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大相撲初場所中盤戦

2023-01-15 19:53:48 | 他スポーツ
大相撲初場所は中日8日目を終えて、大関貴景勝と平幕琴勝峰が7勝1敗でトップを走っています。今場所は正代の陥落で大関は貴景勝一人で、しかも横綱照ノ富士の休場で、大関以上が貴景勝一人という異常事態です。貴景勝は2日目に翔猿にはたき込まれて痛い一敗を喫していますが、大栄翔や翠富士などの難敵相手に、激しい突き押しの相撲を拾って1敗をキープしています。その激しい相撲で、貴景勝は連日口から流血する、見た目にもしんどい土俵です。

大関昇進を巡る争いは、写真の関脇豊昇龍を軸に展開されます。ここまで6勝2敗と好調で、今場所二桁勝利を挙げることができれば、来場所に大関昇進がかかることになります。先場所までは奇策も目立ち、大関に必要な安定感はどうかという印象もありましたが、体重が147kgと増えたことで相撲も落ち着いてきました。大関が貴景勝一人なので新大関は欲しいでしょうが、本命若隆景のもたつきで豊昇龍がチャンスを得そうです。

関脇若隆景は今場所、4勝4敗と振るいません。どうしても130kg台と軽量なので、突き押しを武器にする相手に相性が悪いのが響いています。新関脇で初優勝した昨年春場所から、一度も関脇を陥落していませんが、8勝7敗で関脇を守る成績も多く大関挑戦はまだ「候補」どまりです。千代の富士以来の、筋肉質な上位陣は、ファンの夢ではありますが実現可能性はどうかです。

また、大関から陥落した正代は2勝6敗と低迷し、既に10勝での大関復帰の可能性は消えています。それについては、予想した評論家は皆無と、今場所は勝ち越しも難しいのが予想だったことでしょう。今の正代は、引退寸前の力士のように元気がなく、果たして来場所以降立て直して、長く平幕を務めることはできるでしょうか。

今場所は関脇4人、小結4人という異例の番付が組まれました。先場所、前頭上位に好成績が多かったことで、できるだけ多くの力士に三役昇進のチャンスを与えたかったのでしょう。その中では、新小結琴ノ若は3勝5敗、新小結若元春は4勝4敗と、まあ食らいついている方でしょう。どうしても、小結は序盤戦で上位と当てられるので、勢いに乗る前に負け越しもあり得る地位ですが、誰がこの難しい地位を守るかもこれからの競争です。

下位では、前頭12枚目の隠岐の海が残念ながら引退を表明しました。イケメン関取で人気があったベテランですが、ここ数場所は前頭下位が定位置と苦戦していました。それでも、この厳しい幕内を、よく37歳まで維持したと思います。これからは未来の関取を、育てていって欲しいものです。


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