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町田戦マニアック分析

2024-06-02 10:54:06 | 浦和レッズ
今更な記事になりますが、先週日曜日の町田戦マニアック分析です。ソルバッケンの運動量の少なさは問題と思われたものの、この日の浦和にはウイングタイプのベンチメンバーがいない問題点があり、ベンチはハーフタイムには動きませんでした。逆に町田は、ベンチに置いていた韓国代表MFナサンホを左MFに投入してきました。この選手層の差が、この試合では効いてくることになります。

町田の黒田監督は、できるだけゴール前に、アバウトでもいいからボールを入れる回数を多くして、その中で一つでも決まればよいという考え方のように見えました。その町田の狙いは当たり、ロングボールから抜け出した右MFの平河がシュートを放ち、一旦はGK西川が手に当てて止めたものの、そのセカンドボールを押し込んで町田に先制点が入ります。

浦和もすかさず反撃して、右クロスを石原が頭で落としたボールに、インサイドハーフの伊藤敦樹がうまく反応して抜け出し、本人曰く「当てることを意識してコースはあまり狙わなかった」シュートが決まって同点に追いつきます。この同点ゴールの後に、ソルバッケンを下げて酒井宏樹を投入して右SBに置き、石原を左SBへ、渡邊凌磨を左ウイングに置く選手交代がなされます。

この交代は効果がありました。ソルバッケンがいることでボールが回らなかった左サイドのボール回しが良くなったからです。リーグ戦では勝ち点で町田を追う立場の浦和は、あくまで勝利を目指して勝ち越し点を狙って前に人数をかけてきます。その考え方自体は間違っていません。事実、前節の磐田戦ではゴールという結果こそ出なかったものの、10分近く相手を押し込み続けることができています。

しかし、この日の浦和は、押し込んだ後のラストパスやクロスを簡単に相手に奪われるミスが何度かありました。町田は体力レベルが高く、カウンターのチャンスになれば人数をかけて上がってくることができるチームなので、浦和の押し込むことを狙ったサッカーは、町田にもチャンスを与えるサッカーでもありました。

そのリスクが、最後にショルツがPKを献上して敗れるという最悪の結果を招く要因になりました。結果的に、引き分けでしのぎ、町田に勝ち点3をやらない戦い方をする選択肢もあったのではと、この日の浦和の流れがあまり良くなかっただけに悔やまれる結果となりました。














































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