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元小結時天空引退

2016-08-26 23:37:07 | 他スポーツ
今日、ネットニュースを見ていると、元小結時天空の現役引退が記事になっていました。時天空はモンゴル出身ですが、既に親方になる条件である日本国籍を取得しており、引退後は年寄「間垣」を襲名して親方として後進の指導にあたります。

時天空は、四股名のカッコよさが印象的でした。モンゴルの、どこまでも広がる青空と草原を連想させる名前です。「時」は時津風部屋の「時」ですが、時天空と「時空」が似ており、時を超えて現代に君臨するヒーローというイメージも持てる四股名です。

相撲振りも面白い力士でした。彼の武器は「蹴返し」という足技です。プロの相撲は足技を使って相手の足を攻撃してもいいルールなので、これが決まると土俵の中央で相手が倒れ、観客が「何が起こった?」という目で土俵を見つめます。モンゴル人横綱のパイオニア朝青龍が時折「内無双」という、手で相手の足を払う技で勝つこともありましたが、それに似たモンゴル人らしい技です。

最高位は小結で、三賞は受賞1回とこれといって大きな活躍を見せた力士ではなかったですが、36歳まで現役を続け、長く幕内を守った実力者でした。十両から上がってきたばかりの若手にとっては、相撲のうまい時天空は最初の壁となる存在だったでしょう。

そんな時天空が引退に追い込まれた理由は、悪性リンパ腫という難病でした。初場所でこの病気が発覚してから、今まで休場が続き今の番付は三段目でした。何とか復帰してもう一度土俵に上がりたい、そんな思いを抱えていたのでしょうが、ついに復帰を断念した無念は察します。

悪性リンパ腫の治療度合はわかりませんが、何とか親方業が無事にできるくらいの回復を願っています。
コメント
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