Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

放射能浄化装置

2011-06-12 14:12:17 | 雑記
最近、福島原発のニュースで、「放射能浄化装置」という言葉が良く出てきます。少年時代、アニメの宇宙戦艦ヤマトで放射能浄化装置を銀河の彼方のイスカンダル(天文学から推測すると100万光年近い距離がありますね)まで取りに行かないといけないという記憶があった私にとって、「そうか、放射能浄化装置は今は日本にもあるんだ」と記憶が書き換えられる思いです。

もっとも、福島原発の場合、原発の放射能を発する物質は大きくて重いという前提があるからできることです。今、話題になっている放射性ヨウ素も、放射性セシウムももともとが重い元素であるウランの核分裂生成物質で、天然界に多くある酸素や炭素などの元素と比べると極端に重い物質です。

これらの重い材質なら、小さな穴をたくさん持つ多孔質のフィルターを通せば、向こう側に通ることができず放射能が浄化できるという、比較的単純なメカニズムです。原発事故の原因は津波だったので想定外でしたが、事故が起こる可能性はもちろん東電側も考えていたでしょうから、こういう準備はしていたでしょう。

それを考えると、たぶん宇宙戦艦ヤマトの放射能浄化装置は、水爆の放射能を想定していたと思います。水爆の放射能は軽い元素ですから、フィルターなどという方法は効かず、当時のSF作家にとってはイスカンダルへ行くとか半減期を半分にするような、物理的にはありえなくても核戦争後の世界を救うシナリオを想像したに違いありません。

こんな理由で宇宙戦艦ヤマトを思い出すのは、誠に残念ではあるのですが、人間側も英知を結集して事にあたるというのは原発事故でも同じです。今後、一日も早い原発事故の収束を願います。
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元気、伝説へ(6/11大宮対浦和)

2011-06-12 13:53:19 | 浦和レッズ
昨日の試合は、原口元気選手の魅力を改めて発見した試合でした。彼のドリブルは永井雄一郎(現清水)の身体接触を避けて相手を外すドリブルとはタイプが違い、密集の間で体をぶつけられても体の強さで持ちこたえるタイプです。以前はフィジカルで潰されることも多かった原口のドリブルですが、昨日は倒されながらも倒れた体勢のままシュートに持ち込んで同点ゴールを決めるという、伝説に残るプレーをしてくれました。

しかし、今の浦和にとっては、降格圏を出ることが最優先課題ですが、勝ち点1では降格圏は出られません。どこかで勝ち点3を積み重ねないと順位は上がらず、これまでは「新潟にホームなら勝てるだろう」「大宮にアウェイでは相性がいい」などと楽観的に考えていましたが、この結果は間違いなくお尻に火がついています。

その原因になったのは、山田暢久のセットプレーの弱さです。山田暢久は動きのない状態ではヘディングは結構強く、かつてはGKのロングキックのターゲットになっていました。しかし、今年のPSMあたりから判明し始めたのは、相手に動かれると比較的簡単にマークを外すことです。大宮のラファエルの先制点も、CKを直接叩き込まれた深谷のヘディングシュートも、マーカーは山田暢久でした。

今回、ペトロは山田暢久を下げてスピラノビッチを入れましたが、この交代は山田暢久が良くなかったから替えた交代で、今後の起用も難しいのではと思われます。そんな2点ビハインドという苦しい試合を引き分けに持ち込めたのは、ちょっとラッキーだったPKの判定です。確かにスローで見るとマルシオが引き倒されていますが、主審によっては取らない可能性もあるプレーではあったと思います。

また、高崎にもう一度チャンスを与えてはみたいなことをブログに書いていましたが、結果的には高崎は前半のボールが落ち着かない最悪の展開の戦犯になってしまいました。球際が弱く、ちょっと厳しいボールだとボールが足に付かないので、我が家でも「高崎、なんであれをトラップできないんだ」みたいなことは言われていました。

そのため、ペトロが高崎を前半で諦めて田中達也を入れた交代は正解でした。高崎はまだ特徴を把握しきれていない選手なので、見ながらいろいろ長所や欠点は出てくるかもしれないとは思っていましたが、昨日は欠点の方が目についてしまいました。
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