昼頃に、ふと青空を見上げると、下弦の月(月齢23.8)が西側の山並みに沈むところであった。淡い色の月を眺めていると、自分にとってそれなりに気苦労の多かった出来事が脳裏に浮かんでくる。
間もなく、幾つかの星が輝く夜空に、除夜の鐘の音が響くであろう。
拙ブログへのご訪問、まことにありがとうございました。皆様、よいお年をお迎えください。 kotsunagi567
昼頃に、ふと青空を見上げると、下弦の月(月齢23.8)が西側の山並みに沈むところであった。淡い色の月を眺めていると、自分にとってそれなりに気苦労の多かった出来事が脳裏に浮かんでくる。
間もなく、幾つかの星が輝く夜空に、除夜の鐘の音が響くであろう。
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夕景色でのグラデーションが美しい時季になった。夕陽に染まる上空の雲が次第に暗くなると、思わず見とれてしまうような光景が地上近くに現れる。日没後、数十分間はマジックアワーとかトワイライトタイムと言われている。そして、この時間帯では夕景色の色彩が刻々と変化する。昨日も、夕景色での美しいグラデーションに出会うために、日没が終わる頃からぼくは川沿いを散策した。
桐生川の堤にて、大学(国立大学)の建物と市街地の迫る山並み(右)。
ビルディングの左に、100 km以上も離れている山並みがくっきりと見える時間帯になった。
山並みは関東平野の一部を囲む奥秩父連山である。それにしても、この場所で連山がこれほどまで見えることは珍しい。余談ながら、川沿いの低山(300 m)に登れば、連山とともに富士山が見えるはずだ。
夕暮れでのひとこま
マジックアワーでのグラデーション(1)。
マジックアワーでのグラデーション(2)。足許は暗くなってしまったが。
12月30日午後4時半〜5時半、桐生市(桐生川中流)にて。
冬至が過ぎてから、日没直後に美しい彩りが現れるようになった。今夕は、日没後も100 km以上の離れている山並み(奥秩父連山)がはっきりと見えるほどの光景がマジックアワー
紅葉の時季は過ぎたが、この急流では依然として青空の映り込みが美しい。映り込みの程度は太陽の高度に依存するので、撮影可能な時間帯は限られている。しかし、桐生川において、これほどまでに青空の映り込みが濃くなるスポットを、わたくしは知らない。
このスポットでは、水量が多いと渦が発生する。渦への映り込みは、2017年およびそれ以前の記事(カテゴリー、桐生川)をご覧いただきたい。
桐生川ダム付近では、ハナミズキの実が目立つ。
満船飾りのようについている赤い実。
撮影、12月中旬、午後、桐生市梅田町ダムにて。
満月が冬至の日に現れるのは何年毎であろうか。ちなみに、春分の日は19年周期で満月と重なるとのことである(海上保安庁・海上情報部HP)。さて、昨夜は17時頃に、月齢14.8の月が自宅近くの山並み(山頂)から昇るはずであった。ところが、厚い雲に邪魔されて、月が昇る瞬間を撮ることはできなかった。果報は寝て待て。23時頃には、雲のかかる月が真上から上空の雲を照らし出すようになった。
満月と月にかかる雲による光景から。月光を浴びる雲の色や形は多様に変化した。
昨夜の月は今年でもっとも高く昇った満月であった(南中高度において)(ウェザーニュースから)。
撮影、12月22日23時頃。EOS 6D、EF 70-200 mm F4L、マニュアル露出、フィルター使用せず。
夕陽に染まる雲がもたらす光景は時として唖然とするほど美しい。この日も100 km以上も離れた八ヶ岳連峰の上空で進行する自然現象を、わたくしはしばらく眺めていた。
12月中旬、午後4時過ぎ、桐生市にて。
今日は、100 km以上離れた浅間山や八ヶ岳連峰などがはっきりと見える展望日和になった。
幅70 km、奥行き120 kmほどの視界にて(4枚組パノラマ)。
矢印で示した山並みは、左から八ヶ岳連峰、荒船山、妙義山、浅間山、そして湯ノ丸山である。
群馬県西部の山並みと荒船山など。八ヶ岳連峰(長野県)の眺めは薄い雲のカーテンで遮られていた。
しかし、日の入りのときが近づくにつれて、夕陽に染まる連峰が浮き出てきた(赤岳から蓼科山まで)。
雪を被った浅間山。
雪雲がかかる赤城山(黒檜山)。
12月15日午後4時過ぎ、桐生市菱町(標高 300 m)にて。
八ヶ岳連峰に夕陽が沈んだ直後。市街地は高崎市である。
荒船山のクローズアップ。背後には蓼科山が聳える。
夕陽に染まる浅間山の山頂にかかる雲(笠雲?)。
浅間山と榛名山。
赤城山の裾野(山頂は鍋割山)
裾野に残る晩秋の彩り。
12月9日午後4時半頃、赤城山の裾野にて(桐生市新里町)。
展望日和に誘われて、夕刻にいつもの展望台にわたくしは向かった。この時季、展望台に立つと、夕陽は八ヶ岳連峰に沈む。100 km以上離れている岩峰でのダイヤモンドサンセットにおいて、半分以上沈むまで眩しくて夕陽を直視できそうもないが、その後は赤く輝く落日を眺めることができる。
夕陽は権現岳に沈んだ。落日の瞬間をクローズアップしてみる。夕陽の輝きが岩峰によって強調されている。そして、赤岳の稜線での鋭い岩峰がシルエットとして写っている。
モノクロ化。
12月8日午後4時過ぎ、白葉峠(群馬県桐生市側)にて、望遠画像(190 mm)のトリミング。
見慣れているつもりであるが、自分達はときどき赤城山を市街地を流れる渡良瀬川の河川敷きで眺めたくなる。最高峰(黒檜山、画像では右端の山頂)の標高は1,830 mに過ぎないが、この山には言葉では説明できないほどの存在感があるからだ。
そう言えば、NHK朝ドラ「まんぷく」にも、この山の名前が登場した。製塩を始めたときの慰労会においてである(劇中劇、赤城の子守歌)。深田久弥は、「山には、きびしさをもって我々に対するものと、暖かく我々を包容してくれるものと、二種類ある。赤城山その後者のよい代表である。」との書き出しで、赤城山について著述している{日本百名山(新装版)、新潮社、1991年)。
さて、先月30日は絶好の展望日和であった。夕刻になるのを待って、私たちは河川敷きに向かった。暖かく自分達を包容してくれる山が、夕陽に染まって浮き出る光景を眺めるためにであった。
市街地の中心部も夕陽を浴びている。背景の山並みは市民の山との言われている吾妻山(480 m)などである。
河川敷きで眺めた赤城山の全景である。この山にレンズを向けるとき感じることは、山体が広いわりに標高が高くないことである。そのため、全く上空に雲がないとき、撮りたいアングルにおいて青空が占める面積の処理で苦労する。
斜めからの陽光で、山腹での凹凸が見えるようになった。
赤城山の各山頂は、右から黒檜山(赤城山そして自分達が住む市での最高峰)、駒ヶ岳、籠山(低い山頂、アカヤシオ(ツツジ)の群生地)、鳥居峠(車でアクセスできる雲海の展望所)、小地蔵岳、長七郎山、地蔵岳(電波中継所、花の山)、荒山(やや鋭峰、花の山)、鍋割山(鍋をひっくり返したような形)である。
私たちが待っていた場面から。山体が夕陽に染まり浮き出た瞬間である。
黒檜山(右)から荒山(左)までをクローズアップする。地蔵岳山頂のアンテナが見える。
黒檜山、駒ヶ岳、籠山、鳥居峠、小地蔵岳、長七郎山、地蔵岳など(右から)。
この後、山体はシルエットになる。
「余談」JR両毛線(小山ー高崎)の桐生駅、国定駅、伊勢崎駅、前橋駅付近で車窓から見事な形の赤城山が眺められる。桐生、伊勢崎、前橋の各駅およびそれらの付近は線路が高架化されている。赤城山以外に、車窓からは榛名山、浅間山、妙義山、子持山、袈裟丸山、男体山、秩父連山なども見える。
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撮影、11月30日午後3-4時、渡良瀬川の河川敷きにて。
サザンカは暖地性の樹木であると言われている。この二三日において、季節が逆戻りしたかのような暖かさで、サザンカがつぎつぎと花を開いている。今日は、蕾や開いたばかりの花の色と質感に惹かれて、これらにレンズを向けてみた。
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撮影 12月4日朝、EOS 6D、EF 100 mm F2.8L、ピクチャースタイル 忠実度、現像ソフト キャノン Digital Photo Professional (DPP) 4。
何時もの散策路では、午後4時頃になると東側の山並みが選択的に夕日を浴びる。そして、山肌の色付きに感動を覚えながら、自分が山に囲まれた市街地に住んでいることを実感する。
山並みの標高は250-300 mである(桐生川沿いにて)。
尾根や山腹には散策路が整備されている。尾根からは、浅間山、八ヶ岳連峰、群馬県西部の山々、奥秩父連峰、そして気象条件が良ければ富士山を遠望できる。昨年までは、夕方になると尾根を歩き、浅間山や八ヶ岳連峰に夕日が沈む光景を、自分はたびたび眺めてきた。今年は歩きたくなる気持ちを抑えている、家人に心配をかけたくないから(3枚組のパノラマ)。
陽射しの変化によって(1)。
陽射しの変化によって(2)。
北東方向での色付き(標高、300-1,100 m)。
堤防のそばで、桜の花が夕日を浴びていた。
帰路にて。
12月1日午後4時頃、桐生市(桐生川沿い)にて。