昨日見に行った、大相撲初場所2日目の観戦記です。席が2階席とはいえ、正面で一番いい場所だったので、写真の鶴竜の横綱土俵入りは撮りやすい場所でした。十両の取組から席に座りましたが、十両では写真にも撮った若手、琴勝峰が目につきました。幕内経験もある矢後に対し、素早く右上手を引いて出るスピード相撲には将来性を感じました。十両琴ノ若と埼玉栄高校でも同期生で、お互い高め合っての今後の成長が楽しみです。
この日のベストバウトは結び前の白鵬対遠藤です。平幕遠藤にとって、白鵬は「上手さ負け」する相手で、遠藤が得意とする相撲の上手さを出させてもらえない相手です。しかし、この日の遠藤はうまく左にずれて当たり、白鵬に対し腰について横を向かせる絶好の形を作ります。白鵬は執念で強引な投げを打って残そうとしますが、遠藤が足を払って「切り返し」の決まり手で金星を挙げました。場内は割れんばかりの拍手で、「遠藤」コールも起きるほどでした。
横綱鶴竜は小結阿炎が相手でしたが、立ち合い押されます。もっとも、膝を負傷して万全でない阿炎が、横綱のいなしについていけず、あっさりと体を入れ替えられました。何とか連敗はしないで済んだ鶴竜ですが、それでも2場所休場明けなので今後、スタミナ面がどう出てくるかにもよります。
白鵬に次ぐ波乱は、大関貴景勝の敗戦でした。相手は平幕北勝富士で、押し相撲同士の相撲だけに先手を取れば勝てると、貴景勝側には考えがあったでしょう。しかし、北勝富士の左からの突きであっさりと横を向かされての敗戦で、ちょっと軽い相撲ぶりで今後が気になる負け方でした。カド番の大関豪栄道も、御嶽海に四つに組まれて連敗と、精彩がありません。
10勝で大関に復帰できる関脇高安は隠岐の海が相手でした。突きに徹したのが奏功し、今場所の初白星を挙げました。高安は先場所の休場の原因になった腰こそ治っているものの状態が不安視されていましたが、10勝に何とか望みをつなぎました。また、前頭6枚目まで落ちていた栃ノ心も阿武咲に勝利し、まずは一息つけたことと思えます。
今の相撲は人気があり、連日満員御礼の盛況です。何とかチケットを確保して生観戦していますが、国技館に行くときはそのときしかできない経験もあるもので、写真の元関脇寺尾が入場券をもぎっていました。そういう、地味でも確実な活動も、人気回復の要因なのかなと感じた生観戦でした。
この日のベストバウトは結び前の白鵬対遠藤です。平幕遠藤にとって、白鵬は「上手さ負け」する相手で、遠藤が得意とする相撲の上手さを出させてもらえない相手です。しかし、この日の遠藤はうまく左にずれて当たり、白鵬に対し腰について横を向かせる絶好の形を作ります。白鵬は執念で強引な投げを打って残そうとしますが、遠藤が足を払って「切り返し」の決まり手で金星を挙げました。場内は割れんばかりの拍手で、「遠藤」コールも起きるほどでした。
横綱鶴竜は小結阿炎が相手でしたが、立ち合い押されます。もっとも、膝を負傷して万全でない阿炎が、横綱のいなしについていけず、あっさりと体を入れ替えられました。何とか連敗はしないで済んだ鶴竜ですが、それでも2場所休場明けなので今後、スタミナ面がどう出てくるかにもよります。
白鵬に次ぐ波乱は、大関貴景勝の敗戦でした。相手は平幕北勝富士で、押し相撲同士の相撲だけに先手を取れば勝てると、貴景勝側には考えがあったでしょう。しかし、北勝富士の左からの突きであっさりと横を向かされての敗戦で、ちょっと軽い相撲ぶりで今後が気になる負け方でした。カド番の大関豪栄道も、御嶽海に四つに組まれて連敗と、精彩がありません。
10勝で大関に復帰できる関脇高安は隠岐の海が相手でした。突きに徹したのが奏功し、今場所の初白星を挙げました。高安は先場所の休場の原因になった腰こそ治っているものの状態が不安視されていましたが、10勝に何とか望みをつなぎました。また、前頭6枚目まで落ちていた栃ノ心も阿武咲に勝利し、まずは一息つけたことと思えます。
今の相撲は人気があり、連日満員御礼の盛況です。何とかチケットを確保して生観戦していますが、国技館に行くときはそのときしかできない経験もあるもので、写真の元関脇寺尾が入場券をもぎっていました。そういう、地味でも確実な活動も、人気回復の要因なのかなと感じた生観戦でした。
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