2002年W杯のとき、叶えられなかった夢。自分の全神経をサッカーに集中させ、試合から試合へと旅して回る日々。チケットは取れたのに、夢は目前で病で断たれた。そんな日がいつかやってくると信じて、長い時を過ごした。
これから、あのときの借りを返すときがきた。埼玉→鳥栖→埼玉という旅だけど、あのときの夢は今叶ったのだろう。試合レポートは明日。
以下翌日追記
オマーンを率いる監督は元カメルーン代表監督のルグエン氏であることを考えると、単純に引くのではなく何かを加えてくるのだろうとは思っていました。オマーンの背番号が赤のユニフォームに金の文字だったので見にくく、確認には少し時間を要しましたが、どうやらアルホスニを1トップに置いた4-2-3-1をやりたいのだろうという意図は見て取れました。
4年前の対戦では日本を恐れすぎて腰が引けた印象があったオマーンですが、日本相手に仕掛けようとしてきたようです。しかし、オマーンには弱点がありました。それは最終ラインの裏のスペースのケアです。オマーンがカウンターを狙ったタイミングでボールを奪って、逆に日本がカウンターを仕掛けるとオマーンの最終ラインは容易に日本のFWの侵入を許し、ここを使えば点は取れるという確信はありました。
いいサッカーをしようとしたがまだ完成していなかったのがオマーンの印象で、攻撃も遠めから強引に狙うばかりで、組織的に崩すところまで行っていなかったと思います。それでも、ミスは怖いので早めに点が欲しいとは思っていましたが、スタンドを埋めたサポーターの理想通りの本田圭佑の先制点は、予想通り長友が最終ラインの裏に走り込んだ形から生まれました。
これなら負けることはないと11分で確信は持てて、最終予選独特の緊張感はそれほどではありませんでしたが、それでもこの試合は確実に勝ち点3を取らなければいけない試合で、後半に追加点が入るまで安心はできませんでした。それでも、この試合を裁いていたレフェリーがアジアNo.1という評価のウズベキスタンのイルマトフ氏で、この人なら不公正な笛は吹かないはずという安心感はありました。アウェイで中東の主審が笛を吹いたら何が起こるかわからないですが。
また、この試合のポイントに挙げられていたのは、前日のニュースで長谷川健太氏が話していた本田と香川の距離感です。私の席はバックアッパーで上から見下ろす位置なので、これには気をつけて見ていました。確かに本田も香川も、できるだけピッチの真ん中でプレーしようという意図は感じ、この両者のパス交換でチャンスになる場面も見られました。
最終予選という位置付け上、とにかく勝てば何でもいい試合ではありますが、この試合は見に来たサポーターも満足できる試合だったのではと思います。もっとも、次のヨルダンは同じようにはいかない相手です。中途半端に出たりせず、とにかくしっかりと引いてくる相手なので、なかなか点が入らなかったときにどう対応するかという課題はありますが、とりあえずは良かったといい気分で鳥栖へ向かえそうです。
これから、あのときの借りを返すときがきた。埼玉→鳥栖→埼玉という旅だけど、あのときの夢は今叶ったのだろう。試合レポートは明日。
以下翌日追記
オマーンを率いる監督は元カメルーン代表監督のルグエン氏であることを考えると、単純に引くのではなく何かを加えてくるのだろうとは思っていました。オマーンの背番号が赤のユニフォームに金の文字だったので見にくく、確認には少し時間を要しましたが、どうやらアルホスニを1トップに置いた4-2-3-1をやりたいのだろうという意図は見て取れました。
4年前の対戦では日本を恐れすぎて腰が引けた印象があったオマーンですが、日本相手に仕掛けようとしてきたようです。しかし、オマーンには弱点がありました。それは最終ラインの裏のスペースのケアです。オマーンがカウンターを狙ったタイミングでボールを奪って、逆に日本がカウンターを仕掛けるとオマーンの最終ラインは容易に日本のFWの侵入を許し、ここを使えば点は取れるという確信はありました。
いいサッカーをしようとしたがまだ完成していなかったのがオマーンの印象で、攻撃も遠めから強引に狙うばかりで、組織的に崩すところまで行っていなかったと思います。それでも、ミスは怖いので早めに点が欲しいとは思っていましたが、スタンドを埋めたサポーターの理想通りの本田圭佑の先制点は、予想通り長友が最終ラインの裏に走り込んだ形から生まれました。
これなら負けることはないと11分で確信は持てて、最終予選独特の緊張感はそれほどではありませんでしたが、それでもこの試合は確実に勝ち点3を取らなければいけない試合で、後半に追加点が入るまで安心はできませんでした。それでも、この試合を裁いていたレフェリーがアジアNo.1という評価のウズベキスタンのイルマトフ氏で、この人なら不公正な笛は吹かないはずという安心感はありました。アウェイで中東の主審が笛を吹いたら何が起こるかわからないですが。
また、この試合のポイントに挙げられていたのは、前日のニュースで長谷川健太氏が話していた本田と香川の距離感です。私の席はバックアッパーで上から見下ろす位置なので、これには気をつけて見ていました。確かに本田も香川も、できるだけピッチの真ん中でプレーしようという意図は感じ、この両者のパス交換でチャンスになる場面も見られました。
最終予選という位置付け上、とにかく勝てば何でもいい試合ではありますが、この試合は見に来たサポーターも満足できる試合だったのではと思います。もっとも、次のヨルダンは同じようにはいかない相手です。中途半端に出たりせず、とにかくしっかりと引いてくる相手なので、なかなか点が入らなかったときにどう対応するかという課題はありますが、とりあえずは良かったといい気分で鳥栖へ向かえそうです。