こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

波状雲が朝日に染まって(2024年10月)

2024-10-25 | 

山並みの上で、青空に浮かぶ雲が朝日に染まる。このような光景は、山で囲まれている市街地に住んでいる者にとって、見逃すことができない自然からの美しいプレゼントである。昨日は、日の出前のマジックアワーから波状の雲(波状雲)が上空に広がった。

そして、波状雲が山並みの彼方から届く朝日に染まった。僅か数分間のイベントであったが.....

 

5時52分   日の出方向にて

 

5時53分    北東方向にて

 

5時55分    吊るし雲のような形の雲も赤く染まった

 

5時57分   朝焼けが終わり、それぞれの山において霧が発生した

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6時15分     20分前の光景を想像できるだろうか........

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5時55分     北西方向にて

 

10月24日、撮影でのホワイトバランスは太陽光(晴天)。

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今朝は、この時とは対照的に小雨が降っている。昨日の光景があたかも奇跡的であったと思わせるかのように.......

 


青空に広がるひつじ雲を眺めながら(2024年10月)

2024-10-21 | 

昨日から気温が大幅に下がり、周囲の山並みでの色合も変化しはじめた。そして、青空に広がるひつじ雲(高積雲)などがさわやかな雰囲気の景色を創りだすようになった。

 

近くを流れる桐生川にて

 

ちなみに、昨年10月中旬において

 

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昨日は、低い湿度を反映して、100 km 以上も離れた位置にある「奥秩父連山」が視界に入った

 

望遠レンズ(320 mm)の引き寄せ効果によるものながら、車で4時間以上のドライブを強いられるまでのに遠方の山並み(2000 m クラス)とそれにかかる層雲が、間近にあるかのように錯覚させられるチャンスは多くない

 

 

路上で見上げると

余談ながら、首を曲げてしばらく見え上げたが、目眩や頭痛などを感じなかった(ほっとして)

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ところで、庭のツツジにおいて、一個のツボミが膨らんだ。

 

10月20日午前8時頃、桐生市にて

 


十五夜の月、スーパームーンとしての輝きと月光彩雲(2024年10月)

2024-10-19 | 月、月光彩雲

この日18時頃、2時間後に満月(望)となる月が近くの尾根から昇った。尾根の上空のみならず全体に雲が広がっていたために、スーパームーンが尾根から昇るシーンは撮れなかった。それでも、尾根から昇った月には魅せらせるものあった。雲がカラーフィルターとなって、月面が稀に見るほどまでに黄金色を帯びたからだ。

 

画像では、RAWモード(撮影データ非圧縮形式)で撮影・現像したものをアップロードのためにかなり圧縮(JPEG)している。そのため自分が感じた微妙な色具合は必ずしも再現されていないが....

 

その後、月は雲に隠れることが多かった。ときには、スーパームーンとしての輝きをとり戻した。輝きで周囲の雲を明るく染めながらであった

 

画像は、我が持久策が報われたと実感した場面である。

画像(1) 黒い雲で隠される寸前、月の周りに見る者をはっとさせるような光環が現れた。薄い雲が月光を回折(雲の粒子を回り込み)させたためである

 

画像(2) いわゆる海無し県「群馬(上州)」では見たくても見られない光景を想像して....「荒波と輝くスーパームーン」

 

月はしばらく雲隠れしていたが、22時頃では天頂付近において明るい顔を見せた。周囲に彩雲を伴っていたが、月面の色は見慣れたものに戻っていた

 

まさに満月(望)(20時26分)となったとき、月見は厚い雲に妨げられた。いささか残念である。

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17日18−19時及び22時過ぎ、桐生市にて。撮影・現像でのホワイトバランスは太陽光

 

 


十三夜そして十一夜の月、それらによる月光彩雲(2024年)

2024-10-16 | 月、月光彩雲

今日は朝から雲で覆われた空模様が続いている。明日は天気が回復するようである。明日(17日) 、月が20時26分に満月(望)となり、地球の中心と月のそれとの距離(地心距離)は今年においてもっとも短くなる(35万7000キロメートル、10時頃)と発表されている(国立天文台HP)。いわゆる、スーパームーンの輝きが眩しいかも、明日は.......。ちなみに、今年、もっとも遠い満月(2月24日)では、地心距離が40万6000キロメートルであった(国立天文台HP).。

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今週前半では、十三夜(15日)と十一夜(13日)の月とそれらによる月光彩雲を撮るチャンスがあった。なお、どちらにおいても、夜の天気は曇りであった。

十三夜の月  

雲を通しての姿ながら、スーパームーンを間近にしている月面は明るく輝いていた。そして、コペルニクス(直径 93 km、月面上部)とティコ(直径 85 km、月面下部)と名付けられているクレーター、それらから放射状に伸びている筋(光条と呼ばれている)などにおいて、ある程度まで立体感があらわれていた

望遠 320 mm(トリミング)、ホワイトバランス オート(雰囲気優先)、ISO感度 400、シャッター速度 1/250 秒、絞りf値 9

 

雲で見え隠れするとき、雲が月光に染まる光景(月光彩雲)が現れる。このときも、ときどきに現れる彩雲にレンズを向けながら思わずシャッターボタンを押した。持久戦を強いられたが....

 

環状の彩雲が現れる瞬間とそれつづく色彩の変化も雲の状態に応じて現れた。それらは当方にとって待ちに待ったイベントであった。それにしても、待っている間に受けた風は涼しさを通りこしていた

望遠 100 mm、ホワイトバランス  オート(雰囲気優先)、ISO感度  2500、シャッター速度 1/10 秒、絞りf値 9。

ISO感度 1000 程度では、彩雲がはっきりと写らなかった

 

 

十一夜の月 

太陽光を斜め横から受けて、コペルニクス(月面上部)が印象的なクレーター像に変化していた

十一夜による月光彩雲。月はこの後厚い雲に隠れた。まさに雲隠れ!(苦笑)

 

13日と15日、桐生市にて

 


今朝の空模様、朝日に染まるひつじ雲

2024-10-14 | 

先週後半から、あのときの酷暑は夢物語であったであろうかと思いたくなるほど、朝夕の気温が低い。今朝も午前5時頃から厚手のコートを身につけて朝の散策コースを辿り、マジックアワーでの色彩に浸った。

 

上空に浮かぶひつじ雲が地平線の彼方から届いた光に染まりはじめた(午前5時20分頃)。ちなみに、今日の日の出は5時50分(群馬)であった。

 

 

より色彩感に富んだ朝焼けを期待したが.....

 

 

 

日の出から約1時間後に、朝日が近くの尾根から昇りはじめた(6時40分頃)

 

庭のシュウメイギク、朝日を浴びて....   

 

今年はシュウメイギク(秋明菊)が群れとなって花を開いている。しかし、レンゲショウマ(蓮華升麻)やキレンゲショウマ(黄蓮華升麻)では、ツボミの段階で酷暑の被害を受けたために、花づきが芳しくなかった。