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中盤の球回し(6/19日本対クウェート)

2011-06-20 19:07:52 | ワールドサッカー
この試合はホームアンドアウェイのノックアウト式トーナメントで、しかも日本は先にホームゲームをやる少し不利な立場なので、初戦は最低でも2点差以上の勝利を期待していました。そういう意味では今回の3-1の勝利はノルマはクリアしましたが、相手にアウェイゴールを与えたので、次戦が0-2の敗戦では敗退と、まだ安心はできません。

クウェートは4-1-4-1の布陣で、しかも中盤の4人が引き気味でした。おそらくクウェートサイドの狙いは0-0の引き分けだったでしょう。それでも1トップの17番は唯一クウェートA代表の経験があるというFWで、主に濱田がマークに当たっていましたが、一度相手に入れ替わられるミスを犯しています。

浦和ではほとんど試合に出ていないものの、点を取って一躍有名人の濱田も、試合後は反省の言葉を発していたのはこのミスが頭にあったからでしょう。そんな理由でクウェートは決して弱くないと思っていますが、トップ下の東のキープ力が通用したのが勝因になりました。

クウェートも厳しく寄せてはいましたが、広州アジア大会で2歳年上の中東勢に競り勝って優勝したメンバーを多く含む今回のU-22代表は精神的にも強いチームでした。狭いスペースでボールを受けているのでチャンスは一瞬しかないはずですが、数多くのCKを取ってセカンドボールを相手に渡さない危機管理も徹底していました。

欲を言えば相手が出て来なかった前半のうちに3点目を取っておきたかったですが、初めての公式戦が中東でも比較的強いクウェートという、どういう状況が起きるか分からない試合だっただけに、結果を残したことは評価すべきだと思います。

試合前は永井の足首の負傷で大騒ぎになっていましたが、永井一人いないくらいで負けるほど日本の選手層は薄くないと強気に思っていました。確かに永井は広州アジア大会の主力で、前回の豪州との親善試合も永井の活躍で勝っていますが、大迫も鹿島でポジションを取るほどの活躍をしているのだから決して力不足ではないと思っていました。

また、U-22代表で永井は確かに中心選手ですが、永井がいないとチームが構築できないということはなく、この代表のストロングポイントは3枚のトップ下のところです。大宮でポジションを取った東を中心に、清武、山崎、途中出場の原口、登里と誰が出ても相当の迫力があります。長丁場のリーグ戦を戦うために必要な戦力はいるので、あとはそれを無駄にしないよう、クウェートとの第二戦を引き分け以上で乗り切って欲しいです。
コメント (2)
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