こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

晩秋での遠望、八ヶ岳連峰、浅間山、妙義山など、2021年11月

2021-11-30 | 山を眺める

今週日曜日(28日)、透明な青空に誘われて、八ヶ岳連峰、浅間山、妙義山などが一望できる展望所に立ってみた。午前11時過ぎと、通常は霞が強くなる時間帯であったが、これらの秀峰を思いの外はっきりと撮影することができた。

 

南八ヶ岳連峰(長野県)の赤岳(2899 m)など

100 km以上離れている視点から、天狗岳付近の断崖絶壁(山体崩壊跡)がはっきりと見えるチャンスは多くない。

 

山座同定(カシミール3D)

 

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浅間山(2568 m、長野県・群馬県(県境))

 

山座同定(カシミール3D)

 

 

妙義山(群馬県、独特の山容をもつ岩峰)

妙義山での遭難事故件数(11件)は谷川岳連峰のそれに(17件)次いで多い(2020年度、群馬県警察HP > 登山情報)。

 

赤城山、榛名山、妙義山は、群馬県において上毛三山として群馬のシンボル的存在である。

右下の市街地は桐生市の核心部(市役所、文化会館、公立病院など)。

 

榛名山(群馬県)

 

晩秋の彩り越しに眺める、雪化粧した赤城山(黒檜山、駒ヶ岳、篭山、鳥居峠)

 

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11月28日午前11時半頃、桐生市にて、ホワイトバランスは太陽光、PLフィルター使用。

 

 


晩秋の里山が夕陽を浴びて、2021年11月

2021-11-26 | 夕景

夕陽によるマジックに誘われて(26日午後4時過ぎ、桐生市にて)

晩秋の彩りが進み始めた山肌が夕陽を部分的に浴びる場面が現れたとき、

わたくしはカメラをセットし急いで散策路での展望所に向かった。

待ち望んでいた光景にやっと出会えたかとの思いで。

 

 

 

 

 

 

 

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EOS 6D、EF 70-200 mm F4L、

ホワイトバランスは太陽光または曇り、フィルター類は使用せず。


晩秋の彩りを求めて、桐生川上流にて、2021年11月(その2)

2021-11-23 | 桐生川・紅葉{桐生川)

今年は秋分の日が真夏日であったような厳しい天候の影響を受けたためであろうか。桐生川沿いの紅葉では、その彩りが目立つスポットが例年にくらべて偏っているようである。先週(15日)、桐生川上流・中流域で顕著な彩りを、わたくしたちは求めてみた

 

このときは、紅葉と青空の対比が印象的であった。

 

 

 

 

 

多様な彩りを求めて

 

 

 

 

 

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桐生川ダム下流のスポットにおいて

 

 

 

15日時点、この急流箇所に大きな流木(2本)が横たわっていた。今年は画像のような彩りの渦が期待できるだろうか。

撮影、2013年11月下旬

 

 

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11月15日11-12時頃、桐生市梅田町にて。ホワイトバランス:太陽光。

 

 


薄雲越しでの部分月食、2021年11月

2021-11-21 | 月、月光彩雲

先週から、月が近くの山並みから昇っている。明るい月が静かに歩き慣れた尾根から青空、夕空、夜空に昇る光景に、わたくしは魅せられている。

 

満月の前夜にて(18日17時過ぎ)

 

 

一作日(19日)での部分月食においても、食の進んだ月の姿が山頂付近から昇ることを期待した(撮影、19日12時頃)。

 

しかし、月が昇る時間帯になったとき、薄雲で東方向は覆われた。

肉眼では微かに見えるに過ぎなかった月出帯食(月が欠けた状態で昇る)に、

望遠レンズを高感度・スローシャッター条件のもとで向けた。

17時40分頃

 

春霞のときならば、朧月夜の部分月食として風雅を感じたいが、今回は秋空でのイベントだ。

それにしても、月光を薄雲が反射している光景は、部分月食のときならではの現象として感動的であった。

17時45分頃

 

17時55分頃、月食がかなり進んだときに

 

今回の部分月食では、月の98.7%の部分が地球の影に入るとのことであった。

薄雲が減光フィルターになったために、月面は暗赤色(赤銅色)を帯びた。

食の最大は18時02.3分とのこと。これらの画像は18時5-7分頃に撮った(最大の時は月が雲で隠された)。

 

18時20分頃にて

 

19時28分頃

地球の影には本影(太陽の光がほぼ遮られた濃い影)と半影(本影を取り囲む薄い影)がある。

この画像では、本影の部分のみならず半影のそれも写っている。肉眼では、半影の部分がほとんど判別できなかったが。

 

20時40分にて(月食が終わった後)

月食でのほのかな光に順応していたためであろうか、直ちには直視できないほど月面が眩しかった。

 

 

撮影:19日17時半頃から、桐生市にて。

月食時において、ISO感度 1600-3200、シャッター速度 1/5-1/30秒、望遠 70-200 mm(トリミング)。

 

 

 


渡良瀬川で眺めた晩秋の赤城山、2021年10月(その2)

2021-11-07 | 山を眺める

 

山紫水明(画像1)

右奥は桐生市の中核部(市役所、文化会館、公立病院、高層住宅など)、左奥はショッピングセンター、企業など。

 

画像2(クリックで拡大できます)

 

 

画像3  主な山頂

赤城山の東半分(黒檜山、駒ヶ岳、長七郎山など)は桐生の山であり、

黒檜山(赤城山の最高峰、1826 m)は桐生の最高地点である。

 

画像4 市街地を雪雲から守っている(今年1月下旬にて)

 

画像5 今年4月上旬(早朝)にて

 

 

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画像6 赤城山と市街地西側での吾妻山(480 m)から鳴神山(980 m)に至る山並み

 

 

深田久弥の日本百名山を紐解くときは、わたくしはつぎの書き出しで始まるページ(白山)を開く。「日本人は大ていふるさとの山を持っている。山の大小遠近はあっても、ふるさとの守護神のような山を持っている。そしてその山を眺めながら育ち、成人としてふるさとを離れても、その山の姿は心に残っている。どんなに世相が変わっても、その山だけは昔のままで、あたたかく帰郷の人を迎えてくれる。(日本百名山、新潮社、1991年)」。

赤城山は、縁あって定住した桐生を第二の故郷としているわたくしにとって「ふるさとの山」である。ところで、赤城山について、群馬県には、自分達の故郷から眺める姿がもっとも魅力的だと思っている人が多い。わたくしもその一人である。

渡良瀬川の流れと市街地中心部の彼方に悠然と構えている山容に、わたくしは安心感を与えるバックボーンを想い抱いて惹かれている。赤城山を構成する黒檜山(最高峰)から鍋割山に至る稜線において、どの山頂も穏やかにどっしりとしてその存在を示している。そして、国内で富士山に次いで広い裾野も視界に入ってくる。

 

今回アップした画像は、前記事のときよりも少し下流のスポットで、雲がほとんど浮かんでいない気象条件下において撮ったものである。

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10月30日10時半頃、渡良瀬川(桐生市)にて。画像3-5以外は2−3枚組でのパノラマ合成。


晩秋の彩りを求めて、桐生川上流にて、2021年11月

2021-11-04 | 桐生川・紅葉{桐生川)

今日は、昼頃に桐生川ダムからの上流域で散策してみた。幾つかのスポットで撮影した画像をアップする。

 

晩秋の彩りを求めて(画像1)

 

晩秋の彩りを求めて(画像2)

 

晩秋の彩りを求めて(画像3)

 

晩秋の彩りを求めて(画像4)

 

ミツマタの群生地にて(画像5)

 

桐生川ダム湖にて(画像6)

 

桐生川ダム湖にて(画像7)

 

 

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11月4日昼頃、桐生市梅田町、ホワイトバランスは昼光(5500 K)、EF 40-200 mm F4L、EOS 6D、フィルター類(PL)は使用せず。

 

 

 


里山が雲間からの日差しを受けて(その2)、2021年10月

2021-11-01 | 雑感

今年は秋分の日に真夏日を体験したためだろうか、11月に入ったにもかかわず、晩秋の訪れをわたくしはいまひとつ実感できないでいる。しかし、周辺の山々において、山肌の色は次第に晩秋の色合いを帯びている。たとえば、山頂に桐生城址(山城址)がある城山(別名、柄杓山、361 m)では、ソメイヨシノの紅葉(黄葉)化がはじまっている。

 

先日、日射しが雲の切れ間をスリットとするスポットライトとして、城山を照らし出す場面があった。

 

 

 

 

 

雲の切れ間からのスポットライトは、日頃見慣れている風景を劇的に変化させる妙薬である。

 

 

 

撮影、10月26日午後

 

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ところで、この日の天気は大きく変化した。早朝、城山は濃い霧で覆われた。

この時季、朝霧は前日に雨が降ると必ず発生する。

 

 

青空に立ち昇る朝霧

透明な青空、朝霧、山の秋の装い。この組み合わせはわたくしにとって有り難いプレゼントであった。

 

撮影、10月26日早朝