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スペイン対スイス

2022-10-02 14:14:15 | ワールドサッカー
欧州ネーションズリーグ、スペイン対スイスの映像を見ていました。もちろん、見た理由はW杯本大会の1次リーグで日本代表と対戦するからですが、最近は外国の代表チームを見るのが久しぶりだったので、どういうチームかを中心に見ていました。スペインは4-3-3の布陣で、バルセロナMFブスケッツをアンカーに置いて、左MFペドリがさばいてサイドに回して攻めるチームでした。

相手スイスは、このスペインのボール回しに押し込まれて、自陣に2ラインを引いて粘る時間が多くなりました。そういうときに、スペインが打開策の一つにしていたのが写真の左ウイング、サラビアで、スペインがパスをつなぐ「ティキ・タカ」のサッカーを主体にはしながらも、このサラビアにはタッチライン際で待つことを許容しており、彼のスピードで左サイドを走ることで左サイドに拠点を作ろうとしてきました。

また、スペインの攻撃パターンは、ペドリやブスケッツが持ってから、DFラインの裏へ走らせる攻めが多かった印象です。この日のスペインはCFがウイングタイプのアセンシオだったこともあって、高いクロスを放り込んでも合わないと判断して、地上戦主体でゲームを組み立ててきました。この攻めに、押し込まれたスイスは苦しみますが、DFラインからあまり手をかけずに長いボールで走らせるサッカーで対抗してきました。

スイスのゴールになったのは、2点ともCKからでした。スイスのセットプレーの強さは確かで、1点目はヘディングでCBアカンジ、2点目はニアで合わせて混戦になったところをCFエンボロのゴールでした。スイスは同じドイツ語圏という理由でドイツのブンデスリーガでプレーする選手が主体ですが、ブンデスリーガでは強豪チームに在籍するメンバーで、セットプレーの練習で合わせ込んでいる様子には見えました。

スペインのゴールは左SBのバルセロナ所属、ジョルディ・アルバでした。アルバはバルサでは出番が減ってきていますが、それでもこの世界レベルの強豪で主力選手というのは強みで、CFアセンシオがさばいたボールにうまく反応してからのミドルシュートでした。ボール支配率やパス数など、ボールが持てるという意味ではスペインの強さは確かですが、それでも2010年W杯を制したときのようなワールドクラスを揃えているわけでないことはわかりました。

このスペインと、1次リーグの3戦目で対戦する日本は、どうしても押し込まれる時間は長くなるでしょう。そのときに、ミスをせずに守り続けることと、少ないチャンスにシュートで終われるというスイスの戦い方は参考になるでしょう。東京五輪の準決勝で、U-24日本代表がスペインと対戦して延長戦に持ち込んでいるので、90分の戦いなら引き分けに持ち込める可能性はあるのではと思っています。

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