Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

圧倒的に押したはずだったが(4/22浦和対札幌)

2017-04-22 22:54:18 | 浦和レッズ
札幌の入り方は、予想通り5バックで入ってきました。都倉を1枚前に残し、中盤も4枚置いて浦和の攻め込むスペースをなくすという考え方でした。最初、札幌のカウンターがつながっておらず、浦和のプレスを浴びると容易に回収を許したので、「この試合は圧勝できる」と予想していました。

それでも、札幌には明確な攻撃パターンがありました。都倉に縦パスを入れて、フォローに来る菅や兵藤を生かしたポストプレーからの攻めです。都倉が最初、あまりボールを収められていなかったことと、札幌が体力温存を狙ったのか浦和の自陣のボールを取りに来なかったので、最初の展開は圧倒的な浦和の攻勢でした。

この試合で印象的だったのは、1トップに入ったラファエル・シルバのポストプレーのうまさでした。彼にボールが入ると、足元がうまいので正確に止められます。しかも、前節の東京戦でも興梠の決勝点をアシストしたように、パスのセンスも高いです。これから、浦和がボールをつなげなければ、ラファエル・シルバの足元に出しておけば落ち着かせてくれるでしょう。

前半は浦和優位の展開でした。札幌の中盤のパス回しにミスが見られたことと、札幌が引きすぎて9人で引くような格好になっていたので、ボールを支配した浦和のリードは必然でした。浦和は思惑通り、ラファエル・シルバのCKからのゴールで先制しましたが、その後数多くのチャンスを外したことが、このゲームをわからなくすることになります。

ビハインドになっても札幌は出てきませんでしたが、都倉に入った縦パスから戻したところを菅が出して、兵藤がDFラインの裏に抜け出したゴールで札幌は追いつくことに成功します。札幌にとっては狙い通りのゴールでしたが、浦和が宇賀神のクロスから興梠のシュートが相手GKにセーブされたこぼれ球を関根が押し込んで勝ち越し、前半は2-1と浦和のリードで折り返します。

前半の内容には差があったので、後半はそのボール支配を続ければ4-1くらいで勝てるのではと予想していましたが、後半は違った展開になります。それについては明日のマニアック分析で書きます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

安定感のボランチ(青木拓矢)

2017-04-21 22:53:21 | 浦和レッズ
今日は、上海上港戦でラファエル・シルバのゴールにつながるパスを出したボランチ、青木拓矢選手のネタです。青木は前橋育英高校の出身で、プロ入りは大宮でした。大宮では若くして背番号6をもらい、アンカーに後ろを任せて上がっていくプレーを得意にしていました。得点も年間2,3点は取っていました。

青木がライバルチームである浦和に加入したのは2014年です。当時の浦和はボランチが補強ポイントで、ベテランになっていた阿部勇樹、鈴木啓太の控えは常に用意しておかないといけないという方針での獲得でした。しかし、実際には柏木がボランチにコンバートされ、青木はベンチに入る3番手のボランチという扱いでした。

当時の青木は、どうしても柏木と比べられ、パスの精度は柏木ほどではないと厳しい目で見てしまうこともありました。しかし、昨年青木はルヴァン杯で代表に呼ばれた柏木の代役としてブレイクを果たします。パス中心の柏木と、違った持ち味である、前への推進力を前面に出したのがミシャに認められました。

それからは、青木は守備を固める際に途中投入されることが多くなりました。柏木のような精度の高いパスが出せないなら、自ら前に出て行って攻撃に絡むところは好感が持てます。青木はもともと攻撃的なタイプのボランチでしたが、その体の大きさを生かして、バイタルエリアを消しに行く動きもできます。

もちろん、ポジションを確実にするには「阿部勇樹超え」が必要になってきます。阿部勇樹の存在感は35歳になった今でも大きく、ミシャもなかなか阿部勇樹を外すことはしません。しかし、それを本人は目標にしているはずで、浦和のアンカーのポジションを確実にしたいという思いを抱えて今の途中出場をこなしていると思います。

今季中に、そのポジション争いに変化があるか、そんなところも注目していきたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

札幌戦プレビュー

2017-04-20 22:07:11 | 浦和レッズ
今度の土曜日、浦和はホーム埼玉スタジアムで、北海道コンサドーレ札幌と対戦します。札幌は昨季J2で優勝して昇格してきたばかりのチームで、現在は勝ち点8の15位という位置につけています。前節は札幌ドームで川崎と対戦し、1-1で引き分けています。

その試合のメンバーを見る限り、布陣は3-5-2(5-3-2)のようです。もともとの布陣が3バックなら、浦和相手に5バックで引いてくる戦術には違和感はないでしょう。また、2トップに打点の高いヘディングを見せる都倉と、スピード型の内村がいるので、守りながら少ないチャンスに賭けるにはうってつけのメンバーがいます。

浦和にゆかりのある選手では、河合竜二、小野伸二の両ベテランがいます。二人とも前節はベンチスタートでしたが、展開に応じて試合を引き締められる力のある選手です。小野伸二がスタメン紹介されたとき、浦和サポは拍手するか、ちょっと注目しています。

もちろん、浦和にとっては内容はともかく勝ち点3が必要な試合です。前節のFC東京戦は勝ったものの、内容に課題のあった試合で、前でパスがつながらない、相手のプレスを受けて押し込まれる展開など、これまで浦和が見せてきたポゼッションサッカーをさせてもらえなかった試合でした。

今週はACLもルヴァン杯もなく、久しぶりに全チームが1週間じっくり調整ができました。浦和にとっては久しぶりの休みだったと思われます。1週間でどうやって攻撃の戦術を構築し直しているか、この札幌戦で試されることになります。

注目は右アウトサイドです。好調なら関根で堅いでしょうが、前節途中出場と負傷の影響があったようです。このポジションを、菊池大介が狙うことになりますが、ここは相手の5バックに穴を空けるために重要な位置なので、もし菊池が出るようなら思い切って相手DFを1対1で抜き去る活躍を願っています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さくら草まつり

2017-04-19 22:46:05 | 埼玉
先日の日曜日は、桜草自生地が一年で最もにぎわう、さくら草まつりでした。例年は祭りの時期は雑草が伸びてしまい、肝心のサクラソウは草の陰ということが多いのですが、今年は寒い日が多かったので、祭りとサクラソウの見頃がほぼ一致しました。今日はスポーツネタを書ける元気がないので、写真の羅列で失礼いたします。



























スイバです。





シロバナタンポポです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

社会人野球の9番打者(源田壮亮)

2017-04-18 21:53:30 | 他スポーツ
今日のライオンズは、楽天4投手のリレーの前に完封され、0-2という敗戦に終わりました。しかし、今年のライオンズは一味違うと感じています。去年までは打線が頼りの大味な野球でしたが、今年内野の要のショートに入ったドラフト3位ルーキー、源田壮亮(げんだそうすけ)選手の守備が試合を引き締めています。

今日は残念ながらイレギュラーバウンドからエラーもしてしまいましたが、源田の売り物は守備範囲の広さと強肩を兼ね備えているところです。三塁に入っている中村剛也が取り損ねたゴロに追い付いて、アウトにはできないまでも内野安打で食い止めてくれます。この差は意外にも大きく、スタートを切っていなければ3塁走者の生還を許さないことになるからです。

源田は大分商業から愛知学院大を経て、社会人野球のトヨタ自動車でプレーしていました。もともと打撃は課題と言われていましたが、そのトヨタ自動車で打順が9番だったことを見ても理解できます。社会人野球の9番打者が、プロに通用するかどうかと思うのは当然の発想で、ドラフト順位も3位とそれほどの高評価ではありませんでした。

しかし、かつてのヤクルトスワローズのショート、宮本慎也さんも、プロ入り前は打撃が課題と言われながら努力で向上させて2000本安打まで打てる選手になりました。源田自身も打撃のことは理解していて、3割30盗塁「3本」の「プチ・トリプルスリー」を狙うと、本塁打は打てないことは自覚していた会見でした。

今季、オープン戦で3割近い打率を残す活躍と、売り物の守備で、開幕戦に「9番ショート」でスタメン出場を勝ち取りました。新人のショートの開幕スタメンは、ライオンズではかつての名手、石毛宏典さん以来という快挙でした。それからは守備で信頼を勝ち取り、本人は「まだまだいっぱいいっぱいです」と言いながらも全試合スタメンを続けています。

源田の加入で守備が引き締まったことで、ライオンズがエラーから崩れる場面は今のところ起きていません。今季は、源田の守備を見るために西武ドーム(メットライフドーム)に行ってみようかと、楽しみになる選手です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

FC東京戦マニアック分析

2017-04-17 21:32:20 | 浦和レッズ
後半戦、1点ビハインドの東京が攻勢を強めるのは間違いありません。浦和としては交代枠の使い方が試された試合でした。先に動いたのは浦和で、菊池大介out関根inでした。クロスの精度で勝負する菊池より、1対1を仕掛けられる関根の方が、相手左SBの室屋の上がりを牽制できるという攻守両面の意図でしょう。

それでも、ボールを持つのは東京で、浦和はカウンター主体でチャンスをうかがう展開は変わりませんでした。その苦しい展開の中で、印象的だったのはラファエル・シルバでした。浦和のカウンターは、必ずしも精度の高いボールとは限りませんでしたが、追い付ける可能性があるならばと、ゴールラインを割るようなパスを彼は全力で追い掛けてくれました。

これは、きっと東京の守備陣にはプレッシャーだったはずで、そういうプレーから一つでもラファエル・シルバが追い付くことがあれば危ないと相手に思わせたでしょう。そのため、浦和が守りの交代を意図したときに、ラファエル・シルバout青木inの交代をミシャが決断したのには驚きました。

もちろん、ラファエル・シルバがACLの試合にスタメン出場した、コンディション的な理由はあるでしょう。しかし、この交代で浦和が下がり気味になってしまったのは課題です。東京というチームが、ボランチ梶山やCB森重という、後ろからゲームを組み立てられる選手を持っているので、浦和が守備時の5-4-1で押し込まれる展開は相手にとっては狙い通りだったでしょう。

最後は東京がアーリークロスを入れて、浦和が跳ね返すプレーが続きました。ロスタイムも5分と長く取られました。そんな苦しい試合を勝ちに持ってこられたのはDF遠藤航の貢献が大きいです。フィジカルで相手DFに競り勝つタイプではないですが、いいポジションを取って相手より先に触るというヘディングでのクリアを何度も見せました。

東京は、新戦力があまり出場しなかった試合でしたが、このチームの方が組織力では上ではと思うほどのまとまりを見せました。前から激しくプレスに来るのが東京らしいイメージを持っているので、このサッカーを続けていくことになるのではと感じていました。特に、FWの阿部拓馬のプレスは光るものがありました。

















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プレスに来た東京(4/16FC東京対浦和)

2017-04-16 20:25:24 | 浦和レッズ
味の素スタジアムでのFC東京対浦和、NHK-BSで生中継だったので皆さん結果はご存知と思って先に書きますが、1-0で浦和の勝利です。しかし、内容をシビアに見てしまうと浦和としてはだいぶ課題の残った試合でした。理由は浦和のパス回しが、いつもほど順調につながっていなかったからです。

そうなった原因は相手の出方にもあります。FC東京は大久保嘉人、ウタカが負傷欠場しており、この日のスタメンはGK林、MF永井以外は去年から東京に在籍するメンバーを並べてきました。移籍組をスタメンに並べたこれまでの試合では、チームとしての連係に課題を残したので、思い切って去年のメンバーに戻す采配を篠田監督は見せました。

東京は戦術的にも思い切った手で来ました。FWに運動量の多い阿部拓馬を起用して、前からプレスに来る手でした。暑さの中で動きが鈍かった浦和にとっては面食らった手で、事実開始早々に阿部拓馬にGKと1対1の形を作られています。中盤でも前から来る相手の前に、浦和は押し込まれる展開がしばらく続きます。

その流れを変えたのは、ラファエル・シルバのボールキープでした。動きが良くないならカウンターで攻めたのが良く、ラファエル・シルバのドリブルに興梠と宇賀神が反応していました。宇賀神は室屋に消されていましたが、興梠がうまく森重の背後に回り込んでいて、ワンタッチで合わせたシュートがコロコロとゴールに転がって先制点になりました。

その後、少し浦和も持ち直し、いつもの4-1-5で相手を押し込む形も作ります。しかし、そこで課題になったのは右アウトサイドで起用された菊池大介でした。この日の浦和は、菊池のところからチャンスを作れませんでした。スピードはあるので、カウンターのチャンスがあればゴール前までは行けますが、菊池はアーリークロスにこだわってしまったようで、思い切って仕掛ける動きに課題が見られました。

暑さの中で、東京のプレッシングサッカーは90分続かないはずという予想はしていましたが、それでも浦和のチャンスは少なく、大丈夫かな?という思いを抱えてハーフタイムに突入することになります。

後半は明日のマニアック分析で。



















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オスカルを止めた(西川周作)

2017-04-16 12:49:12 | 浦和レッズ
先日の上海上港戦、オスカルのPKを止めたGK西川周作選手がヒーローです。最近はミスで失点するなどらしくないところを見せ、日本代表のハリルホジッチ監督から状態を不安視されていますが、このプレーはさすが西川というファインセーブでした。

西川は大分トリニータのユースでプレーしていました。当時はパラグアイ代表GKチラベルトの向こうを張って直接FKでゴールを決めることもありました。今は柏木などもいるので、真剣勝負で直接FKを蹴ることはないと思いますが、夏のPSMなどで機会があれば一度見てみたいです。

浦和は3チーム目で、大分➡広島➡浦和と渡り歩いています。広島時代にミシャの高いラインを引くサッカーに出会い、GKがフィールドプレーヤーの如く前に出てプレーするスタイルには慣れています。ミシャからも、ACLの海外遠征で疲れているときでも西川を外さない信頼を勝ち得ています。

西川といえば、相手FWと1対1のピンチになっても、ある程度なら止めるビッグプレーを見せることがあります。その要因に、試合前の練習があります。西川のGK練習をじっくり見たことがあります。真ん中からGKコーチが打ったシュートを止めるのは誰でも練習しますが、西川はセーブしたあと、横にいる別のコーチがシュートするのを足でセーブする練習をしています。

もちろん、セーブする練習のため、2本目のシュートは強いものではありませんが、常に最悪の事態に備え、それに対応する練習をしてきたことが今の西川を支えていると思います。

また、西川といえばその笑顔も印象的です。チームメイトからも「周ちゃんがネガティブなことを言うのは聞いたことがない」と言われるほどです。もちろん試合をすれば負けることもありますが、西川は常に次の試合にいい準備をすることを考えていて、見習いたい存在です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さいたま市春の散歩

2017-04-15 21:06:10 | 埼玉
終わりかけの桜を見に、家の近所を散歩していました。花の季節、歩くたびに新しいネタが出現する、いい季節です。また、新たなネタを探しに、いろんなところを歩いていると思います。











コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

浅田真央引退

2017-04-15 16:52:24 | 他スポーツ
浅田真央さんの写真はないので、代わりにお姉さんの浅田舞さんの写真で代用します。

ちょっと古い話になりますが、女子フィギュアスケートのカリスマ、浅田真央選手が現役引退を表明しました。パワーよりは柔らかさを求められるフィギュアスケートは、ベテランになると厳しい競技なので、よく26歳の今まで頑張ってきたと拍手を送りたいです。

彼女の名前が広まったのは、15歳で迎えたグランプリファイナルでの優勝でした。当時、トリノ五輪(2006年)に年齢制限で出られないという「幻の金メダル候補」として、一躍有名になりました。出られれば金メダルの可能性もあったと思います。この活躍で、NECがCMに採用するなど、明るくて朗らかなキャラクターも有名になりました。

トリノ五輪金メダルの荒川静香さんが引退してからは、女子フィギュア界は浅田真央とキム・ヨナの一騎打ちという状況が長く続きました。グランプリファイナルや世界選手権で何度も対戦し、勝ったり負けたりだった両者の対決でしたが、浅田真央はトリプルアクセル、キム・ヨナは3回転3回転のコンビネーションと、違う切り札を持っていたことがこの名勝負を呼んだ理由でしょう。

フィギュアスケートの日本代表は、お互いの仲はいいようで、代表チームで一緒だった鈴木明子さんによれば「浅田真央ちゃんは「あのまんま」の人です」と証言しています。見た目通り、屈託のない笑顔を、テレビに映らないところでもしていたのでしょう。浅田真央に憧れてフィギュアスケートを始めた選手は多く、後輩からも親しみを込めて「真央ちゃん」と呼ばれたほどでした。

彼女は2010年バンクーバー五輪の銀メダルが光ります。このバンクーバー五輪では、ショート1回、フリー2回と、3回のトリプルアクセルを成功させてギネスブックに載る演技を見せましたが、細かいミスがたたり金メダルはキム・ヨナでした。2014年のソチ五輪では、ショートで16位と出遅れながら、フリーで驚異的な追い上げを見せて6位まで順位を上げました。

しかし、今のフィギュアスケートは、トリプルアクセルの優位性はそれほどなくなってきました。基礎点を見るとトリプルアクセルは8点台ですが、3回転3回転のコンビネーションを飛べば10点台の点数を出せます。全日本で12位という、まさかの惨敗を喫した浅田真央は、そろそろ限界と感じたのでしょう。

今回の引退は、一つの時代が終わったと感じる出来事でした。それでも、彼女自身はプロスケーターなど、何をやっても食べていけると思います。よくやったとの思いで、このニュースを受け止めています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする