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つながらないパス(9/27日本対エクアドル)

2022-09-28 22:27:01 | ワールドサッカー
昨日の日本代表の親善試合エクアドル戦は、0-0の引き分けに終わりました。もっとも、チームの層を厚くしたいとアメリカ戦からスタメン全員を入れ替えた日本代表は、持ち味のパスが回らずに苦しみました。ドイツのデュッセルドルフが会場でしたが、この日はスプリンクラーが試合中に何度か誤動作して、試合進行に水を差したアクシデントもありました。

もちろん、相手エクアドルが良い試合運びをしたことも理由です。エクアドルは南米予選で4年に2回、ブラジルやアルゼンチンと対戦するという環境にいるので、アウェイでは守って勝ち点1でも確保し、得意な高地のホームで勝つためのチームを作っています。また、エクアドルの身体能力は高く、スピードで何度も日本相手に仕掛けてきました。

この日目立っていたのは左SB長友佑都と、GKシュミット・ダニエルでした。スピードのある長友にとってはエクアドルとの「走り合い」は望むところのようで、相手のDFライン裏へのパスに何度か追いついてピンチを逃れていました。シュミット・ダニエルは正GK権田の負傷離脱という好機でスタメンが回ってきたので、エクアドルのシュートを無理に難しいプレーをせず確実にCKに逃れていました。

それでも、サイドがほとんど崩せずに、時折来るチャンスは三笘の個人技か相手パスミスという展開が続いた前半は森保監督も課題と感じていたようで、FWを古橋から上田に替えてきました。この交代はある程度当たりました。上田の、圧倒的ではないもののギリギリで競り勝てるヘディングの強さで、自陣から送られたボールを上田が落とした形から何度かチャンスをつかみました。

ボランチに遠藤航、左MFに相馬を入れて流れを変えに行った日本ですが、81分に決定的なピンチを迎えます。相手クロスへの守備で、谷口がファウルした場所はギリギリながらペナルティーエリア内で、エクアドルにPKを献上します。キッカーはエクアドルのレジェンド、エネル・バレンシアでしたが、相手のゴール左へのシュートを読んだシュミット・ダニエルが、これを止めて失点を防ぎました。

試合はそのまま0-0の引き分けに終わりました。シビアに見れば良くない試合で、特に前に拠点を作れなかった前半は苦しい試合でした。それでも、そんな試合で粘って勝ち点1を確保できるのは、アピールしたかった守備陣としては結果が出たとも言えます。W杯本番のメンバー発表は未定ですが、アピールできた選手も、この試合ではいたと思われます。
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