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中心選手にはまだまだ(小島秀仁)

2012-06-12 19:03:27 | 浦和レッズ
今日は日本代表の豪州戦ですが、平日夜の試合の即日更新は例によって勘弁していただき、穴埋めネタを用意しておきます。浦和サポ以外の方はご存知ない方もいらっしゃるでしょうが、前橋育英高校から入団して2年目の若手、小島秀仁選手を取り上げます。

小島のポジションはボランチですが、まだメンバーを落としたナビスコ杯と、試合終了間際の時間稼ぎが主な出番で、なかなかそのプレーを生で見るのは難しい選手でした。しかし、今回は平日夜の鳥栖に行くことができたので、後半の45分間小島のプレーを見られました。

小島は浦和のボランチにはいないタイプの攻撃的ボランチです。鈴木啓太、阿部勇樹が両方とも守備が強いタイプなので、小島がポジションを取れば後ろからでもパスが出せるようになり、ミシャも期待しているのが、この日45分という長い時間を与えられたことにも現れています。

小島のサッカーセンスは高く、中盤のバランスは十分取れます。昨年の福岡戦でデビューしたときはテレビ観戦だったので十分はわかりませんでしたが、ボランチに必要なパスさばきは十分できる印象でした。

ただ、この日の鳥栖戦の小島の出来はいいとは言えませんでした。鈴木啓太が前へのパスが得意でないことを考えると攻撃で目立ちたいという気持ちはわかりますが、持ち過ぎで取られてカウンターを食い、坪井がイエローカードをもらわざるを得なかったのは、半分小島のイエローカードだと思って反省して欲しいです。

このプレーを見たからかもしれませんが、その後はダブルボランチを組む先輩阿部勇樹からこと細かにポジショニングの指示が出るようになりました。そういうことがスタンドから見えるのはサッカー専用で選手の表情までわかるベストアメニティスタジアムの良さですが、小島にとっては阿部勇樹から学ぼうという意識と、自分のポジショニングが信用されていない悔しさの両方の気持ちがあったと思います。

ナビスコ杯で決勝トーナメントに行けなかったことで、若手を試す機会は少なくなってしまいました。小島が試合に出るには鈴木啓太を上回るものを練習で出し続けないといけませんが、イエローカードの累積などチャンスはあります。そこでいいプレーをすることを期待したいです。
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