三笘薫の記憶

今日はネタがないので穴埋めネタで、今や日本代表の左ウイングといえば彼の名前が出てくる、ブライトンMF三笘薫選手の記憶です。三笘は育成年代から川崎Fで育ちましたが、高3当時川崎のトップチームからオファーがあったのを断ってあえて筑波大学を経由する回り道をします。筑波大は体育学科がある大学で、ここを卒業する選手はプロ意識が高くなることで知られていたためでしょう。

筑波大時代から、天皇杯でベガルタ仙台を撃破するゴールを挙げるなど、彼の名は知られていました。そのため、川崎はどうしても彼を確保したいと、大学3年生のときに既にプロ内定を出していました。卒論にドリブルのやり方をテーマにするなど、プロ意識は確実に高まり、筑波大卒業後に川崎のトップチームでプレーします。

川崎では、MFでありながら、それまで渡邊千真が持っていた新人最多得点の13得点に並ぶ活躍を見せます。この頃から彼のドリブルは相手チームにとって脅威でしたが、川崎では1年半だけのプレーで、イングランドのブライトンからオファーを受けて移籍します。もっとも、1年目はベルギーリーグのサンジロワーズにレンタルされる契約で、当時はそんなに強いチームではなかった、ここでのプレーは果たして彼にとって良いものかと思っていました。

その心配は杞憂でした。三笘加入で、サンジロワーズは強豪の仲間入りを果たすようになり、日本代表にも選ばれるようになってきます。日本代表でも、W杯出場が決まったアウェイの豪州戦で2得点の活躍で、良い選手になって堂々とブライトンに戻ってくる結果を残しました。ブライトンでもそのドリブル突破はプレミアリーグ各チームに脅威で、リバプール戦ではイングランド代表右SBアレクサンダー・アーノルドが置いて行かれる切れを見せました。

もっとも、本人はそのドリブルを、選択肢の一つと考えています。ドリブルがあるぞと見せておいて、パスを出せば相手の意表を突けるという考えです。また、ゴール前に詰めて点を取るのも役割の一つで、ブライトンでは日本人最多得点になる7得点を挙げて、夏の移籍市場ではマンチェスターシティからオファーという噂も出たほどです。

最大の目標は次のW杯でしょう。年齢的にもちょうどいい(29歳)時期で、ここに出場するときはワールドクラスの選手になっている期待も持ちたくなります。既に冬の移籍市場でも話題になりそうで、こういう選手がついに出たと、日本サッカーの進化を感じる存在です。

空飛ぶカワセミ

止まっているカワセミの写真はいつでも撮れるようになったので、時間があるときはカワセミが飛び立った瞬間にシャッターを押して、飛んでいるカワセミの写真を狙っています。この写真はたまたま、構えた瞬間に飛び立ったので偶然撮れた写真ですが、カワセミは飛んでいるときが最も美しく、まさに空飛ぶ宝石のようです。写真ではなかなか表現できないですが、そんな写真が撮れればいいですね。