Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

夢叶う(6/3 日本対オマーン)

2012-06-03 22:54:59 | ワールドサッカー
2002年W杯のとき、叶えられなかった夢。自分の全神経をサッカーに集中させ、試合から試合へと旅して回る日々。チケットは取れたのに、夢は目前で病で断たれた。そんな日がいつかやってくると信じて、長い時を過ごした。

これから、あのときの借りを返すときがきた。埼玉→鳥栖→埼玉という旅だけど、あのときの夢は今叶ったのだろう。試合レポートは明日。

以下翌日追記

オマーンを率いる監督は元カメルーン代表監督のルグエン氏であることを考えると、単純に引くのではなく何かを加えてくるのだろうとは思っていました。オマーンの背番号が赤のユニフォームに金の文字だったので見にくく、確認には少し時間を要しましたが、どうやらアルホスニを1トップに置いた4-2-3-1をやりたいのだろうという意図は見て取れました。

4年前の対戦では日本を恐れすぎて腰が引けた印象があったオマーンですが、日本相手に仕掛けようとしてきたようです。しかし、オマーンには弱点がありました。それは最終ラインの裏のスペースのケアです。オマーンがカウンターを狙ったタイミングでボールを奪って、逆に日本がカウンターを仕掛けるとオマーンの最終ラインは容易に日本のFWの侵入を許し、ここを使えば点は取れるという確信はありました。

いいサッカーをしようとしたがまだ完成していなかったのがオマーンの印象で、攻撃も遠めから強引に狙うばかりで、組織的に崩すところまで行っていなかったと思います。それでも、ミスは怖いので早めに点が欲しいとは思っていましたが、スタンドを埋めたサポーターの理想通りの本田圭佑の先制点は、予想通り長友が最終ラインの裏に走り込んだ形から生まれました。

これなら負けることはないと11分で確信は持てて、最終予選独特の緊張感はそれほどではありませんでしたが、それでもこの試合は確実に勝ち点3を取らなければいけない試合で、後半に追加点が入るまで安心はできませんでした。それでも、この試合を裁いていたレフェリーがアジアNo.1という評価のウズベキスタンのイルマトフ氏で、この人なら不公正な笛は吹かないはずという安心感はありました。アウェイで中東の主審が笛を吹いたら何が起こるかわからないですが。

また、この試合のポイントに挙げられていたのは、前日のニュースで長谷川健太氏が話していた本田と香川の距離感です。私の席はバックアッパーで上から見下ろす位置なので、これには気をつけて見ていました。確かに本田も香川も、できるだけピッチの真ん中でプレーしようという意図は感じ、この両者のパス交換でチャンスになる場面も見られました。

最終予選という位置付け上、とにかく勝てば何でもいい試合ではありますが、この試合は見に来たサポーターも満足できる試合だったのではと思います。もっとも、次のヨルダンは同じようにはいかない相手です。中途半端に出たりせず、とにかくしっかりと引いてくる相手なので、なかなか点が入らなかったときにどう対応するかという課題はありますが、とりあえずは良かったといい気分で鳥栖へ向かえそうです。
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前回の鳥栖との対戦

2012-06-03 11:14:36 | 浦和レッズ
今日は代表のオマーン戦ですが、埼スタに行くため即日更新は勘弁していただき、穴埋めネタを用意して出かけます。

鳥栖と浦和の対戦といえば、去年のPSMこそありますが、公式戦ということになると天皇杯でも当たったことはなく、鳥栖はJ1初昇格でリーグ戦でもJ1では当たったことはないということを考えると、前回の対戦は2000年のJ2リーグ最終戦ということになります。

そうか、あのとき以来かと思うと、記憶がよみがえってきます。12年経った今でもこの試合のことは細かいことまで覚えていて、本来は消化試合だったはずの鳥栖は「勝てばスポーツ紙にサガン鳥栖の名前がでかでかと出る」と選手をあおってこの試合に臨んでいたそうです。

この試合最大の記憶は、土橋のVゴールはもちろんですが、ルシアノのPKの場面で出た「史上最大の応援」です。あの場面はピクンのクリアミスで独走された鳥栖FW石谷を室井が後ろから引っ掛けて倒してPKになり、室井は退場、鳥栖は決めれば勝ち越し点になるPKを得ます。

これが決まったら大変だと、浦和サポは後にも先にもこのときしかなかったのではと思うほどの驚異的なまとまりを見せます。普段は声を出さないバックスタンドの1階席も2階席も、このときだけはゴール裏のサポと連動して、「浦和レッズ」コールを送ります。あんなにすごいコールは聞いたことがないと、震えが来たほどです。

応援の力は本当にあるものだと認識したのは、ルシアノがこのPKを失敗したからです。J2ですから普段は2千人程度のスタジアムで試合をしている鳥栖の選手たちは、満員の駒場はそれだけでも迫力があったでしょう。そこから、普段は出ないような大音量が突然流されたのですから、鳥栖の選手にも影響はあったはずです。ルシアノはこのPKをバーに当てて失敗し、浦和は首の皮一枚つながって望みを延長戦に託します。

それでも、大分勝利のため、延長戦は勝利が絶対条件と数的不利の浦和には厳しい条件でしたが、阿部敏之のFKが壁に当たった、本来なら「あちゃー」と思う場面から土橋のゴールは生まれています。もし、このこぼれ球を鳥栖の選手が拾っていたら決定機だった場面だったと思いますが、拾ったのは土橋でした。

とりあえずほっとした。あとは外してでもいいから思い切りシュートを放って、ゲームの流れを切ってくれと願っていたら、そのシュートが入ってVゴールになり、浦和は勝利してJ1昇格を決めます。この日は本来なら出勤日だったのを休暇を取って無理やり参戦したのですが、そこまでしても見ておかないと後悔するという思いがあった試合でしたが、見ておいてよかったと思います。
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