この頃は、寒さで凍えることもないので、ときどきは早起きして夜明けのときを待つ。上空にレンズを向けたくなるほど、美しい朝焼けが現れることを期待してである。
このときは、夜が明けるともに、東から北西方向に浮かぶ雲が朝日に染まった。
東方向の山並み(標高300 m程度)が陽光を遮断するので、
朝焼けは一段と鮮やかになる。
自分が住んでいる街は関東平野の山際に位置している。
望んでいる方向に雲が浮かんでいるからこそ、現れる光景である。
タイトルは、NHKBSP番組「ニッポン印象派」に倣って、「グンマ印象派」にしょうか。
稀に出逢う光景が、次第にいつものそれへと変化する。
余韻のときに。
撮影、4月19日午前5時頃、桐生市にて。