ときに、道端や草むらでごく普通に開いている雑草の花をクローズアップで撮ってみると、このものが意外なほど魅力的であると気付く。ツユクサ(露草、ツユクサ科ツユクサ属の一年草)はそのような花を開く。今週に入ってから、草むらのあちらこちらで、ツユクサの花が目立ちはじめた。
花は僅かの間しか開かないが(半日花)、瑠璃色の花びらは朝日を浴びるとみずみずしく輝く。ここでは、黄色の花粉が花びらの色を引き立てている。
花の付き方が面白い。花は舟形のほう(苞)の外に出て開く
ほう(苞)から、2輪の花が開く例もある。
花の構造は面白い。花びらは瑠璃色のものが2枚、白色のものが1枚である。6本の雄しべのうち、鮮やかな黄色の4本は花粉を出さないもの(仮雄しべ)である。花粉を出す雄しべの葯に焦点を合わせてみる。
ツユクサは万葉集にも登場する身近な雑草である。
背面から見る花には正面からは見られないようなやさしさがある。
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撮影、8月15、16日、朝。マクロレンズ(100 mm)。ピクチャースタイル、スタンダード。
自然園では、レンゲショウマの花と蕾が、広葉樹の林の中や林縁で風を受けて揺らいでいる。
群生地「レンゲショウマの苑」にて。
レンゲショウマの苑の他に、レンゲショウマが密生しているスポットがある。
パノラマ(2枚組)
他のスポットでは、花と蕾が木漏れ日で照らし出されていた。
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園内では、キセワタ(着せ綿)も見頃になっていた。
キセワタは山地の草原に生えるシソ科メハジキ属の多年草である(草丈50-100 cm)。かつては、この花に出会うチャンスは少なくなかったが、現在このものは絶滅危惧種に指定されている。
クローズアップして、花の魅力を引き出してみる。
ソフトな花びら(花冠)の色と質感。キセワタとの花名は、花びら(花冠)に白い毛が多く生えている様子を花に着せた綿に見立てたことによると聞く。
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自然園で見るキキョウの花は美しい。広葉樹の林で咲いているためであろうか。
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撮影、8月2日午後。天候、晴れときどき曇り。
編隊は16時40分頃、市街地上空に到着した(予定では16時30分)。
当日のプログラムから
太陽は西の空に傾きはじめていた。
巧みな時間差飛行。撮りながら、かつて海外で搭乗機の直下を他の航空機が横切ったときの驚きを思い出した。
市街地は桐生市などである。トンボの随伴(?)。
プログラムを終了して。
ブルーインパルスの展示飛行を市街地東側の山地で撮ってみた。展示は予定よりも遅れ、飛行高度は前日の場合よりも高かったようであるが、多くの人々が上空を見上げたと聞く。
*展示飛行の開始が遅れた原因については、でんさんからのコメントをご覧ください(コメント欄)。でんさん、ありがとうございました。
撮影、8月4日16時40分頃から。天候は晴れ(やや霞がかかっていた)。撮影地点、標高300 m程度。
今年の「第55回桐生八木節まつり」においては、ブルーインパルスの展示飛行が行われる(桐生市HP、4日16時30分から20分間、桐生市が山で囲まれているためにアクロバット飛行は行われないとのこと)。
今日は午後3時過ぎに市内の上空で予行飛行が行われた。明日はどのような飛行が行われるだろうか。
背景の山並みにおいて、中央の山頂は茶臼山(標高300 m、テレビ放送の中継所が設置されている)。茶臼山では360°の展望ができる。
旋回飛行中の編隊を望遠でクローズアップする。太陽の位置は上空右側である。それぞれの機体の同じ位置が太陽光を反射している。このことは編隊飛行が高度がコントロールされていることを展示する(自分がもっとも撮りたかった場面から)。
プロフェッショナルの技。
飛行編隊と市外北側の山並み(標高 300-1100 m)
撮影、3日15時過ぎ、市中心部から2 kmほど北の地点にて。広角と望遠レンズ。円偏光フィルター。余談ながら、自分はブルーインパルスの飛行を初めて撮ってみた。なお、直射日光による熱中症を避けるために頭や首を保冷剤で冷やしながら撮影した。
明日の天気予報、晴れ。
今日は8月1日、あたかもこの日を待っていたかのように、庭のレンゲショウマ(蓮華升麻)が一輪の花を開いた。昨夕は少し開き始めた程度で終わっていたので、開いた花が朝日を浴びている姿に、私は少なからず感動を覚えた。よくぞ先週末からの強い雨と風に耐えてくれたと思ったからである。
そばにシートを敷いて花を見上げてみる。雌しべ(4本)、雄しべ(多数)、しべを守る花びら、そして外側に広がる萼片。小さな庭で花を開いているにもかかわらず、花びらと萼の色彩と質感には和の雰囲気が満ちている。レンゲジョウマはキンポウゲ科レンゲショウマ属の日本固有種である。そして、蜘蛛の糸は森の妖精とよばれている花に似合っている。
萼片の上で、小さなアリが萼片の上を歩きまわっている。アリはこの花にとって花粉を運んでくれる存在である。
いま、1本の花茎に16個の蕾が付いている。そして、それらの幾つかは開花直前まで膨らんでいる。
ところで、花(萼片)の大きさ(径)は約4 cmであり、膨らんでいる蕾の大きさは1.5 cm程度である。蕾の中に、しべ、花びら、そして萼片が折りたたまれている仕組みに、私は感嘆したくなる。
撮影、8月1日午前7時頃。