Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

西川に救われた勝利(9/26鹿島対浦和)

2015-09-26 20:23:22 | 浦和レッズ
今日の鹿島戦、テレビ観戦しました。結果は2-1で浦和の勝利に終わりました。シュート数では倍以上の差があった劣勢の試合でしたが、こういう試合を拾うとサポーターとしては嬉しいもので、こんな試合を現地で見ていれば格別だっただろうなとは思います。

もっとも、内容が良くなかったことには触れないといけません。前半の浦和は、特に内容の悪さが目につきました。それは、4-1-4-1の浦和のシステムの弱点を鹿島がよく研究していたことが原因でしょう。鹿島サイドが柏木を狙うのを予想していましたが、実際は2列目からの選手の飛び出しを狙わせるゲームプランでした。

確かに、この4-1-4-1の布陣の弱点は、DFラインの前のスペースをケアするのが柏木一人なので、関根か高木俊幸が帰陣しないと、鹿島の左サイドの突破に対して森脇一人で守ることになってしまうことです。相手の先制点はまさにその形で、カイオに左サイドを突破されてからのマイナスのクロスを遠藤が押し込んだものです。

すぐに浦和も反撃し、武藤のスルーパスに宇賀神が抜け出し、折り返しに高木俊幸が詰めて同点にします。その後が、一方的な鹿島ペースでした。次々と突破されてシュートを打たれますが、GK西川がファインセーブを連発します。相手FWダヴィも金崎も、何度もチャンスがありましたが、西川が止めておいたことで、前半シュート数11-3という試合を同点で後半に折り返します。

ミシャも、前半の出来の悪さは不満だったようで、梅崎、高木俊幸out、ズラタン、青木inという采配を見せます。普段やり慣れている3-6-1に戻すもので、これで孤立無援だった柏木に青木が援軍につき、消えていた興梠もトップ下というポジションでボールに触れるようになりました。これで、鹿島のライン裏への飛び出しにマークをつけやすくなった浦和は、宇賀神のクロスを相手GK曽ヶ端がファンブルするという千載一遇の好機に、興梠がワンタッチで押し込んで2-1と勝ち越します。

ここまで獅子奮迅の活躍だった西川も、金崎のミドルをCKにしたくないと無理に取りに行ったプレーをダヴィに拾われるというミスもしていますが、ダヴィのシュートは外れ、シュート数で大差のついた内容の良くない試合ではあるものの、敵地で貴重な勝ち点3を得ることができました。カシマスタジアムは長年の鬼門だったので、勝つというのは快感でした。
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白いウルフ(益荒雄)

2015-09-26 13:44:29 | 他スポーツ
先日、生観戦した大相撲秋場所では、写真の元関脇益荒雄(ますらお)の阿武松(おおのまつ)親方がチケットをもぎっていたのが嬉しい発見でした。私が「白いウルフ、懐かしいです」と声をかけると、親方は「覚えてくれていてありがとうございます」と答えてくれました。益荒雄は四股名のかっこよさだけでなく、相撲振りでも、当時少年だった私にとってはヒーローでした。

益荒雄といえば、昭和61年春場所の大活躍が忘れられません。当時、益荒雄は上位に挑戦するのは初めての場所でした。こういう、若い力士が上がってくると、上位陣は稽古相手にして研究するのが常ですが、益荒雄は110kg前後の軽量力士という理由もあって、恐れるに足らずと上位陣は稽古相手にすらしていませんでした。

その無警戒の隙を突いて、益荒雄は初日に横綱双羽黒を破ると、本家ウルフの千代の富士にも勝つなど、横綱大関総なめの活躍で10勝5敗と勝ち越し、殊勲賞を受賞します。相撲振りは差してからの速攻です。当時、少年だった私は、右を差したか左を差したかは覚えていませんが、立ち合いで差してからの一気の寄りは、相手が知らなければ面白いように決まります。

その活躍で、故郷の福岡県田川郡糸田町では、愛称を募集して、「白いウルフ」に決定しました。こういう、機敏さとスピードを武器にするタイプには動物の愛称がつくことが多く、若島津は「南海の黒豹」、千代の富士はご存知「ウルフ」、古くは栃錦が「マムシ」でした。この益荒雄の活躍で、糸田町が昔筑豊炭田で栄えた地域だと調べました。

もっとも、この活躍で土俵を沸かせましたが、その後は巨漢力士に無理に変化で勝ちに行ったのがたたり、膝を痛めて長く活躍することはできませんでした。親方になったときにどんな力士を育てたいか聞かれると、真っ先に「けがをしない力士を育てたい」とコメントしていました。

益荒雄は夫人が元プロゴルファーです。スポーツを知っている人がおかみさんというのは、きっと部屋の運営にも役立っているはずで、阿武松部屋から力士が育つよう期待しています。
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鹿島戦プレビュー

2015-09-26 09:21:34 | 浦和レッズ
仕事が忙しく、当日になってしまいましたが、今日の3時の鹿島戦のプレビュー記事です。この試合はJリーグの行方を左右する重要な試合になります。CS進出にはどうしても2ndステージを優勝したい鹿島と、CSの組み合わせが有利になる年間1位を確実にしたい浦和の、どちらが目標を達成するかの試合になります。

浦和はDFの中心選手、那須が出場停止です。埼玉新聞によれば、右から森脇、阿部、槙野、宇賀神の急造4バックで臨むことが予想されています。前回の清水戦がこの手でうまく行ったので、二匹目のどじょうを狙うのではと考えるのは自然な発想です。もっとも、この布陣を清水戦で披露してしまった以上、鹿島も何か対策を立ててくることは間違いありません。

その対策として考えられるのは、4-1-4-1のアンカーに、守備力がそれほど強くない柏木がいるところでしょう。4-1-4-1はアンカーを狙うのは、相手の攻略法として常套手段です。清水戦では武藤が下がってきて柏木をフォローしていましたが、相手がサイドハーフの遠藤やカイオを内に寄せて柏木を狙う可能性はあると踏んでいます。

鹿島は、今季の前半戦は低迷して、山雅戦の敗戦後に三冠も達成した名将、トニーニョ・セレーゾを電撃解任しました。あの名将がこんな形で鹿島を去るとは衝撃的でしたが、後任の石井監督が見事にチームを立て直し、就任後は7勝1敗で2ndステージ優勝を視野に入れています。2ndステージを制し、CSに出ることができれば、鹿島は伝統的に短期決戦には強いので、年間優勝の可能性は出ます。

ジョルジーニョ、トニーニョ・セレーゾが進めた、若手への切り替えは成果を出し始めており、土居、カイオ、赤崎、昌子ら若手が育ってきました。まだ、鹿島といえば本山、小笠原のイメージが残っている私ですが、今の鹿島は若いチームです。

カシマスタジアムで行われる、この一戦はJリーグで最も盛り上がるカードだけに、満員に近い入りになると思います。私も、テレビ観戦ではありますが、じっくりと見届け、観戦記はアップしたいと思います。
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