こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

日の出、ダイヤモンド状の輝きと青空に伸びる雲の影(2022年5月)

2022-05-29 | 朝景

先週後半から、朝日が近くの尾根の頂(385 m)付近から昇っている。昨日は、午前5時頃、日の出の方向に程良い大きさの綿雲(積雲)が流れてきた。そして、ダイヤモンド状の輝きとともに、その輝きによる雲の影が青空を背景として放射状に伸びるシーンが現れた。

 

日が昇る位置は、ある時季において月が昇る位置でもある。

ダイヤモンド状の輝きと放射状に伸びる雲の影

 

輝きがあまりも眩しく、直視できなかったシーンから

雲による反射で、太陽柱(サンピラー)も現れた。

 

 

28日午前5時過ぎ。

日が昇り始めたシーンにおいて、焦点はマニュアル設定、ISO感度 100-160、絞りf値は18-20、

シャッター速度は1/2000〜1/3200秒。

(30日、画像を追加しました)

 


朝日を浴びるクレマチス(2022年5月)

2022-05-27 | 

近くの尾根から朝日が昇りはじめると、周りの新緑が目覚めたかように輝き、尾根からはウグイスなどの鳴き声が響いてくる。この時季ならではの雰囲気に浸りながら、昨日も庭のクレマチスにレンズを向けた。斜めからの日差しを浴びている花や蕾には、日中での高い位置からの光では見られない色彩と質感が現れていた。

クレマチスは旧枝咲きのタイプのものである。冬の間は強い剪定をしてみたくなるほど株全体が枯れ枝(つる)の集まりになっているが、4月に入ると枯れ枝の節々から新芽が出て、葉が広がり蕾が形成される。この過程にスリルを感じて、当方は十年以上も同じ株のクレマチスを育てている。

 

大部分の花において、花びらは6枚である。なお、花びらは萼片であり、クレマチスには花びらがない。

 

花びらはビロード状の質感をもっている。斜めからの光を受けると、その質感がはっきりとする。

 

開きはじめた蕾にも惹かれるものがある。

 

ときには、5枚タイプの花が咲く。

 

花びらの色合いは、開花が進むにつれて暗赤色から深みのある赤色に変化する。

 

雌しべ、雄しべ、そして花びらのクローズアップ(花びらの細毛が輝く瞬間をまって)。

 

この花の大きさは12センチほどである。

 

太陽の高度が低いうちに、透過光での色彩と質感を楽しんでみた。

 

 

このクレマチスは早咲き系の「ナイオビ(ニオベ)」であると、当方は推定している。品種名が確定していないのは、いつものことながら、花の時期を過ぎた株を種名を知ることなくワンコインで手に入れて育てているからだ。ちなみに、ナイオビ(ニオベ)は1970年代に作出され、1993年に英国園芸協会から賞「アワード・オブ・ガーデン・メリット」を受けている。

 

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クレマチスの撮影:26日早朝などにて、ホワイトバランスは太陽光。

 

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添付した画像はあるときに山中で見つけた「カザグマ(キンポウゲ科センニンソウ属の多年草)」である。このものはマダニの多そうなスポットに生えていたので、マクロレンズによるクローズアップは諦めざるをえなかった。

 

カザグルマとの花名は花をおもちゃの風車に例えたことに由来する。

カザグラマはクレマチスの原種であり、群馬県では絶滅危惧種に指定されている。

 

群馬県では淡紫色種が限られた地区に自生していた。しかし、ダム建設によって自生地は水没した。現在、自生していたカザグルマは筑波実験植物園で移植・生育されている(筑波実験植物園HP)。

同植物園の資料によると、カザグルマの野生種では約300、園芸種(クレマチス)では数千の品種があるとのこと。どうも園芸種の正確な品定めは難しそうである

 

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今日の天候: 雨(朝)→ 曇り(午前中) → 晴れ(午後)、そして激しい雷雨(現在、20時頃から)。

 

 

 

 

 


夜明け直前での月(2022年5月)

2022-05-21 | 月、月光彩雲

当地では、中旬から雲で覆われる夜空が続いている。そのため、望(満月、16日)のときにおいても、月影はほとんど見えなかった。そこで、望から朔(新月)までの間の月影を追ってみることにした。アップした画像は18日深夜と19日夜明け前に撮ったものである。

 

窓を開けると、月齢18の月が低い位置で輝いていた(19日午前4時前)。下(しも)の弓張り形の月には丑三つ時の静けさが続いているような雰囲気が感じられた。ちなみに、群馬において、月の入り時刻はは午前5時50分であった。

 

画像は前夜11時頃に撮った月である。月の出(群馬)は午後9時30分とのことであった。薄い雲の存在によって、月面はかなり赤味を帯びていた。また、近くの山並み上空での大気のゆらぎによって、得られた画像の解像度は夜明け前のときにくらべて幾分か低かった。

 

18日、19日、桐生市にて。ホワイトバランスは太陽光。望遠200 mm とトリミング。どちらの画像においても、カメラを地面に対して水平を保ちながら撮影した。

 

これは蒴から上弦を経た後、望に至るまでの間に撮影した画像である。4月12日午後6時過ぎにて、月齢11.9、月の出 午後1時24分、月の入り 翌日午前2時58分。ちなみに、日の入りは午後6時15分であった。

画像の解像度はこのときの透明な空模様を反映している(ホワイトバランスは太陽光、望遠200 mmとトリミング)。

 

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ところで、今月において、下弦のときは23日午前3時43分である。早起きは何とかの徳との結果が得られることを、当方は期待している。余談ながら、現在の天候は曇りときどき雨の状態であり、周囲の山並みが霧で霞んでいる(21日午後2時過ぎ)。

 

 


久し振りの更新、自然をテーマにしたスライド原稿から(2022年5月)

2022-05-15 | 雑感

ある会合で、身の周りの自然について話す機会があったので、これまでに撮ってきた画像を整理してスライド原稿を作ってみた。原稿の準備を始めると、あの場面をこんなアングルで撮っておけばよかったかなと思うことも多々あった。覆水盆に返らずを実感しながら、なんとかPowerPoint原稿を作った。今日はそれの一部を記事としてアップしてみた。

 

自分はこんなことを思いながら、カメラを持ち散策している。

 

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