こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

7月の夕景から(2)

2016-07-21 | 夕景

どうしたことであろか。今週は曇りと雨の日が続いている。ときに、昼間は晴れても、夕刻になると上空は厚い雲で覆われる。それでも、美しい夕焼けとの出会いを期待して、私は近所の川沿いを散策する。


東では、朧月が昇り始める。


西では、夕焼けの景色が広がる。

サンセット後の残光で周囲のみならず我が身までが赤く染まる。

夕焼けのグラデーションは10分間ほど続く。

そして、次第に雲が広がる。


他の日はこのような夕景でトワイライトタイムが終わる。関東では、梅雨明けの平年は7月21日頃であるが(tenki.jp) 、今夏の梅雨明けはいつ頃になるのであろうか。


7月17、19日午後7時過ぎ、群馬県桐生市、桐生川の堰堤にて。

 


7月の夕景から(1)

2016-07-12 | 夕景

梅雨時は夕景の変化が著しい。昨日は夕刻になると、上空が厚い雲で覆われた。

それでも、西方向の雲の切れ間が幾分か夕光で染まった。


 微かながら、彩雲もしくは虹を思わせる彩りが山の上に現れる。

 

 

北方向

1000 mクラスの山並みと彩り

 

7月11日19時半頃。群馬県桐生市、桐生川沿いにて。

 


梅雨の晴れ間での夕景

2016-07-10 | 夕景

今日の夕景から

今日は、久し振りに美しい夕景が現れた。

雲の彩りと輝きが刻々と変化する有様は梅雨の晴れ間にふさわしい光景であった。


桐生川の上流方向(奥には1000 mクラスの山波)

西方向

西方向には450-500 mクラスの山が連なる。

西方向で、彩りが鮮やかになる。

 

 今日の月齢は6.7である。

 


余韻の時

 

 

 

撮影:7月10日19時15分ー30分、桐生川中流での橋で。


梅雨時の桐生川ダム湖、2016年7月

2016-07-05 | 桐生川ダム湖

 

 

 

 

毎年、この時期には下流での需要に応じて、ダム湖の水位は下がる。それにしても、最近の水位は例年にくらべて低いようである。ちなみに、利根川水系でのダム湖の貯水率は21-100%とのこと(7月5日、国土交通省関東地方整備局ホームページ、利根川水系でのダムの貯水状況)。桐生川は渡良瀬川そして利根川へと流れる一級河川である。

撮影:7月2日、5日午後5時頃。

 

4月中旬での水位

 

 


初夏の筑波山にて、2016年7月

2016-07-04 | 山登り

昨日は、ある体育協会の団体行事で初夏の筑波山を訪れた。梅雨の晴れ間であっただろうか。山頂での空模様は雲間に青空を望む状態であった。そのため、私達は筑波山での初夏の雰囲気にゆっくりと浸ることがができた。涼風が絶えず麓から吹き上げてくる山頂(木陰)は、関東平野での暑さとは無縁であった。

山頂の女体山にて。筑波山ならでの雄大な眺めを見渡す。手前にはローブウェイー駅、奥には霞ヶ浦が見える。

 

さて、私達のコースは、筑波山神社 → ケーブルカー → 山頂 → 自然研究路 → 男体山 → 女体山 → 山頂連絡路で休憩 → ケーブルカー → 神社であった。山頂から御幸ヶ原コースで下山する予定であったが、片膝の調子が良くなかった私のために、友人達は下山経路を変更してくれたのであった。

自然研究路でブナ林の雰囲気にひたりながら男体山に向かうと、柔らかな景色が私達を待っていた。余談ながら、研究路から男体山への登りは、膝の調子が良くなかった私にとってハードであった。

山頂から眺めでは、とくに広々とした水田の新緑が印象的であった。このような眺めは筑波山ならでのものであろう。眺めに富士山やスカイツリーが加わればと思いたくなるが、今は梅雨時である。

 

 男体山からの下山路では、シモツケの花が美しかった。

このものとツルマサキ(ニシキギ科のつる性の木)の組み合わせも面白い。

花(ツルマサキ)のクローズアップ。

ツルマサキは山地に生え、長さ10 m以上のなるつる性の常緑木本である。茎から気根を出し、他のものによじ登る。若枝の葉腋から花柄を出し、数個から十数個の淡緑色の花を咲かせる(筑波実験植物園、植物図鑑から)。気根は空気中の出る根である。

 

女体山の巨岩上での眺めはスケールが大きい。ゴルフ場の奥では宝篋山(筑波連山)に霞がかかっている。そして、トンボがあちらこちらで飛び回っていた。

岩壁で花を開いているのはイワガラミ(アジサイ科イワガラミ属)であろうか。

いつまでも、この景色を眺めていたいが、山頂につぎつぎと登ってくる人々の邪魔をしてはいけない。筑波山は高尾山に次いで登山者が多い山である。昨日は梅雨時のためであろうか、日曜日としては混雑していなかったようであるが。

足尾山や加波山などの筑波連山の方向を眺める。

女体山でもシモツケの花が目立っていた。

 

女体山から戻ったとき、私には麓が霞む加波山の姿が魅力的であった(男体山と女体山を結ぶ山頂連絡にて)。

 

ところで、筑波山のブナやスギなどの巨木には神秘的雰囲気が漂っている。

 

 

筑波山神社にて。

真夏日の平野に戻ることになるのかと思うと、ため息が出そうになった。

 

撮影: ニコン Coolpix P7700、7月3日10-15時。