なでしこのある選手は、NZはいつどこからロングボールを蹴ってくるか分からないのが怖いと言っていましたが、確かに全員がロングボールを蹴れることと、たとえ通る可能性がまったくなくても蹴るところはなでしこにとっては異文化との遭遇でした。
NZは戦い方も徹底していました。4-3-2-1の3ボランチのところでブロックを作り、日本のサイドハーフの大野、宮間のところを消す作戦でした。立ち上がりに永里がゴールを決めて先制されたものの、ロングボールに誰かが追い付けば点を取れる可能性もあると信じていたような戦い方でした。
その通り、ロングボールに2番の選手が追い付くとなでしこのDFは戻り切れず、ファーサイドで9番をフリーにしてなでしこは痛い失点を喫しています。大きくてパワーのある選手を揃えるNZもスピードやセットプレーの守備には課題があり、試合としてはなでしこ優位に進んだものの、点を奪えないまま後半に進みます。
結果を知っていてビデオで見ていた試合でしたが、この格下サッカーに勝ち点はやりたくないと、試合を見ていて力が入りました。前半に安藤が前からのプレスで効いていましたが、後半途中から入った岩淵は足元のうまさでNZを手玉に取りました。
NZは岩淵のドリブルをファウルでしか止められなくなり、ゴール前絶好の位置で得たFKを「女俊輔」の異名を取る宮間が直接ねじ込んで貴重な勝ち越し点を得ます。それでもNZというチームが高さとパワーのチームであることを考えると、引いて守る時間稼ぎは危険と、攻撃をすることで時間を使いました。
これでなでしこは勝ち点3になり、同じ組のイングランド対メキシコが引き分けに終わったので、なでしこは次のメキシコ戦を勝てば1次リーグ突破は決まります。
女子のメキシコ代表はホームのメキシコシティの2000mを超える標高を利用して勝っているチームとあまりいいイメージはありませんが、まだまだ選手層の薄い女子サッカーでは、国が本気で強化に乗り出せば急激に強くなる可能性もあります。以前私が国立で見た組織力に欠けたメキシコ女子代表とはまったく違うかもしれません。
NZは戦い方も徹底していました。4-3-2-1の3ボランチのところでブロックを作り、日本のサイドハーフの大野、宮間のところを消す作戦でした。立ち上がりに永里がゴールを決めて先制されたものの、ロングボールに誰かが追い付けば点を取れる可能性もあると信じていたような戦い方でした。
その通り、ロングボールに2番の選手が追い付くとなでしこのDFは戻り切れず、ファーサイドで9番をフリーにしてなでしこは痛い失点を喫しています。大きくてパワーのある選手を揃えるNZもスピードやセットプレーの守備には課題があり、試合としてはなでしこ優位に進んだものの、点を奪えないまま後半に進みます。
結果を知っていてビデオで見ていた試合でしたが、この格下サッカーに勝ち点はやりたくないと、試合を見ていて力が入りました。前半に安藤が前からのプレスで効いていましたが、後半途中から入った岩淵は足元のうまさでNZを手玉に取りました。
NZは岩淵のドリブルをファウルでしか止められなくなり、ゴール前絶好の位置で得たFKを「女俊輔」の異名を取る宮間が直接ねじ込んで貴重な勝ち越し点を得ます。それでもNZというチームが高さとパワーのチームであることを考えると、引いて守る時間稼ぎは危険と、攻撃をすることで時間を使いました。
これでなでしこは勝ち点3になり、同じ組のイングランド対メキシコが引き分けに終わったので、なでしこは次のメキシコ戦を勝てば1次リーグ突破は決まります。
女子のメキシコ代表はホームのメキシコシティの2000mを超える標高を利用して勝っているチームとあまりいいイメージはありませんが、まだまだ選手層の薄い女子サッカーでは、国が本気で強化に乗り出せば急激に強くなる可能性もあります。以前私が国立で見た組織力に欠けたメキシコ女子代表とはまったく違うかもしれません。