ラグビーW杯決勝の南アフリカ対イングランド、スタンド観戦だと細かいところが見えなかったので、映像を確認しました。南アフリカが6つのPGを決めたことが試合を優位に運ぶ原因になりましたが、そのPGを取れたのはFW戦の優勢でした。イングランドがタックルで倒されたところに、南アフリカは素早くジャッカルに行き、ノットリリースザボールの反則を取れました。
また、南アフリカの狙いとして、イングランドのいいところを出させない試合運びをしたことも勝因です。イングランドの左WTBメイの俊足はここぞの場面で使いたかったでしょうが、南アフリカの守備は速く、メイに行く手前でコントロールが乱れ、WTBを使えるところまでボールがつながりませんでした。
また、スクラムも南アフリカ優勢でした。押し込んでイリーガルホイールを狙った場面もありました。スクラムで相手反則を取れたことも、数多く取れたPGの大きな要因です。イングランドは左プロップのシンクラーが開始2分で負傷交代しており、リザーブのプロップが80分近く出ざるを得なくなったのも痛かった誤算でしょう。
個人的に面白かったのは、スクラムの際に、相手ボールのスクラムでもSHが相手SHの動きを見ています。これはNo8やSHがスクラムからボールを拾っての速攻を防ぐ意味だと思っていましたが、南アフリカのSHデクラークは「ファーストディフェンダー」として、相手の展開に対して守備に行っていました。世界レベルでは小柄なデクラークですが、プレーは十分「大きい」選手です。
イングランドのチャンスは、前半30分ほどで見られた連続攻撃でした。南アフリカの守備を自陣に押し込んだ、この攻防は注目でしたが、結果的に攻撃は途切れ、南アフリカの反則で得たPGの3点止まりに終わりました。ここでトライを取るのがイングランドの強みだったのでしょうが、それを出させなかったのも南アフリカの強さだったのでしょう。
結果的に、6点差で負けていたイングランドが、無理にトライを狙って自陣から走ったプレーからのカウンターが、相手マピンピのトライという決定打になりました。PGの蹴り合いという地味な攻防でしたが、中身はたっぷりと詰まった、面白い試合だったと振り返ります。
また、南アフリカの狙いとして、イングランドのいいところを出させない試合運びをしたことも勝因です。イングランドの左WTBメイの俊足はここぞの場面で使いたかったでしょうが、南アフリカの守備は速く、メイに行く手前でコントロールが乱れ、WTBを使えるところまでボールがつながりませんでした。
また、スクラムも南アフリカ優勢でした。押し込んでイリーガルホイールを狙った場面もありました。スクラムで相手反則を取れたことも、数多く取れたPGの大きな要因です。イングランドは左プロップのシンクラーが開始2分で負傷交代しており、リザーブのプロップが80分近く出ざるを得なくなったのも痛かった誤算でしょう。
個人的に面白かったのは、スクラムの際に、相手ボールのスクラムでもSHが相手SHの動きを見ています。これはNo8やSHがスクラムからボールを拾っての速攻を防ぐ意味だと思っていましたが、南アフリカのSHデクラークは「ファーストディフェンダー」として、相手の展開に対して守備に行っていました。世界レベルでは小柄なデクラークですが、プレーは十分「大きい」選手です。
イングランドのチャンスは、前半30分ほどで見られた連続攻撃でした。南アフリカの守備を自陣に押し込んだ、この攻防は注目でしたが、結果的に攻撃は途切れ、南アフリカの反則で得たPGの3点止まりに終わりました。ここでトライを取るのがイングランドの強みだったのでしょうが、それを出させなかったのも南アフリカの強さだったのでしょう。
結果的に、6点差で負けていたイングランドが、無理にトライを狙って自陣から走ったプレーからのカウンターが、相手マピンピのトライという決定打になりました。PGの蹴り合いという地味な攻防でしたが、中身はたっぷりと詰まった、面白い試合だったと振り返ります。
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