先日の湘南戦で、ボランチの位置でボールを落ち着かせていた陰の仕事人、岩尾憲選手を取り上げます。岩尾は日体大を卒業して、当時J2だった湘南でプロデビューして、11年目のベテランです。この長いキャリアのほとんどがJ2で、J1経験は湘南時代に1年、徳島時代に1年と2度だけという地味なキャリアですが、今回徳島からレンタルで浦和に加入した要因は、徳島時代の指揮官ロドリゲス監督の信頼でしょう。
もっとも、徳島のサッカーで岩尾はキーマンでした。彼が、ボランチの位置から降りてDFラインをカバーしてくれるので、SBは思い切って前に行けるというのがロドリゲス監督の戦術でした。そんなに派手に攻撃参加しなくてもいいから、とにかく当たり前のプレーを確実にこなして、サイドに預けるまではやって欲しいというのがロドリゲス監督のボランチへの要求のようでした。
今回、味方になったことで、初めて彼のプレーを生で見る機会に恵まれました。一番の印象は「もらい方が上手い」というものです。DFラインからボールを引き出せる位置に正確にポジションを取ることができるので、相手が岩尾からボールを取ろうとしてもその前にさばくことができます。また、スペースを見抜く能力も高く、DFラインの空いたところをフォローできる選手でもあります。
決して、圧倒的なスピードがあるわけでもなく、驚くようなスルーパスを出す選手でもないですが、岩尾に預ければ大丈夫という信頼感は既に確立しており、岩尾がフリーでボールを受けるとサポーターとしても安心感があります。去年、ロドリゲス監督の戦術を導入する際に、徳島から連れてくるかなとも予想しましたが、どうしてもJ1に昇格した徳島で1年はプレーしたかったのでしょう。
サッカーはこういうタイプの選手が活躍できるから面白いです。レンタルなので、ロドリゲス監督の指揮が終われば徳島に戻る可能性もありますが、新加入でありながら既に何年も浦和でプレーしているような落ち着きのあるMFです。G大阪戦では退場にこそなりましたが、チームを救うために警告をもらわざるを得なかったためです。連戦は年齢的に厳しいでしょうが、既にターンオーバーをする際に使える選手の一人という位置にはつけていると思います。
もっとも、徳島のサッカーで岩尾はキーマンでした。彼が、ボランチの位置から降りてDFラインをカバーしてくれるので、SBは思い切って前に行けるというのがロドリゲス監督の戦術でした。そんなに派手に攻撃参加しなくてもいいから、とにかく当たり前のプレーを確実にこなして、サイドに預けるまではやって欲しいというのがロドリゲス監督のボランチへの要求のようでした。
今回、味方になったことで、初めて彼のプレーを生で見る機会に恵まれました。一番の印象は「もらい方が上手い」というものです。DFラインからボールを引き出せる位置に正確にポジションを取ることができるので、相手が岩尾からボールを取ろうとしてもその前にさばくことができます。また、スペースを見抜く能力も高く、DFラインの空いたところをフォローできる選手でもあります。
決して、圧倒的なスピードがあるわけでもなく、驚くようなスルーパスを出す選手でもないですが、岩尾に預ければ大丈夫という信頼感は既に確立しており、岩尾がフリーでボールを受けるとサポーターとしても安心感があります。去年、ロドリゲス監督の戦術を導入する際に、徳島から連れてくるかなとも予想しましたが、どうしてもJ1に昇格した徳島で1年はプレーしたかったのでしょう。
サッカーはこういうタイプの選手が活躍できるから面白いです。レンタルなので、ロドリゲス監督の指揮が終われば徳島に戻る可能性もありますが、新加入でありながら既に何年も浦和でプレーしているような落ち着きのあるMFです。G大阪戦では退場にこそなりましたが、チームを救うために警告をもらわざるを得なかったためです。連戦は年齢的に厳しいでしょうが、既にターンオーバーをする際に使える選手の一人という位置にはつけていると思います。