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潤滑油(6/22浦和対福岡)

2011-06-23 18:59:10 | 浦和レッズ
これまで浦和の試合を見ていると、みんなさぼっている訳ではないのに、何故かパスがつながらないという違和感を感じていました。機械そのものはいい部品を使っていても、それがうまく回らないようなものです。こういうときは「潤滑油」が必要だと思っていましたが、昨日の潤滑油は山田直輝でした。

山田直輝は決して驚くようなパスを出すゲームメーカーではありませんが、味方のスペースのちょうど中間に走り込んで、簡単なパスを出せる位置を計算しています。負傷が癒えた今、これくらいの活躍はできる能力はあるので、浦和の中盤を活性化してもまた次を期待しています。

山田直輝が生きたのは浦和の戦術が4-4-2だった理由もあります。この布陣だとトップ下の位置は空白なので山田直輝にとって走りやすいスペースはたくさんあります。もし、4-2-3-1だったらウイングかボランチなので、動く範囲を制限されてしまったでしょう。

初先発の新人小島は面白い存在です。理由はポジショニングのセンスが良いからで、先輩細貝の若い頃によく似ています。細貝は新人時代はドリブラーに弱い欠点がありましたが、福岡はあまりドリブルで攻めてくるチームではなかったので、その課題は後日、テレビではなく埼玉スタジアムで確かめようと思います。

3-0だったので攻撃陣にスポットが当たりそうな試合ですが、福岡の数多く放り込まれたアーリークロスに付け入る隙を与えなかったスピラノビッチ、永田のCB二人も評価したいです。特にスピラノビッチのヘディングはほぼ全勝でした。

福岡は最下位とはいっても負けた試合でも2点取っている試合もあり、カウンターのチャンスは与えたくないと思っていました。実際の決定機はCKの浦和のポジショニングのまずさを突いたミドルシュートがクロスバーを叩いたものですが、それが決まっていれば同点だったのでわからなかったと思います。

しかし、この勝ち点3は大きいです。まずは降格圏脱出、次は星を五分に戻すことが目標になる浦和は、山田直輝らの新しい力が機能して明日への希望をつかみました。きっとこれからも勝ってくれると信じたいです。
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