先週土曜日、ブログ「花の詩山の詩」を書かれているminoさん、花友さん、花友さんのお父上のグループと共に、桐生川沿いで咲くミツマタの花を見て回った。余談ながら、前日(金曜日)は花を撮るのが難しいほど強い風が朝から夕方まで吹いた。ところが、この日は、唖然とするほど穏やかな状態で、花の群れが暖かい日差しを浴びていた。昨年も同様の体験をしたので、わたくしには、花を愛する遠来の友が何か不思議な力をもっているかのように思えてならなかった。
桐生川ダムそばの公園(梅田緑地台公園)にて(1)。間もなく、山肌は萌葱色になり、ウグイスの鳴き声がダム湖に響く。
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待ち合わせ場所であった公園(ロウバイパーク)には、ロウバイとともにミツマタが植えられている。パークを開園するにあたって、有志が所有していたミツマタを寄付されたとのことである。移植されている株はかなり見応えのある花を開いている。青色の網は小さな花木を鹿の食害から守るためである。
ミツマタ・ファンにとってうれしいことは、シカ(鹿)がミツマタを嫌うことだ(嫌避植物)(林野庁森林保護対策室資料「森林における鳥獣被害のための資料ー森林管理技術者のためのシカ対策の手引き、平成24年版)。ヒトにとって芳香になる成分がシカにとっては嫌いな臭い成分になるとの事実は、食害防止の立場からも興味深い。
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話は横道に逸れるが、昨年、美しい紫色の花を開くヒイラギソウの群生が、シカの食害で消えていた現場を目撃した。ある人に案内していただき、四苦八苦してたどり着いた大群落(長さ、約30m)は、花が点在する状態に変わっていた。2019年5月上旬
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桐生川ダムそばの公園(梅田緑地台公園)にて(2)。
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桐生川ダムそばの公園(梅田緑地台公園)にて(3)。
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桐生川沿いの群生地にて。
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日差しの変化による、彩りでの多様化を狙ってみたが。どうも、結果は空振り三振に終わった(苦笑)。
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花の群れを前にすると、自然に会話が弾んだ(遠来の友に深謝)。
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なお、現在、三境林道沿いにある大群生地にはアクセスできない。まことに残念である。林道は、昨年の台風19号によって大きな被害(路面崩壊など)を受けたために、桐生市側において全面通行止めになっている(令和2年度に補修予定とのこと)。
さて、梅田のふるさとセンターで皆さんにお別れしたが、センター下流において、ダンコウバイ(壇香梅)の花が咲いていることに気付いた。このときは日差しが強すぎたので、スナップショットのみにした。
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撮影、3月21日午前、桐生市梅田町にて。