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FC東京戦プレビュー

2021-02-24 21:41:35 | 浦和レッズ
今週末の土曜日、ついにJリーグが開幕し、浦和はホーム埼玉スタジアムでFC東京と対戦します。今季の浦和は選手を大きく入れ替えており、マルティノス、エベルトン、レオナルドの外国人選手にとどまらず、長澤や青木、鈴木大輔ら主力選手の多くが抜けています。代わりに獲得した選手は若手が多く、彼らの成長待ちという苦しいシーズンが予想できます。

もっとも、新監督リカルド・ロドリゲス氏の采配という楽しみがあります。ロドリゲス氏はJ2徳島で4年間指揮を執り、昨年ついにJ2で優勝してJ1に昇格させたところで浦和に移籍してきました。天皇杯で徳島のサッカーを見ましたが、ボランチの動きに特徴があり、一人が前に残ってバイタルエリアをケアし、もう一人は最終ラインに降りてSBなどの積極的な上がりをサポートしていました。

先日の練習試合相模原戦を見た印象では、大槻前監督があまり起用していなかった、ベテランの宇賀神や阿部勇樹がスタメン出場しており、彼らがどこまでシーズンを通して戦えるかはどうかとも思います。ロドリゲス氏のサッカーに、ボランチとDFをこなせる阿部勇樹は向いていますが、39歳という年齢的な衰えの可能性もあり、どうしても気になります。

また、かつてのミシャのように、徳島から戦術の理解者を連れてくるという発想はなかったようです。そのため、浦和の選手はゼロからロドリゲス氏の戦術を学ぶことになりました。果たして、最初からロドリゲス氏のサッカーを選手がピッチで表現できるかは、相手が昨年ACL出場の強豪FC東京ということもあって、微妙です。

FC東京はACLの強行日程で昨年こそ苦しみましたが、チーム作りの上手い名将長谷川健太監督が率いています。もっとも、昨年はシーズン途中で右SB室屋とボランチの橋本を引き抜かれて苦しみました。今年、浦和から青木を補強しているのは、ボランチの即戦力が欲しいというチーム事情の現れでしょう。

開幕戦ということで、今のチーム状態などの予想は困難ですが、浦和としては最初でつまずくと若手主体のメンバーで立て直せるかどうかの懸念もあるので、何とか早いうちに結果が出て欲しいと祈るような心境です。

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