大相撲秋場所は、写真の平幕北勝富士が9戦全勝でトップに立っています。今場所は大波乱の展開で、今日の黒星で本命照ノ富士が5勝4敗というまさかの低迷で、唯一食い下がっていた大関貴景勝も敗れて3敗となったことで、先場所の逸ノ城に続く平幕優勝が出る可能性は大きくなりました。もちろん、北勝富士はこれから上位戦も組まれる可能性があり、そこでもこれまでと同じように押しに徹して勝つことができるかによります。
全勝の北勝富士を追うのは、1敗の玉鷲です。玉鷲は関脇時代に優勝経験がある、37歳の最年長関取です。こちらも押し相撲で、場所の終盤戦になるとスタミナが切れることもありましたが、今場所はそんな兆しを見せることなく、照ノ富士を破るなど活躍しています。先場所コロナに巻き込まれて休場しましたが、連続出場記録は継続とする相撲協会の粋な判断も、一つのモチベーションになっているでしょう。
今日の照ノ富士対高安戦は熱戦になりました。対戦成績は12勝12敗と五分で、2敗で追う高安としては初場所で逃した初優勝も狙いたいところです。離れて取りたい高安の思惑通りの押し合いの展開になりますが、照ノ富士も応戦し、両者にチャンスがあった相撲でした。しかし、膝の不安で長い相撲にはしたくなかった照ノ富士が放った蹴返しが仇となり、高安が押し切って金星となり、4敗目を喫した照ノ富士は優勝争いからほぼ脱落です。
トップを走る北勝富士が、初めての優勝争いでどこまで安定した相撲を取り続けられるか未知数です。そのため、優勝争いは2敗までは圏内でしょう。今日勝った高安も可能性が残り、まだまだ最後までわからない優勝争いです。これだけ、平幕による優勝争いが展開されると、三賞を誰に与えるか、相撲協会も千秋楽にいろいろ考えるでしょう。
下位では、今場所幕下15枚目に上がってきた元大関朝乃山が、ここまで5戦全勝です。彼の力を考えると幕下はレベルが全然違うでしょう。事実、立ち合いの当たりだけで圧倒できており、今場所も全勝優勝して十両に戻る可能性が高いです。コロナ禍の無断外出は、朝乃山にとって痛い代償を払いましたが、元大関の地力を考えると、幕内までは問題なく戻って来られると思われます。
全勝の北勝富士を追うのは、1敗の玉鷲です。玉鷲は関脇時代に優勝経験がある、37歳の最年長関取です。こちらも押し相撲で、場所の終盤戦になるとスタミナが切れることもありましたが、今場所はそんな兆しを見せることなく、照ノ富士を破るなど活躍しています。先場所コロナに巻き込まれて休場しましたが、連続出場記録は継続とする相撲協会の粋な判断も、一つのモチベーションになっているでしょう。
今日の照ノ富士対高安戦は熱戦になりました。対戦成績は12勝12敗と五分で、2敗で追う高安としては初場所で逃した初優勝も狙いたいところです。離れて取りたい高安の思惑通りの押し合いの展開になりますが、照ノ富士も応戦し、両者にチャンスがあった相撲でした。しかし、膝の不安で長い相撲にはしたくなかった照ノ富士が放った蹴返しが仇となり、高安が押し切って金星となり、4敗目を喫した照ノ富士は優勝争いからほぼ脱落です。
トップを走る北勝富士が、初めての優勝争いでどこまで安定した相撲を取り続けられるか未知数です。そのため、優勝争いは2敗までは圏内でしょう。今日勝った高安も可能性が残り、まだまだ最後までわからない優勝争いです。これだけ、平幕による優勝争いが展開されると、三賞を誰に与えるか、相撲協会も千秋楽にいろいろ考えるでしょう。
下位では、今場所幕下15枚目に上がってきた元大関朝乃山が、ここまで5戦全勝です。彼の力を考えると幕下はレベルが全然違うでしょう。事実、立ち合いの当たりだけで圧倒できており、今場所も全勝優勝して十両に戻る可能性が高いです。コロナ禍の無断外出は、朝乃山にとって痛い代償を払いましたが、元大関の地力を考えると、幕内までは問題なく戻って来られると思われます。