福留孝介、現役引退

今日はライオンズ敗戦のため他のネタで、今日現役引退を発表していた中日ドラゴンズ、福留孝介外野手の記憶です。私は、福留のプレーは二度生で見ました。最初は日本生命時代の1996年の都市対抗野球準決勝、二度目は昨年の交流戦西武対中日です。社会人のときは、近鉄のドラフト1位指名を拒否して日本生命に入っていたこともあり、打撃のレベルは社会人レベルを超越していました。

打ち方も印象的でした。当時、FAで巨人に移籍していた頃の清原和博さんを左打ちにしたような構え方をしていました。このレベルの選手なら、当時アマチュアで組織されていたアトランタ五輪代表に呼ばれることは必然で、日本代表を銀メダルに導く活躍を見せて、中日には逆指名ドラフトで入団します。中日では常に外野の一角を占める選手で、首位打者やMVPにも輝く活躍を見せました。

もっとも、当時交流戦がなかったこともあって、全盛期の彼はリーグが違って見ていないので、当時のことはあまり覚えていません。メジャー挑戦はカブスで実現し、通算400本ほど安打数を稼いでいます。日本ではトップクラスの彼でも、メジャーリーグに入ると普通の選手になってしまうところは、世界中から選手が集まってくるメジャーリーグの厳しさでしょう。

メジャーリーグから日本に復帰するときに、古巣中日ではなく阪神を選んだのは意外な選択でした。阪神では長く四番打者に入り、40歳近くまで主軸でプレーしますが、43歳のときに戦力外になって古巣中日に戻ってきました。私が二度目に見たのは、この中日復帰後の彼です。年齢的にフル出場は難しくなっていましたが、二塁打を放つなど打撃の良さを見せていました。

本人は「楽しかった」とプロ野球ではやり切ったようです。あのときに、練習しておけば良かったと思わないように、若い選手には打ち込んで欲しいと言葉を残しています。よく、45歳の今までプレーできたと思います。メジャーリーグにも行けて、2000本安打も打てた、幸せな選手生活だったことでしょう。

アゲハ蝶

地元さいたま市、適度に田舎なので、写真のアゲハ蝶をよく見かけます。もっとも、飛んでいる姿はよく見ても、撮れる範囲に止まってくれるチャンスはなかなかなく、この写真もあきらめかけたところで撮れた一枚です。