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攻めれば勝てる(6/5ナビスコ浦和対山形)

2011-06-06 18:51:32 | 浦和レッズ
山形というチームは、立ち上がりは必ず自陣に8人引かせて慎重に相手の出方を見るチームです。この日はウイングが伊東、広瀬と若手でしたが、実際に前に残っていたのはトップ下の古橋でした。1トップの長谷川に縦パスを入れてこぼれ球を古橋が狙う意図に見えました。

浦和はスピラノビッチが豪州代表で不在だったので、公式戦では初めて合わせる山田暢久と永田のCBでした。試合前はこのコンビには不安を持っていました。二人ともバランスをとってカバーリングするタイプで、長身FWの長谷川にどちらが当たりに行くか責任が不明確になる恐れがあったからです。

しかし、この二人は当たりに行くタイミングとカバーリングのタイミングをうまく使い分けて、山田暢久にパスミスの大失態が出た以外は崩された場面はありませんでした。その山田暢久のミスはたまたまGK加藤に助けてもらいましたが、CBとしてはやってはいけないミスで、ペトロも使い方を考え直すかもしれません。

なかなか山形を崩せなかった前半ですが、高崎がボールの受け手としていい位置にいたと思います。宇賀神や柏木の縦パスが、最終的にはチャンスにならなくても、一度高崎が受けたことは相手のカウンターを防ぎ、エジミウソンもチャンスをもらえるようになりました。

エジミウソンと2トップを組む相手はまだまだポジション争いの最中で、原や田中達也もその位置は当然狙っているでしょうが、高崎のいいところはポストプレーをしたときの味方の動き方を理解していることです。

エジミウソンの1トップのときはどうせ通らないと諦め半分で蹴っているロングボールが、高崎と組んでいるときは通る可能性もあると、チームが意欲的です。また、この高崎の動きでPKを取って先制点を得たことで、あれほど慎重な山形が前に出てきました。

自分たちがカウンターを掛けるのは得意でも、カウンターを浴びるのは苦手に見えた山形は、原口やマゾーラの突破に対応が利きませんでした。

山形はホームの第二戦に勝負を持ち越すために0-1やむなしのサッカーをする可能性もありましたが、原口のゴールで第二戦は最初から攻める、本来のサッカーではないことをやらなければいけなくなりました。浦和にとっては狙い通りの勝利で、さいたまダービーに弾みがつくといいなと思います。
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