
P.60 時間は、習慣、集中、徹底して使うもの。せっかちはいけません。
日野原先生は、「私が決めたお返しするいのちの使いかたとは、
「自分の時間を他者のために使うということだ」
と、P.60で仰っています。このことを実行する前には、大前提として、
「自分」というものが確立されていることが必要だと、私は思います。
私自身は、リタイアして、やっと自分を見つめる時間ができ、
自力整体で健康を回復して、
初めて「自分のエネルギーを他者のために使いたい」と思うことができました。
本当は、どんなに忙しくても、日々の生活に追われていても、
一日に数分は瞑想や座禅をしたり、自分を見直す作業をするべきだったのでしょう。
通勤電車の中では、英語のテキストを読んだり、
シナリオや楽譜を書いて、それなりの積み重ねをしていましたが、
「他者のために」という視点は無かったと思います。
気づきは遅かったと思いますが、知った以上は、やらねばなりません。
日野原先生は、カナダ人の医学者William Osler博士を<生き方のモデル>として
その教えを守られています。たとえば、
P.61 1.超然の術:どのような状況にあっても、絶えずものごとに集中できるという
能力を養うこと。
2.ものごとを系統的に考え、整理する方法を習得すること。
3.ものごとに徹することの重要性。
4.医師として最も重要なことは、
謙遜の徳(the grace of humility)をもつこと。
1、2、3は、時間の使いかたに尽きます。
4は医師として、と書かれていますが、人間としてもこのとおりで、
この4つを実践すれば、よく学ぶことができ、充実した人生になります。
そりゃあ……、ご説はごもっとも……だけど、聖人君子じゃないフツーの人は
無理なんじゃないの~~?という声が、そこここから聞こえてきそうです。
実際、私の母も、そう言いました。
それを解決する鍵が、P.65に出ています。
空を飛ぶ鳥は生まれつきの飛びかたを変えることはありません。
動物も、這いかた、走りかたを変えることはない。
人間だけが生きかたを変えることができます。
それは、いのちに限りがあると知っているから。
これでいいのか、と思えば、実際に変えてみる。
行動しなければ変えられません。
その行動の第一歩が、
「良い習慣を身につけて、健やかに暮らす」ことだと、私は思っています。
第二歩はP.68に出てくる言葉。
「小さな円を描いて満足するより、大きな円の一部になりなさい」
「大きなビジョンに果敢に挑戦せよ。
たとえ、自分が描いた円が未完成でも、それを引き継ぐひとが必ずあらわれて、
いつの日か大きな円となる」(英国の詩人・ロバート・ブラウニングの詩集より)
日野原先生のお父様の教えだそうですが、
人生の設計は、
①困難かどうかより、、まず自分の手で大きな計画(Vision)を描くことが大事。
②果敢に挑戦する(Venture)ことが必要で、このChallengeがあってこそ、
③最後に勝利(Victory)が待っている。
三つのV……、シンプルな言葉ですが、実際には大きく、思い言葉です。
でも、私も!少しでも!と、勇気を与えられる言葉です。
