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縦が得意(原口元気)

2012-06-18 18:49:37 | 浦和レッズ
おとといのG大阪戦、決勝ゴールの梅崎に目が行きますが、同点ゴールを決め、その後も相手GKにプレッシャーを掛け続けた原口元気選手もヒーローです。原口は同タイプの永井雄一郎が抜けたタイミングでトップに昇格する幸運もあり、17歳から試合に出ていたので、21歳の若さでJリーグ100試合出場を誇る若き才能です。

ミシャのシステムだと、2シャドーに置いてドリブルを生かすのが、ナビスコ杯鳥栖戦でカウンターから同点ゴールの起点になったように向いていると思いますが、ここは浦和のポジション争いで一番取りにくい位置です。チーム得点王のマルシオ、ミシャサッカーの申し子の柏木がいる以上、2シャドーしかできないとミシャに判断されると原口の出場機会は大幅に減ります。

そのため、1トップを狙うことになるわけですが、ポジションを争うポポとはタイプが全然違うので、試合の流れを変えたいときに途中から出すこともできます。ポポは運動量の多さが武器で、相手DFの薄いサイドに流れてキープするプレーを得意にしています。

これに対し、原口は縦に行くタイプです。柏木のスルーパスに鋭く反応したG大阪戦のゴールに象徴されるように、縦に走って相手DFよりわずかに先に触るプレーは得意の形です。ただ、原口はまだ全試合でコンスタントに力を発揮できず、残念ながら良くない試合もあります。

この1トップのポジションもポポ以外にもデスポトビッチがいる激戦区ですが、デスポトビッチは足元がうまくないので、原口の相手はポポになります。ポポは33歳という年齢は気になりますが、柏でも神戸でもレギュラーを張っていた選手で、原口にとっては今年は最も厳しいポジション争いを課されてしまいました。

それでも、ポポが点を取れなければ原口を最初に出すことを考えると、ミシャは原口のポテンシャルは評価していると思います。今年のポジション争いを勝ち抜けば大いに自信になるはずで、それを得られるように応援しています。
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