったそうで初めて使ったときは驚きました。

私が見る限りでは、サヌの最適なポジションは左MFのように思えます。一発の決定機を確実に決める力は若干物足りないので、少し引き気味の位置から持ち味のスピードを生かして飛び出して行く形が一番良かったと思います。そういう意味では宇賀神と二人左サイドに置いた「二段ロケット」はアウェイの湘南戦などで威力を発揮しました。

ただ、SBとしては守備意識が足りないと思ったのも確かで、前に掛かって戻ってこないプレーも再三見られました。そのため、ベンチはサヌの守備を不安視して、よくサヌに替える交代選手を用意していました。そういう事情もあって、来季の戦力構想には入れにくかったのも確かで、左MFなら原口も高橋峻希もいますし、補強の動きもあります。

左SBでポジションをがっちり確保していれば、浦和の方から年俸をアップして引き留める可能性もありましたが、実際は左SBは宇賀神が出ることも多く、サヌはちょっと中途半端な存在だったように思えます。ブンデスリーガで背番号14という、準主力級の扱いを受けている選手ですから、どれほどやるのかと期待はしていましたが、そこまでではなかったかなというのが正直な感想です。
コメント
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