東側の山並みにおいてヤマザクラ(山桜)と新緑の共演が終わると、西側の山並みでフジ(藤)と新緑の共演がはじまる。今年は、近所の人達との挨拶にそのことが添えられたほどまでに、新緑を背景とするフジの彩りが印象的であった。
フジのつる(蔓)は左巻き(反時計回り)である(矢印)。同属のヤマフジのそれは右巻き(時計回り)である(根平邦人、「左と右」で自然界をきる、三共出版、1995)。ヤマフジは近畿地方以西の中国・四国・九州に分布している(岡山理科大学・生物地球学部・生物地球学科(総合情報学部・生物地球システム学科)HP)。
フジのつるを右巻きとする説明もある。「フジ(ノダフジ)のつるは右巻き(上から見て時計回り)であり、ヤマフジは左回りなので区別がつきます。(原文引用)」(みんなの趣味の園芸、NHK出版 HP)。
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花房をクローズアップしてみた(新葉が日差しで輝いたために、花房が浮き出るように撮ることで今年は苦闘したが)。
4月16日〜、桐生市にて
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お口直しの画像は、拙宅でツクシシャクナゲ(筑紫石楠花)からの木漏れ日を浴びるサクラソウ「南京小桜」である。
余談ながら、Google翻訳では、「口直し」の英訳が「removing a bad taste」であった(苦笑)。