Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

4バック慣れしているCB(岩波拓也)

2022-09-04 21:23:44 | 浦和レッズ
昨日の鹿島戦は引き分けだったもののヒーローである、DF岩波拓也選手を取り上げます。浦和というチームが、歴代監督に3バックの監督が多かったチームで、3バックで育ったDFが長年主力でした。そんな中では、岩波はJ1神戸からの移籍選手で、神戸で「4バック慣れ」しているCBです。神戸の下部組織に在籍した当時、U-17日本代表ではキャプテンで、U-17W杯出場の経験もあります。

浦和への移籍は2018年、堀監督が率いていたときです。堀監督は4-1-4-1のシステムが定番で、4バック慣れしているDFが必要だったチーム事情と一致しました。もっとも、堀監督は2018年の開幕からわずか5試合で解任され、また3バックのオリベイラ監督に戻ることになります。岩波は右ストッパーとして起用されますが、当時左ストッパーの槙野のサイドを相手にわざと避けられ、岩波のサイドが狙われた過去もあります。

翌年以降チームを率いた大槻監督時代は、槙野と岩波の2CBが多くなりました。岩波といえばそのロングフィードの正確さが武器で、一気にFWの位置まで通せる精度があります。もっとも、昨年ロドリゲス監督になってCBにショルツが補強され、ショルツが前に行っても守れるCBの方が合うとなり、槙野より岩波の方が適任とされて岩波がほとんどの試合で先発出場することになります。

今季は槙野がチームを去り、岩波としては責任が重くなるシーズンではありますが、槙野の代役として鹿島からCB犬飼を補強していました。ショルツ、岩波、犬飼の3人で回せば、比較的運動量が多くないCBというポジションならターンオーバーできるという頭もあったでしょう。しかし、犬飼が今季、試合中に重傷を負ってしまい、浦和のCBはショルツと岩波がほぼ常時出続けないといけない状況になってしまいました。

そのため、ACLの決勝トーナメント3試合に、岩波はフル出場して、しかも昨日の鹿島戦も休みなく出場です。これはずいぶん大変な任務ですが、ショルツがクロスをほぼクリアしてくれるので、岩波はバランスを取ることを重視してプレーできます。もちろん、岩波自身のヘディングの強さもあり、セットプレーの攻撃ではインタビューで「自分しかターゲットになる選手がいない」と、点を取ることを意識したことが鹿島戦の同点ゴールにつながりました。

気が付けば、岩波は西川、関根に次ぐ3番目の古株選手です。28歳となり将来的にはキャプテンとしての期待もあります。ACLの優勝となれば、岩波にとって一つキャリアに箔が付きます。2019年のACL準優勝の経験があることから、その決勝戦の記憶も若手が多くなったレッズに語り継いで欲しい期待もしています。
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アップルパンチ(外崎修汰)

2022-09-04 16:48:59 | 他スポーツ
今日の西武ライオンズは、ビジターのソフトバンク戦でした。相手先発千賀に対し、6回まで1安打に抑え込まれましたが、7回に写真の外崎修汰選手に2ラン本塁打が出たのをきっかけにして、4点を取って千賀をマウンドから降ろして4-1で勝利を収めました。今日はそのヒーロー、外崎修汰の話題にします。外崎は青森県弘前市の出身で、実家がリンゴ農家であることから、その打撃をファンは「アップルパンチ」と呼びます。

もっとも、今季はここまで打率は2割1分台と不振です。外崎が塁に出ると足が使えるので、辻監督としてはできれば1番で使いたい様子ですが、このソフトバンクとの最初の2戦では無安打でした。辻監督も戦前には「3連敗はしたくない」と苦しい状況は認めており、この3戦目では外崎の打順は7番に下げられていました。呉が塁に出て、柘植が送っての1死2塁が2度あったことに、千賀相手にはそうは点が取れないことを表しています。

最初にこのチャンスが回ってきた外崎は、一塁ゴロで生かせませんでした。しかし、この日は2度目がありました。追い込まれたことで千賀がこの日多投していたフォークを狙う様子で思い切って踏み込んだ打撃が、本塁打になって生きることになります。外崎は、最多では26本の本塁打を放った年もあるなど、パワーはあります。本人によれば本塁打を狙ったのではなかったそうです。

外崎は今はほとんどの出番が二塁手としてですが、外野手でも守れる器用な選手です。富士大からドラフト3位で入団したときは、当時空席だった遊撃手候補として起用されましたが、辻監督に「野球人生で初めて」という右翼手へのコンバートが、外崎の開花のスタートでした。これで安定して試合に出られるようになった外崎は、下位に置くと怖い打者になり、背番号も44から5になりました。

二塁手に移ったのは、それまでの二塁手浅村の楽天へのFA移籍がきっかけです。右翼手に木村を使うことで守備力を上げ、外崎自身も安定した源田との二遊間の守備は安心して見ていられます。もっとも、今季はコロナなどにかからずにフル出場している努力は認めますが、打てずに辻監督が我慢して起用しているという印象は否めません。

今オフはFAということで、彼の動向も注目になるでしょう。ファンには愛されている選手なので残って欲しい気持ちはありますが、年俸が上がる成績ではないので、球団の評価次第でもあります。また、来年も西武ドームで彼の守備を見たいファンの思いは実るでしょうか。
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ツリフネソウ

2022-09-04 14:14:22 | 埼玉
森林公園に行ったのは、この花を見るためでもあります。ツリフネソウという、花の形が帆掛け船のようだから付いた名前です。湿地帯を好む花で、高山でも見ることができますが、森林公園では誰も来ないような谷あいのスペースに、旺盛に繁殖していました。木道を覆い尽くすほどで、よけて歩くのが大変なほどでした。
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