Kobby loves 埼玉&レッズ

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創意工夫でつかんだ勝利(4/8サンウルブズ対ブルズ)

2017-04-08 23:09:29 | 他スポーツ
南半球のラグビーの最高峰リーグ、スーパーラグビーに参加している日本チーム、サンウルブズが6戦目にして初勝利を挙げました。21-20という僅差で、相手は南アフリカのブルズです。この試合、スコアの差だけでなく内容も僅差のもので、ほんのわずかな運がサンウルブズに向いていたからの勝利でした。

サンウルブズは、昨年1勝13敗1分けという惨敗を喫したこともあり、去年のメンバーからはだいぶ入れ替えています。今年強化されたと感じたのはSHです。このポジションに今季から入った、日本代表の正SHの田中史朗の球出しが非常に安定していました。去年はハンドリングのミスを相手に奪われた失点も多かったので、それがこの試合ではほとんど見られなかったのは良かったと思います。

また、FBの日本代表、松島幸太郎も今季からの加入です。松島の価値はハイパントを100%で取れることで、相手の蹴るハイパントから仕掛けるカウンターがサンウルブズの一つの武器になっていました。この日は相手のブルズに、自陣でのボール回しのミスが見られたので、そのミスに素早く詰めてターンオーバーする、出足の速さもサンウルブズが進化した点です。

相手のブルズは、連係にこそ課題が見られましたが、個人の突破力はサンウルブズを上回っていました。相手の2トライはいずれも個人技からの独走のトライで、上半身が筋肉の塊でタックルしても止められない場面を作られてしまいました。目立ったのは12番、9番、14番でしたが、そういうタイプの選手を地元開催のW杯までのあと2年で育てるのは無理でしょう。

それでも、この日のサンウルブズは、相手の方が体力的に上回っていても創意工夫で戦えることを示しました。まずは、ほとんど相手に押されなかったスクラムです。スクラムはデータでは平均体重が表示されますが、実際は駆け引きが重要で、相手に力を出させないようにする工夫はあると聞きます。ブルズFWを押し込むには至らなくても、押されない粘りは身に着けています。

また、1対1のタックルでも、できるだけ相手に正面から当たるようにすることである程度止めていました。スタンドまでぶつかった音が聞こえるほどの激突でしたが、それでも真正面から当たられたタックルを跳ね飛ばすのはいくら相手が大男でも難しいです。そんな要素が揃っての勝利、またサンウルブズを見てみようという気分になれた試合でした。

















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前の3人の連係(4/7浦和対仙台)

2017-04-08 10:10:16 | 浦和レッズ
昨日の仙台戦、スタジアムの椅子に座ったのは前半2分でした。この試合は結果は7-0という圧勝に終わりましたが、その要因を考えると仙台の出方にあったように感じます。今季、仙台は3-4-3の攻撃的なシステムに挑戦していますが、この日は奥埜、梁勇基の2トップに三田をトップ下気味に置く3-5-2で入ってきました。

仙台は最近の浦和戦では5バックで守りを固めることが多かったですが、この日の仙台は攻めるべきか守るべきか、意図が不統一だった印象を受けます。守ると決めていれば浦和の1トップ2シャドーにしっかり付いて消しに行ったでしょうが、この日の仙台は浦和のポジションチェンジの前にDFが固まってしまい、先制点の興梠や3点目の武藤のゴールで、相手をフリーにしてしまっています。

もちろん、浦和側の動きの良さもありました。この日はラファエル・シルバが欠場で、去年の多くの試合を戦った「KLM(興梠、李、武藤)」の1トップ2シャドーでした。この3人で組めば一人がニアで潰れてファーサイドで一人をフリーにするという駆け引きには慣れており、それがうまく行ったゆえのゴールラッシュだったと思います。

浦和守備陣も頑張ったと思います。この日は仙台が序盤、前から奥埜や梁が取りに来ましたが、それをバックパスなどでうまくかわしてその後の攻撃につなげました。私のノートに、ほとんど仙台の攻撃のシーンが残らないほど、仙台の攻撃を完結させる前にピンチを「回収」していたことを意味します。

仙台は浦和からレンタルで加入していたFW石原が、どうやら浦和戦には出ないという契約だったようで、本来攻撃的MFの梁勇基をFWで使うことになりました。それも攻撃力を落とした要因だと思います。前半で0-4になってはもう攻めるしかなくなり、ポストプレーヤーのFWのクリスランを後半頭から入れて慌てて3トップにしましたが、遅すぎた印象です。

浦和では前半から大量リードという展開だったので、菊池大介を宇賀神に代えて投入する余裕ができました。菊池はあまりボールに絡めませんでしたが、最後絶妙なクロスを入れて柏木に合わせるなど持ち味は出しました。攻撃は大量得点、守備は完封と、浦和のいいところばかりが出た試合だったと振り返ります。





























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